ブータンで学校訪問をした1日 後編。
あまりにも濃い1日であったので2回に分けてます。
「子供達は我が国の宝物」
そんな思想が根付く素敵なブータンの学校での1日。
サイン攻め、折り紙攻め、そしてバスケ。
超充実の後半戦となりました。笑
これまでのブログはこちら
2、「今、生きているのが一番の幸せ」。ブータンの伝統と仏教と幸せに触れて。
3、ド・チュラ(峠)を越えて美しき冬の都プナカへ。そして 持たざる暮らし。
4、ブータンの魅力を全身で感じた「関さんのツアーならでは」の一日。
5、ブータンで満点の星空(しかも天の川)に出会えた民泊初日、最高の夜。
6、先生と生徒がお互いに尊重し合うブータンの学校を訪問。生徒が前のめり。
子供達は国の宝物
先生達との情報交換を終え
図書館を覗かせてもらった。
ブータンの国王の写真の本
が気になり、手に取ってみた。
開いて1ページ目。
冒頭に書かれていたのは
「children are our treasures.」
子供達は我が国の宝物である。
これに
ガツン
である。
ガイドのプブさんに尋ねると
王様が常に言っている事だ、と話す。
なぜならば
子供達や学生さんがこれからの時代をつくる。
だからこそ、子供達が宝なのだ、と。
その後にも、ビジョン・ミッションが書かれていて
どうしても手に入れたくなった。
共に興味を持った方と一緒に
図書館の司書っぽい先生に
どこかで買えないか?と、尋ねてみると
「非売品だけどまだ数冊あるからあげる。」
とプレゼントしていただけた。
ありがたき幸せ、である。
その後、科学室も見学させていただいた。
日本のそれに近しいイメージ。
続いて、体育の授業を見学。
めちゃくちゃ楽しそうに動き回る。
やっぱり身体を動かす事って
本当に気持ちいいんだよなぁ
と、改めて認識する。
体育以外のアピールもされる。笑
みんな全力で楽しむ!
カメラ向けると嫌がる子もいて、
なんかこれはこれで可愛い。笑
子ども達の授業を見学した後は
お昼ご飯をみんなで食べることに。
6年生(だったかな?)の子達と。
だいたい11歳とか12歳の子達。
もちろん英語でのやりとりができる。
将来の夢 を 尋ねてみたら
パイロット か 女優 と答える子もいれば
お医者さん と答える子もいた。
自分の家族をしっかりケアするために
お医者さんになりたい、と語ってくれた。
なんとも素敵な動機である。
私の隣の席だった2人。
2人とも可愛らしくていい子。
ランチは近くの子達とシェアしながら
食べたが、どれもこれも「とうがらし」
飛び抜けて辛いのはなかったが
とはいえ やっぱり「辛い」
白ご飯に非常にマッチする。笑
サイン攻めと折り紙攻め
あとは
「サイン」をお願いされたりもしたw
なぜか腕を差し出されて
「ここにサインしてくれ!」
と、せがまれる。
芸能人さながらにサインをする。
せっかくなので、私もサインをもらった。笑
格好いいサインをみんな持っている。
昼ご飯を食べた後は少し授業を見学。
一緒にご飯を食べた子達から
「私たちの教室を見に来てほしい。」
と、誘ってもらえたので見に行く。
教室の掲示物はほぼ全部 英語。
見学、といいつつも授業はなく
日本人のストーリーメーカーの方から
絵本の読み書きかせが行われ
その後は折り紙教室が展開された。
気の利く参加者が
折り紙を大量に持参しており
鶴の折り方を教えていた。
なかなか難しいようで
雑に折り曲げ、角が合ってなくて
鶴になりえないものを修正したり
途中の詰まってるところを
手助けしてあげたりした。
折り紙を持って「折って」と言わんばかりの少女。
んー可愛らしい。笑
鶴が一通り終わると
「他のを教えてくれ」と来る。
当たり前か。
私はできなくて、人にお願いする。
ピアノ とか 手裏剣 が登場。
みんな 「次はそれを!」と
ガンガン押し寄せていた。
順番待ちとかはなくて
ねじこみ力がモノをいう。
そんなこんなで子ども達と過ごした。
あっという間に15時近くになっていた。
先生チームvs日本人チームでバスケ
最後は
先生チームとバスケットボール対決。
バスケットが、盛んらしくて
先生のなかにもかなりやり込んでる人がいた。
見ていて格好が本気だった。笑
日本人チームの中にも、
バスケ経験者がいて対戦。
8分x4セット。
なんだかんだで出ずっぱり。
体力にはちょっとだけ自信があったが
さすがにきつかった。。
4セット終わって引き分け。
しかし、延長戦の5分で
なんとか勝ち抜く事ができた。
にしてもハードに動いた。。
高山病とか大丈夫かな、と
不安になるほどハードに動いた。
2000メートル近い場所で
30分以上動き続けるのは
さすがにきつかった。
でも、思いっきり汗をかいて最高に楽しめた。
バスケ後の記念写真。
爽やかな空の色がたまらん!
バスケを終えて写真撮影。
その後、民泊の家へと戻る。
帰り道も子ども達が手を振ってくれたり
ハイタッチしてくれたりしつつ
楽しい時間を過ごした学校を去った。
印象に残ったのは
子ども達のアクティブさ、自由さ。
そして先生達の笑顔であった。
お互いのリスペクトが中心にあり
お互いを受け容れている。
そのおかげで 子ども達は自由でいられ
本来の自分でいられるからアクティブであり
そのエネルギーをもらって
先生も笑顔でいられるのではないか、と
なんとなくそんな事を感じ、考えてみた。
今の日本の教育現場を見た事はないが
やれ塾だ、習い事だ、と
疲れている子ども達とは違う気がする。
ブータンの笑顔に出会う旅
その本質はこの学校訪問にこそあった。
なんだかそんな事を感じた。
充実の1日で、最高の1日であった。
1日、1日濃いのだが
にしても特に濃い1日だった。
関さんのツアーならでは、の
1日の学校滞在は、本当に楽しい時間で
多くのエネルギーをもらえた時間だった。
なんだか今、思い出しながら
鳥肌が立ち、わけもなく涙が出そう。
また必ずや会いに行きたい。
そう思える子ども達の笑顔であった。
関さんが撮ってくれた記念写真。みんないい顔!
かなーり長くなったので
民泊2日目は、次回に回します。
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