さてASEANシリーズ第3弾です。
前回は、人口 及び 人口ボーナスについて触れました。
ASEAN各国の人口、人口ボーナスから見る有望国とは?日本のバブル期から逆算してみる。
http://melt-myself.com/population-of-asean20150926
その前のはこちら。
「ASEAN」という巨大な共同体のインパクト。
http://melt-myself.com/about-asean20150911
ざっくり、前回分の振り返り
ASEANへの進出を決める際に
人口や人口ボーナス期は中長期的な
ビジネス展開の上で考えるべきポイント。
頭の片隅に入れておくといい要素のひとつ。
ミャンマー 5,184万人
ラオス 700万人
インドネシア2億 5,507万人
と、ASEAN各国でバラバラだ。
で、中長期的な視点でもって考えると
人口ボーナス期。
一番長く続くのはフィリピン 2062年まで。
一方でタイ 2031年、シンガポール 2028年と
もう10年もすれば終える国もある。
ちなみにミャンマーは2053年。
で、日本は2005年に終了済。
日本のバブル期は、人口ボーナス期終了の
20年前だったので、その20年前が
国としては盛り上がる?!
なんてこと、考えてみた。
人口、人口ボーナス期ときて
今回は平均年齢。
ASEAN各国の平均年齢 比較
参考にしたのはこちら
国連の「World Population Prospects The 2015 Revision」
http://esa.un.org/unpd/wpp/
平均年齢の高い順 ※2015年、()内は 2013年
シンガポール 40.0 (38.1)
タイ 38.0 (36.9)
ブルネイ 30.6 (30.5)
ベトナム 30.4 (29.8)
マレーシア 28.5 (27.4)
ミャンマー 27.9 (29.0)
インドネシア 27.8 (27.8)
フィリピン 24.2 (23.0)
カンボジア 23.9 (24.4)
ラオス 21.9 (21.4)
ちなみに
日本 46.5(45.9)
世界平均 29.6(29.2)
ちなみにデータは2015年のデータ。
※()内は2013年のデータである。
なんと
カンボジア・ミャンマーは若返っている!
※カンボジアの船で出会った少女。
という面白い結果が出てきた。
なんとまぁこれからの可能性を感じさせられる。
ビジネスを考える上で必要となる
ターゲット層を考える上では
どういった人口構成か?までを
見る必要はあるが
それはまた次回以降、ご紹介していきます。
まぁ簡単に言える事としては
高齢化した国と若い国とで
戦略もまったく異なってくるだろう。
ASEAN各国の平均寿命 比較
続いては
平均寿命、高い順に。
シンガポール 82.6
ブルネイ 78.4
ベトナム 75.6
マレーシア 74.5
タイ 74.1
インドネシア 68.6
フィリピン 68.0
カンボジア 67.6
ミャンマー 65.6
ラオス 65.5
ちなみに
日本 83.3
世界 70.5
こういった具合に、なっている。
平均寿命は、多少 各国の医療水準に
引っ張られるものが大きいと聞く。
子供がたくさん死んでしまうと
当然、若くなるし
長生きできるかどうかは、
ひとえに医療水準によるだろう。
平均年齢と平均寿命を見ても
なかなか面白いものがある。
パッと見た感想は、
アジア各国とも
意外と平均寿命が長い。
ということであった。
そして個別に見ると、
平均寿命が65歳を超えるのに
平均年齢が21.9歳のラオスとか
どうなってんの?!
って感じである。笑
やっぱり、ラオス 行っとかないと。
ぜひ感じてみたい、この若さを。
ちょっと人口は少ないんだけれど、、、
ミャンマーと日本を考える。
ちなみにミャンマーは
平均寿命 65.6歳。
平均年齢 27.9歳。なぜかここ2年で若返り、、
出生率がそんなに高いイメージもないので
なんかデータの修正とかいう気がしないでもない。笑
それはさておき、ミャンマーは
ASEANの中でも比較的若い国であり
可能性を感じる国ともいえそうだ。
ちなみに、日本の平均年齢を見てみると
1950年 22.3歳
1980年 32.6歳
※上記データと同じ出展
国連の「World Population Prospects The 2015 Revision」
http://esa.un.org/unpd/wpp/
他のデータで、間を見てみると
1960年 28.5歳
1970年 30.5歳
いわば、今のミャンマーを
平均年齢だけで切ってみると
50年前の日本くらいの感じだろうか。
1965年とかそんな感じだ。
日本の高度経済成長期は
1954年12月〜1973年11月までの約19年だとか。
となると、今のミャンマーを例えれば
まさに高度経済成長期のド真ん中。
となるが、かなり環境は違う気がする。。。
やはり国の発展のカタチは違うのだろう。
人口ピラミッドも全然違うし。
こういう視点で、日本や他国に置き換えて
ミャンマーだけを考えてみると面白い。
ASEAN全体で考えたらもっともっと
色んなものが見えてくるんだろうなぁ。
知れば知るほど、興味がわいてくる!
というわけで、まだまだ次に続きます。
次回は、人口ピラミッドと出生率あたりを。
最近、色んなアイディア出しに
Skypeトークへの連絡を頂いております。
この分野、大好物です!笑
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