おはようございます、バングラの空港から更新中。
入国はめっちゃ時間が掛かりましたが、出国はスムーズ。
列がついてなかったのもありますが、
パスポートを渡してスタンプついて帰ってくるまで
所要時間 37秒!すごいっす。
ちなみに、朝からすごい霧が出ていて、出発が遅れております。
視界 500mといったところ。飛行機が飛べる気がしません。。
さて、現地採用シリーズ。
これまでなんやかんやでシリーズ化してます。
まだまだ書ける事はたくさんあります。
「ミャンマー生活で大変なことは?」と、よく聞かれる質問への私なりの答え
ミャンマーで「現地採用」で働きたい場合、欲張らないことも大切です。
現地採用を選ぶなら「バスレーンの如く」独自の道を走る覚悟を。
現地採用を選ぶ目的は大きく3つ。その「目的(理由)」に立ち返ると、見えてくるもの。
前回は「食」について(こちら)紹介しました。
その前は「衣」について。
というわけで、今回は「衣」「食」「住」の
「住」について
まずは、この「住」のコストについて。
どんなところに住んでいるのか?
については、次回以降、写真を交えて紹介します。
「住」のコストがシンガポール・香港並み?!
こちらはヤンゴンのダウンタウン(市街地)
見ての通り、年期の入った建物が多いです。
同時に、建設中の物件も多いです。
「住」に関するコストは高いです。
はっきり言って、異常な水準です。
日系企業の駐在員の方が利用するような
サービス・アパートメントの家賃は
驚きの「40万円からスタート」
しかも、この条件でキャンセル待ち、という。。
通貨は チャット じゃなく 「円」 です。
日本でいえば「麻布」とか「青山」とか並かと。
バンコク(タイ)だったら、どんな豪邸に住めんだ、と。
そういう異常な水準です。
以前、不動産業の方に質問をした事があります。
「日本人の方は、いくら位の物件を探してますか?」
「1,500USD〜2,500USDくらいでしょうか」と。
15万円超って、さすがにやり過ぎ、と思いますが、
外国人向けでいえば、ヤンゴンの実態に近いところ。
ローカルはそこまでではありませんが、
それにしてもベースアップはしています。
200USD(2万円)レベルの物件を探すのは
正直、あまり簡単ではありません。
日系の不動産業者からは、なかなか
まともな200USD台の物件は出ないでしょう。
ローカルを使えば、あるはあるんですがね。
詳細はあえて触れませんが、、
ミャンマーは食費等の生活コストが低いのに
住居関連コストは、物価指数に比して割高。
それどころか絶対値としても異常です。
オフィス賃料なんかでいうと
「シンガポール」「香港」並 だとか。
これが実態です。
賃料が高騰し、異常な数値を叩き出しています。
代表的なものとして下記のものが高騰中。
まさにバブル状態にあるかと。
1、ホテル宿泊代
2、オフィス賃料
3、住宅の賃貸料
上記の建築物全般に高騰中です。
一部、ここ最近は治まりつつありますが
とはいえ、まだまだ 違和感のある数字です。
なんで、そんなに高いの?!
一言でいえば「需要」と「供給」の関係。
理由としては、これまで鎖国状態で
外国からの投資がありませんでした。
よって国にお金がないので、投資もできません。
また投資して物件をつくったところで
買い手もいません。
よって新たな建築物はほぼ着手なし。
これが約2年半まで続きました。
それが、ここ1〜2年で状況が変わり、
外国投資が一気に入り始めました。
「ミャンマーに視察に来る人」「出張者」が増え
「ホテルの宿泊客」がいきなり増加。
→それを狙って、ホテル代が高騰。
また進出を決めた企業等も出はじめたため
「オフィスを借りたい人」も増加。
→それを狙って、オフィス賃料が高騰。
そして「滞在する人」も同様に増えました。
→住宅物件も高騰。
つまり急激に「需要」が「増加」したのです。
一方で「供給」については
「建物を建てる」といった対応が必要であり、
それは1年や2年では追いつきません。
そのため、現時点では
「需要」と「供給」のバランスが崩れ
需要過多となっている状況。
よって、今あるところの値段が高騰。
これまで 500USDだったところが 1,000USDへ
100USDだったところが 300USDへ とか そんな感じです。
現に今 40万円のところも3年前は8万円だったとか。苦笑
新しい施設が出来ているわけでもなく、
「需要」と「供給」のバランスで、ただ価格上昇。
そんな感じで「ホテル」「オフィス」「住居」いずれも高騰。
異常な状況です。
いつまでこの状況は続くのか?
ここんところ、ようやく建物も出来始めています。
はじめにホテルが増えました。
100USD前後・以下 で泊まれるホテルも増えています。
最近、かなりの数のホテルが出来ています。
これにより高級ホテル の部類の値段の上昇はストップ。
また徐々にオフィス物件も出来始めています。
まだまだ不足気味で、多くの企業が住宅用物件を
オフィス代わりにしているのが実態ですが、、
しかし、徐々に出来ているのでオフィス物件の
賃料も、ダウンしはじめているのだとか。
住宅用物件は、まだもうしばらくかかるかと。
ホテル・オフィスが先で、順次 下がっていくはず。
今のところ、ホテル、オフィス、住宅
いずれも需要過多の状況は変わりません。
しかし、徐々に整いつつあるのもまた事実。
一気に上がり過ぎたので、
これがどこの水準まで落ちるのかわかりませんが
徐々に落ち着いていくはず。
そうしないと、国内はよくても
国際的な競争にまで影響を与えてしまいます。
実際に今、参入障壁のひとつになっています。
よって、これから先の国際化の流れも踏まえ
かつ 新たに物件が出来ていく中で、落ちていくはず。
「どこまで落ちるか」がポイントかと思います。
落とすのには勇気がいるので、読みは難しいですが、、、
しかしながら、今は異常に高騰中なのは間違いなし。
住居の賃料も高いので、その点は認識しておきましょう。
今のバングラの「霧」のように、いつか晴れるかと。
いまは混沌とした中ですが、1日でも早く
落ち着くべき水準に落ち着いていく事を祈ります。
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