• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

From Yangon(ミャンマーブログ)

可能性拡大に貢献する by 桂川融己(かつらがわ ゆうき)

  • ホーム
  • プロフィール
  • ライター案件
  • セミナー
    • お客様の声
    • 2015年12月3日(木)兵庫県立大学での「国際経営入門」で講演した際の感想一覧
    • 2016年8月7日(日)開催のKGY放談会の感想一覧
  • 有料Skype相談
  • 問い合わせ
  • Join Us
  • メンバーログイン

ミャンマー・ヤンゴンにおける生活水準を日本と比較。所得 1/10、物価 1/3?

2019/12/20 by melt-myself 1 Comment

ミャンマーのビジネス環境は

すごくザックリ言うと

一筋縄ではいかない。これが現実。

 

だから、なのか

なかなか日系企業などで

一般のミャンマー消費者を

ターゲットにした成功事例は少ない。

(もちろん、あるにはあるが

 感覚的には、相当少ない)

 

消費者感覚を炙り出すための数字がこれ

・所得水準は 日本の 10分 の 1

・物価水準は 日本の 3分 の 1

 

これだけ差があると

どちらを意識するのか、で

随分と 消費行動に対する感覚が変わる。

 

だから難易度、高い。

「一般的なミャンマー人って?」

そんな話が、もちろん先にある。

 

ここは定義の問題だ。

所得が月 ◯ドル〜◯ドル とか

そんな風に分けるのだろうか。

どんな人が「一般的」なのだろう?

 

そもそも

所得水準や物価水準って

どうなっているんだ?

そんなところを伝えたい。

 

まずは、わかりやすく

「所得水準」で見てみよう。

 

所得水準@ミャンマー

世間一般でいわれる

「経済レベル」の指標でみると

ミャンマーの1人当りGDPは

1,300ドル弱。

つまり、月 100ドルちょい。

月 1万円ちょい。

 

日本と比較してみよう。

日本は 3万 8,000ドルちょい。

つまり、約 400万円。

月換算 30万円以上。

その差 は 約 30倍にもなる。

 

では

実際の給料はどうなの?

ヤンゴン市内では

ミャンマーの大卒初任給

おおよそ 1.5万〜2万円 スタート。

 

日本語が 結構できると

2万〜3万円スタートくらいの感覚。

 

日本の新卒市場は、

英語ができなくても

20万円近く 貰える。

 

同じ層で考えると

新卒初任給水準では

10倍くらいの差

といえそうだ。

 

工場や工事現場のワーカーさんなど

最低賃金は 1日 4,800ks(350円)

※2018年 5月 14日に改定(33.3%引上げ)

 

8時間労働だと仮定すると

時給 42円計算。

 

東京は 最低時給 1,013円。

 

中心都市の最低時給では

約 24倍の計算。

 

なんとなーく言えるのは

所得水準としては

10倍〜25倍(!)

 

つまり

・日本で 1,000円稼ぐ

・ミャンマーで 1,000円稼ぐ

難易度は大きく異なる。

 

東京だとバイトで

1時間働けば 1,000円稼げる。

 

その一方

ミャンマーで 1,000円稼ぐには

約 24時間 働く必要がある。

そういう事なのだ。

 

実際には 超お金持ち が

かなり いるのだが、

 

一般の会社員だったり

起業家が

「稼ぐ」のは

そこそこレベルが高い。

これが現実だ。

 

では、物価水準は?

物価水準@ミャンマー

例えば コンビニにて。

コーラ 500mlペットボトル

ミャンマー 35円

日本 150円

コーラ比較すると 4倍強。

 

よくある

ビックマック指数でいうと

ミャンマーには

マクドナルドがないw ので

業態の近い ロッテリアで比較。

ミャンマー 約 350円。

日本 690円。

 

ビックマック指数(仮)は

日本との差は 約 2倍。

 

一般的な

オフィススタッフの昼食は

お弁当持参が中心。

外食だと 100〜200円程度。

日本だと 500〜1,000円?

となると

ランチ代 5倍程度。

 

支出に関わる

物価水準の差は

・コーラ 4倍

・ビックマック(仮) 2倍

・ランチ 5倍

ざっくり 約 2-5倍 みたいな感じ。

 

中間をとったら 3倍。

 

所得よりも 差は小さい。

 

1/3 or 1/10?どう考えればいい??

ヤンゴンの話で語っていたが、 

ミャンマー地方部を見れば

所得はもっと低いだろう。

そもそも雇用機会が

かなり少ないのが現状。。

 

まさに 1人当り GDPが

指し示すような数字 か

それ以下 だろう。

 

一概にはいえないが、

ざっくりまとめると

所得は 日本 の 10分の1。

物価は 日本 の 3分の1。

 

所得が少ないけれど

生活にはそれなりに掛かる。

 

これが現実だ。重い。

 

ちょっと異なるのは

ミャンマーでは

家族と暮らしてる人が多く

(1人暮らしの)

家賃支出は ほぼ不要。

 

もし仮に家賃ゼロだと

ヤンゴンっ子は

お金を自由に使える事になるのだが

そう簡単ではない。

 

人によるが

実家にお金を納めたり

兄弟のために送金してたり、

切り詰めた生活をしている人が

それなりにいる。

 

こうした ヤンゴンの生活環境の中

「誰から」

「幾ら」

お金をもらって

どのようにビジネスを回すのか?

 

なんてことを考えると

これはなかなか難しい問題だ。

 

例えば 月 10万円稼ごうと思ったら

10円 x 1万人

100円 x 1,000人

1,000円 x 100人

1万円 x 10人

10万円 x 1人

ざっくり

こんな選択肢がある。

※組み合わせは無限大

 

当然、商品によって

ビジネス形態は異なる。

 

仮に消費者向けだとして

月給 2万円の人から1,000円いただく

そんなビジネスを考察してみる。

 

所得水準比 で考えると

10 : 1 なので

日本で 約 1万円の感覚。

 

一方

物価比 で考えてみると

3 : 1 なので

日本で 約 3,000円の感覚。

 

1万円と3千円だと

随分と感覚が異なる。

 

これ、ヤンゴンっ子は、

どっち基準で考えてるんだろ?

 

そんな事がさらに一歩

踏み込んで気になってきた。

 

興味深いテーマ。

もう少し深掘ろう。

Filed Under: ミャンマー, ミャンマーのビジネス環境, ミャンマーの物価, 思考, 日本とミャンマー

Reader Interactions

Comments

  1. ほに says

    2022/01/15 at 12:33

    なんかリアルでわかりやすいです。

    ミャンマーの現状を知りたくて
    “せかいじゅうライフ”と言うサイトを見ましたが、外国人向けor軽くぼられてる様な内容で全く参考にすらなりませんでした。

    返信

ほに へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

Primary Sidebar

スポンサードリンク

スポンサードリンク

スポンサードリンク

最近読んでいる本

キネマの神様
posted with ヨメレバ
原田 マハ 文藝春秋 2011年05月10日

ミャンマー訪問前に

ミャンマー訪問前に1度ご覧ください

プロフィール

DSC_6247 - バージョン 2

管理人:桂川 融己(かつらがわ ゆうき)
Follow @melt_myself

可能性に挑戦する企業・人をサポート中。
人と人とが出会った時に起こる、化学反応が好き。
ミャンマーを中心に、企業の海外支援アドバイザリー業務、マーケティング支援、セミナー講師、ビジネス誌制作のライター・編集 等をフリーランスの立場で請け負う。
2014年1月〜ミャンマー・ヤンゴン在住。
2016年1月〜フリーランス・コネクター。
 
詳しいプロフィールはこちら
 
『 ブログをはじめてから日目』

サイト内検索

過去記事はこちら

カテゴリー

スポンサードリンク

プライオリティパス発行ができる便利なカード

Twitterはこちら

Tweets by melt_myself

Copyright © 2025 · News Pro on Genesis Framework · WordPress · Log in