英語を勉強したい!
そう思ってる人は少なくないはず。
ただし、スタート地点が大事です。
「でき “ない” からやらなきゃ。」
ここがスタート地点だと
あまりロクな結果になりません。
「英語をやろう!」という
ポジティブなエネルギーになったら
はじめたらいいと思う。
そうなれば、スイッチが入る
そんな感じかもしれません。
動機はともあれ、学び続ける
没入するには、ポジティブ要素が必要。
表現の微妙な差だけれども
ここには大きな差があるのです。
語学学習に必要(?)な「直面」
最近、英語に関わる機会を
意図的に増やしています。
高校時代の友人の嫁さんに
英語を習ってみたり
友人の椎名さんの英語レッスンに
取り組んでいます。
椎名さんと、これまでに幾度か
真剣に英語トークをしたので
その情報も含めてシェア。
語学習得に必要な「直面」
椎名さんは大学時代
アメリカへの留学経験があります。
「だから英語できるんじゃん。
そりゃ留学したら変わるよね。」
と、私はひねくれながら見てました。笑
でも話してたら意外な事実が発覚。
留学前はTOEIC 450点だったそうです。
そして帰国後 890点になってたと。
「ほんまかいな!」
と思いつつ
「私、留学経験なくて500点〜」
と言い返しました。笑
(はい、大した事ありませんw)
椎名さんの伸び率はとんでもないレベル。
彼の英語力向上を支えたものを
聞いてみました。
一般的なモノがいくつかあります。
1、ルームメイトの存在。
彼はアメリカでの日常生活の中で
よくわからなかった表現をメモして
家に戻って、ルームメイトに習う。
これを繰り返してたそうです。
ルームメイトの名前は、ライアン。
ニュージャージー州出身の男性。
毎日、彼と喋って振り返りを行う。
いない時はチャットで聞く。
そこまで徹底していたそうです。
挨拶の表現とか「調子どう?」的なのとか
フレーズ丸パクリをして身につけていったとか。
この地道な努力の積み重ねが
彼の英語力をつくったのだという。
なんとなく
・留学さえ行けば英語できるだろ
・お金突っ込んで英会話に通えば話せるだろ
と、思ってる部分も少なからずありましたが
そういうものではない、と再認識しました。
椎名さんの言葉を借りれば
「喋るには、経験値が必要」
確かにその通りだと思う。
2、英語圏での生活の利点。
当然、英語圏で生活をするとなれば
恋愛するにも、喧嘩するにも
買い物するにも、道を聞くにも
何をするにも英語だし、
疑問の生じる数も多いし、
なんとかしないと。。
と英語の使えない自分に「直面」する数は
日本での生活に比べたら桁違いに多くなります。
椎名さんの場合も、
英語ができず、バカにされて悔しい想いをし
時には、英語ができないことを理由に
パーティーに自分だけ呼ばれない
なんて事もあったそうです。
こういう悔しさ、も大切な要素。
そうした利点(?)があるのは間違いありません。
椎名さんの英語力が伸びたのを実感した瞬間は
大学のお祭りの「ホットドッグ屋」さんでの出来事。
椎名さん「冷たいので、あたため直してください。」
店員さん「お前が冷たくていいって行ったんだろ。」
椎名さん「いや、言ってねーよ!」
と、喧嘩っぽいやりとりをしていたら
友人からふと
「お前、英語できるようになってんじゃね?
汚い言葉まで使えるようになりやがって。笑」
的にいわれて「そうかも!」と気付けたそうだ。
その一言で自信がついたのだとか。
人からの評価で自信が持てたという。
色んな出来事に「直面する」
これが1つのポイントであるように思える。
KGYのミャンマー語のケース
私がミャンマー語を学んだ時も同じ感じでした。
ミャンマー渡航を前に控え、日本で半年近く
ミャンマー語を勉強してました。
しかし、ミャンマー行った時は
まったく話せませんでした。
渡航後もちょこちょこミャンマー語は
勉強していました。
でも、全然 語学力は伸びませんでした。
周りはミャンマー語に溢れてたのに
使っていなかったから、です。
近くで聞こえるミャンマー語に対して
意図的に耳を傾けてませんでした。
通訳頼みでただ聞き流している感じ。
喋ってるのは聞こえてるけど、
単語レベルに噛み砕いて
理解しようとしたりせず。
表情くらいは見てるが
“音として”聞き流してる。
それくらいの感じで聞いてました。
後から 通訳の子に
「なんて言ってたの?」
って尋ねて内容を理解できるから
特に理解する必要もなかった。
どうも、そんな感じでした。
なぜ、伸びなかったかを
わかりやすくいえば
自分の課題として「直面」
していなかったからです。
当事者意識を持ってなかった。
そんな感じでしょうか。
ちなみにその後に
ミャンマー滞在1年経過を前にして
とある契機があり
素晴らしき友人の会社のおかげで
素晴らしい先生に恵まれまして
がっつりミャンマー語の勉強を開始。
それをきっかけとして
日々のタクシーやスタッフとの会話など
ミャンマー語を使う頻度が上がりました。
そこから、ググッと伸びました。
ちゃんと1つ1つを聞こうと意識して
わからん表現は聞き直して
英語での言い換え等を聞いて
新たな単語・表現を頭に入れていく。
これまで
なんとなく流してたものを
目の前に晒し出して
意識下に持ち出してきて
それを意図的に覚えていく。
これが結果的に効果大でした。
当事者になって
ミャンマー語がわからない自分に
「直面」したおかげで
スイッチが切り替わりました。
タクシーの運転手さんと1時間ほどの
簡単なミャンマー語会話はできるように
成長しました。
そういう経験が楽しくて
ミャンマー語は、その後も
楽しく学び続けられました。
自慢したいわけではなく、
言いたいのは
「直面しないと取り組めない」
という話です。
頭でやらなあかんって
いくら考えていたって
「直面」しないとやりません。
やる気スイッチが入りません。
逆に「直面」さえしちゃえば
やろう!
となるのです。
ネガティブな感情から
スタートしても
そのエネルギーは長続きしない。
私はそう思っています。
椎名さんの場合
ホットドッグ屋さんを契機として
気持ちが切り替わっている。
だから、さらに伸びたのです。
好きこそ物の上手なれ、こそ本物。
「直面」は一歩間違えれば
「まやかし」であると思ってます。
ニセモノのやる気だと思ってます。
「直面」のような強制力的なものは
ある意味「騙し」に近いものです。
ネガティブなエネルギーから
発生してるものです。
心からワクワク学べる!
といった類いの
ポジティブなエネルギーとは
明らかに違います。
注げるエネルギー量も違うでしょう。
よって
「ポジティブ」なエネルギーで取り組む。
これが一番の理想です。
以前、ちょっとしたエネルギーのワークで
「英語を勉強しよう」ってエネルギーを
今の自分のエネルギーにぶつけたら
うまくいかなかったんです。
きっと、
私にとっての英語は
「勉強したいもの」
ではなく
「勉強しなければいけないもの」
という位置付けのようです。
まだ思考が切り替わってないかも。
ワクワクしながら英語を学ぶ
これが英語学習の理想です。
テクニックの話ではなく“心”の話。
椎名さんと話す中で
英語習得に掛かる学習時間を
減らせる効率のいい手法
という話がありました。
「目的」と「興味」がキーワード。
英語(他言語)を勉強したい人は
それぞれ目的が異なります。
・ただ話したいのか
・外資系企業で働きたいのか
・仕事でどうしても必要なのか
・なんとなくの憧れなのか
これによっても
効果的な学習方法は違います。
そもそも学びたい内容も違います。
だから一律のやり方は通用しません。
よって、さらに重要なのは
興味の矛先が個々人により異なる。
これを利用する事です。
興味と目的が近いケースも
あるかもしれません。
椎名さんのスタンスとしては
英語学習をはじめる前に
「興味の方向性を定める。」
この部分に、時間とエネルギーを注ぐ。
むしろ、ココが肝、と話されていました。
ASEANに興味があるなら
ASEAN関連の英語文章を読む
ゲームが大好きなら
ゲームの英語文章を読む
ビットコインが大好きなら
ビットコインの英語文章に触れる
タロットが好きなら
タロットの英語文章に触れる
そうやって
「興味の矛先」と「英語」が重なれば
学びに没入しやすい。
そんな話です。
「好きこそ物の上手なれ」
その通りかもしれません。
私はこの辺の話を聞いて、
「お!」と前のめりになりました。
ネガティブ からのスタートが
ポジティブ に切り替わったような
そんな気がしました。
こうなれば、好きからはじまるので
ショートカットができる、と
椎名さんは言っていました。
さて、どうなるでしょうか?笑
“ない” から ではなく “ある” からはじめる。
せっかく何かをやるなら
「やらなきゃいけ“ない”から」
といったような「ない」から
スタートをするのではなくて
「これ、やろう!」との
純粋な「ある」から取り組む。
これが大切です。
超・微妙なニュアンスですが
「英語やらなきゃいかんから」
ではなくて
『英語を学ぶ機会がここにあるからやる』
そういう感じかもしれません。
それこそが
「ある」がまま、であり
自分らしさを発揮する第1歩。
せっかく
自分のエネルギーを
どこかにぶつけるのなら
ポジティブなものに。
それが今、思ってること。
「ない」からではなく
「ある」から選ぶ。
そして、選択肢は無限大に、ここに「ある」
その無限大の選択肢の中から
自分で選択していくのだから
エネルギーを注ぐ先は大切。
本当にはやりたくないことを
わざわざ選ぶ必要はない。
一方で、自分自身で「やる」と選んだ以上
ちゃんとやることが大切だ。
「やろう!」と心から思える事を
無限大の選択肢の中から
自ら選びとって、やっている。
これが日々の選択の事実。
「ワクワクを選び続ける。」
そんな状態を生み出し続けよ。
その可能性は無限にあるのだから。
ちなみに椎名さんの英語サービスはこちら
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