日本人は、なぜ桜が好きなのか?
この問いに真剣に向き合ってみました。
KGYの回答としては
「桜が好き」なのではない。
しかし、人は桜に集まる。
理由は、桜のマーケティング力が突き抜けているから。
そう考えてみました。
桜に群がる日本人
昨日、友人2人と3人で写真撮影会を企画。
・Shu’s BOX の 上田修司さん
https://shusbox.com/
・写真家 の 関健作さん
http://www.kensakuseki-photoworks.com/
http://kensakuseki.com/
場所決めは私のミッションとなった。
撮影会に相応しい被写体って、何だろうか?
春といえば「桜」。
目黒川、上野公園、千鳥ヶ淵 と桜の名所はある。
しかし、まだソメイヨシノは見頃じゃない。
探してみると、見頃を迎えそうな場所を発見。
それが「六義園(りくぎえん)」。
朝10時 JR駒込駅に集合。
降り立った瞬間、焦る。人多し。
関さんと合流し、六義園へ。
入場ゲート前に行列でテンションダウン。
が、せっかくなので突入。
5分も待たずして入場。
超・綺麗な椿。
ぜんまい。
そして「花より団子。」
道明寺を思い出したぜ。
桜以外のスポットは人がまばら。
てか ほとんどの人が見向きもしない。
「しだれ桜が見頃。」
これがこの日の六義園のウリである。
周りの人の会話が聞こえてきた。
どうやら朝のテレビで「見頃」と
放映されていたそうだ。
どうりで、人、人、人なわけだ。
それにしてもすごい人だ。
いざ、名物の「しだれ桜」に辿り着く。
しだれ桜に群がる人々。
群衆同様 桜に群がるKGY。笑
※関さん 撮影
つぼみ、花、葉 が混在している桜。
なんとも不思議な、桜の命の儚さを感じた。
この混ざり具体がなんとも素敵。
桜の全体像 with 魚眼レンズ。
「しだれ桜」ぽく しだれてる花。
(私のように)桜に群がる人々
てか 桜にカメラを向ける人の数多っ。
桜、大人気です。警備員さんも大変。
そして一眼レフ・ホルダー、多っ。
やっぱ日本って金持ちの国なんだなぁ。
桜に群がる人々とは対象に、
同園内の他エリアは閑散。。
アビーロードみたいになってるw
やっぱりお目当ては「桜」のようで。
どうして、これほど「桜」なのか?
題して
「日本人はなぜ桜が好きなのか?」
ここをじっくり考えてみた。
日本人はなぜ桜が好きなのか?
上田さん、関さんも同テーマで執筆。
上田さん こちら
関さん こちら
これは、あくまでもKGY的視点。
なぜ日本人は桜が好きなのか?
実は「桜が好き」というよりも
ただ【桜に集まる理由があるから】という気がする。
集まる理由を説明する上で、
語彙がなかったりするので
便宜的に「好き」と表現してるだけ
じゃないかと。
※本当に「好き」な人もいるだろうが。
でも人が集まってるのは事実な訳なので
【人が桜に集まる理由】を書いてみる。
桜の先天性・後天性マーケティング力によるものが
大きいとは思ってるが、あわせて
「桜」効果をビジネスに応用するという視点でも
勝手に情報提供。
1、桜の命が儚い から?
桜は1週間ほどで散る。
この「儚さ」故に人は惹かれる。
なーんて綺麗なもんではないかと。
ただ締め切り効果に追われてるだけ。
今、見とかなきゃ! って。
「タイムセール」
「期間限定」
「●●セール」
「今だけ」
「あと1人だけ」
このワードで人は動く。
これと一緒じゃないかと。
だって夏前にサマーセールとか
おかしいやん?でも動くし。
人はこれを「締め切り効果」と呼ぶ。
例えば
友人が「アフリカに1年だけ行きます!」
と宣言したとします。
滞在中にアフリカへ会いに行こう、と
考える方もいるでしょう。
が、「いつまで いるか わかんない。たぶん長い。」
と言ったとしたら、なかなか人は来ません。
「いつか行こう。」になりがち。
ミャンマーあまり人が来ませんでした。涙
(締め切り効果のせい、だとさせてください。。)
ちなみに、私は東京に2ヵ月限定の滞在予定。
色んな方、会いましょう!
こういえば、人は寄って来るか?!笑
締め切りがあると、人は動ける。
締め切り設定がないと腰が重い。
●●時の電車に乗らないと遅刻する、とあれば
人は動くでしょう。これも締め切り効果。
「人間の性」とでも言えるでしょうか。
桜に人が集まるのは「締め切り効果」があるから。
ここから導き出される
ビジネスに通ずるキーワードとして
「締め切りを決めてしまおう。」
2、どこもかしこも「桜モード」。
「桜」はマーケティング力が強い。
花火、紅葉 同様に強いキーワードだ。
また 名所でなくても色んな場所で
桜に会うことができる。
家の近所、会社の近所、通り道 etc.
さすがに日本の国花(※後述)とあって
意外と桜を見掛ける機会が多い。
さらに マスメディアも
テレビ、Yahoo!、駅 構内ポスター等
そこら中で「桜」というワードに触れ
おかげで「桜」の色を目にする事が多い。
この時期、圧倒的に露出度が高い「桜」。
サブリミナル効果に近いのかも?
見掛ける回数が多いほど
意識する頻度・確率もあがる。
そして ついつい桜を見に行く。
桜に人が集まるのは「そこら中で見掛ける」から。
ここから導き出される
ビジネスに通ずるキーワードとして
「露出頻度を増やそう。」
3、桜には思い出が詰まっている。
桜の咲く季節は、出会いあり、別れありの季節。
小学校の入学式、社会人の入社式 等々
思い出の傍らにはいつも「桜」があった。
思い出のイベントに、桜が色を添える。
逆にいえば、桜を見ると思い出す事もある。
桜が「トリガー」となり過去の記憶が蘇る。
そんな事もあるだろう。
私KGYは2月の半ば頃の記憶が
消えてる(自ら消してる?)期間がある。。
携帯を見て、写真を見て、モノを見て
記憶が少し繋がった記憶がある。
トリガーとなり記憶が戻ってきた。
応用編だが、トリガーは習慣化への効果大。
最近、「7つの習慣」の勉強をさせて頂いた。
習慣化する際、「●●したら●●する」と
自分の中で決めて繰り返すと定着しやすい。
特に頭だけでなく5感を使うと定着率は上がる気がする。
この「●●したら」がトリガーだ。
トリガーを有効に使えば習慣化しやすい。
話を元に戻そう。
ひょっとすると、人は桜を眺めつつ
過去の淡い思い出に浸っているのかもしれない。
こう書いてたら
ふと「夜桜」に紐づく
淡い・苦い・でもちょっと甘い記憶を
思い出してしまった。苦笑
なんだか苦い思い出であっても
桜の色が「淡く」してくれるようだ。
人は「桜」を媒介に
過去の美しき思い出に浸っている。
桜に人が集まるのは「過去の思い出に浸れる」から。
ここから導き出される
ビジネスに通ずるキーワードとして
「トリガーとなるものをつくろう。」
と、ここまで
桜に人が集まる理由。
それを少し自分なりに考えてみました。
まとめ
まとめてみると
なぜ日本人は桜が好きなのか?
桜が好き というより、桜に集まっているだけ。
それを便宜上 「好き」と言っているに過ぎない。
では人が桜に集まる理由はなんだろうか?
その理由としては
1、桜の命が儚く、締め切り効果があるから。
2、そこら中で桜が記憶に植え付けられるから。
3、桜が過去の思い出を淡く蘇らせてくれるから。
いかがでしょうか?
そして、マーケティングがうまくいっている
「桜」をビジネス的に紐解いて応用しよう
と考えてみると
1、締め切りを決めてしまおう。
2、露出頻度を増やそう。
3、トリガーとなるものをつくろう。
こんな事が言えるのではないだろうか。
というわけで
日本人はなぜ桜が好きなのか?
答えとしては
「桜は、マーケティングが抜群にうまいから」
という事で締めくくりたいと思います。
最後に豆知識。
桜を見に行って「花言葉」を語ろう!
桜全般の花言葉
「精神の美」「優美な女性」
ソメイヨシノ「純潔」「優れた美人」
しだれ桜「優美」「ごまかし」
八重桜、里桜「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
山桜「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」
冬桜「冷静」
寒桜「気まぐれ」
フランスでは「私を忘れないで」だってさ。
なんかロマンチック。
サクラの語源
諸説あるようですが、
1、「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたもの。
2、日本神話に登場する女神 木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)の
サクヤをとったもの
という説があるそうです。
日本の国花
桜は、菊とあわせて日本の国花。
だからなのか、昔から 花といえば「桜」
桜見とは言わず、花見という。
ついでに、ASEANの国花も見てみましょう。
インドネシア:メラティ、胡蝶蘭、ラフレシア、スマトラオオコンニャク
カンボジア:ラムドゥアン、稲
シンガポール:バンダ・ミスジョアキム(シンガポールで初めて作出)
タイ:ナンバンサイカチ、スイレン
フィリピン:サンパギータ
ブルネイ:カンボクビワモドキ
ベトナム:赤い蓮、竹
マレーシア:ブンガラヤ(ブッソウゲ)
ミャンマー:サラノキ、カリン、アカバナサンタンカ
ラオス:インドソケイ(プルメリア)
ブータン:メコノプシス・ホリデュラ(青いケシの一種)
なんか花ちゃうのもあります。
レバノン の レバノンスギ とか リベリアの コショウ とかね。
あくまでも、こちらはご参考まで。
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