最もらしい事はほとんど書かれてませんが
刺さりまくる、という特殊な本です。
「ない仕事」の作り方 みうらじゅん
読んでない方、まず注文しましょう。
そこからスタートです。読んで欲しい1冊です。
みうらじゅん「ない仕事」の作り方の特別感
本って、あんま2回読み返すとかないですけど
この本は2回読み返しました。
そして今日、なでしこに愛想を尽かして
3度目に突入中。
失礼ながら、一緒に買って先に読んだ
堀江さんの本は1度のみ。
またそのうち読むかもですが、
今はみうらじゅん氏に軍配。
みうらじゅん氏 は何者か?
まぁぶっちゃけ知りませんでした。苦笑
空耳アワーに出てる人。
肩まである長髪で、真ん中分け
それにサングラス、服はオシャレ。
という出で立ちです。(こちら)
空耳アワーで見てる限りは
超・楽しそうに笑ってて
無邪気なおっちゃん。
そんなイメージ。
それくらいしか知りません。
部活の後輩に 三浦という苗字で
名前は和也 なのに
「じゅん」と呼ばれてました。
それは間違いなく みうらじゅん氏
の名前から来てました。
ちなみに後輩は非常に頭がよく、
面白く、今は大手企業で働いており、
幸せな家庭も築いております。
まぁみうらじゅんは有名ではある
という一例でした。
が、ほんと実態は謎。
ミュージシャン?放送作家?
それすら知りませんでした。
「イラストレーターなど」
が本人の名乗ってる職業らしいですが
「など」が本職じゃないか、と
本人も本の中で触れてます。笑
それくらい、色々やってます。
まぁざっくりわかったのは
仕掛け人であり、イラストレーターであり
ライターであり、ミュージシャンであり
漫画家であり
って感じでしょうか。
本の帯に
「一人電通」
というなんとも気になる言葉も書かれてますが
本を読んで納得。
まさに「一人電通(時に博報堂。笑)」です。
パシッとハマる間違いのない表現。
実は、色んなブームの仕掛け人なのです。
てか「マイブーム」という言葉も
みうらじゅん氏の造語だとか。
もう何者なのか意味不明w
自ら言葉を生み出して
さも世の中で流行ってるかのように
発信していく。
そのために雑誌社の編集者に
接待という名の営業もする。
まさに「一人電通」(!)
ない仕事を生み出す勇気
で、なぜ読んで欲しいかというと
この人のエネルギーと
「ない」ものを「ある」に変えていく
プロセスがめちゃくちゃ勉強になるのです。
まさにビジネスの創り方って感じ。
そのさらに斜め上をいってますが
本当に勉強になります。
ゆるキャラの火付け役だったり
いつぞやの阿修羅ブーム前から
仏像の火付け役にもなってたり
海女(AMA)にも目をつけてたり
もうすごいんです。
特に面白い表現だと感じたのは
みうら氏が
「私はどうでもいいんです。」
的な事を書いていること。
主語は「私」じゃなくて「仏像」なんです。
と、力説してるんです。
無我の境地です。
みうらじゅん氏は仏像について●●と語る。
的な表現は一切不要だと。
「仏像は愛されるべきだ。」とか
主語が仏像や海女であればいい、と。
んーまさにビジネス。
よくビジネス本(特に営業の話)なんかを
読んでると、
自分が主語であるうちは駄目だ。
お客様のためをどこまで思えるか、的な表現が
出てきます。
「(私が)今月1位を取りたいから」と
売っているうちは売れない。
「お客様がこの車に乗れば家族と幸せな時間が過ごせる」
と思えるようになったら売れる。
的なそんな事が書かれてる本、意外と多いですよね?
そんなことをみうら氏はサラッと言ってます。
「主語が自分じゃなくていい。」と。
まぁそれくらいのめり込める対象じゃないと
確かに花は開かないだろうな、とも
そう思わせられます。
自分が何に焦点を絞るのか?
それを考える勉強になります。
儲かりそうだから、とかいう
選択なんて、愚の骨頂。
そういう意味でも
自分を洗脳するプロセスとかもう圧巻。
なるほど、この人はそうやって
「ない仕事」をつくってきたのか
と。
「天狗」をとりあえず集めたり
いらないお土産(後に、いやげものと命名)を集めたり
一種の使命感に突き動かされている。
ほんと、自己洗脳である。
そうやって、自分を騙してでも
思い込んで、のめり込んで
そして人を巻き込んでいく。
まさに「ない仕事」づくりのプロセス。
とやかく文句いう前に自己洗脳。
そのための努力をする。
これくらいはできる。
ほんと、勉強になります。
なんだかんだと将来を思い悩んだり
このままでいいんだろうか?
なんて思ってる人が多いであろう
25歳から30歳の人々には
ぜひ読んでいただきたい。
必ず人生のヒントがある。
仕事ってこういうもんだな、と。
なんて自分は甘かったんだろうか、と。
そう感じます。
小学生からあれだけの「仏・愛」を
持って取り組んでいる姿勢は
もう今の自分が恥ずかしくなるくらい。
本の中にスクラップの写真があるが
とんでもないレベルです。
いかに力が入ってるかがわかります。
それを見ると、自分が虚しく感じます。。
で、ででで
最後に、みうら氏が
力を入れてるけど
表に出せない、とある趣味(?)
「●●スクラップ」について
触れられてますが
コレクションは実に450巻。
もうとんでもないっす。笑
「彼には才能があったんだよ。」
という言葉で片付けてしまえば
そこまで。
そんな言葉で逃げず
自分に落とし込めることは
自分に落とし込んでみる。
そうしないと、本を読んだ意味ない。
言い訳撲滅!
(これは堀江さんの本に学んだ。)
そういう意味では
「ない仕事」に向かっていく覚悟。
この決意が固められました。
今、仕事がある人もない人も
間違いなくこの本は、
仕事の気付きにもなるだろうし
それ以上に人生のためになる。
「嫌われる勇気」くらい
読む事を強烈に進めます。
最後の方とか家で読んでたので
ケラケラ声を出しながら
笑って読んでました。
かなり読みやすいですし、
ぜひとも読んでみてください。
最後の最後には
「他人と同じことをしていては駄目だ」
と最もらしい事も書かれてます。笑
が、最もらしいのは、この文言くらい。
でも、必ずグッサグッサ刺さります。
チャレンジをしたい!
と強く思う方こそぜひ読んでください。
2016年お勧めの1冊にランクイン。
しばらくは人から「お勧めの本は?」
って聞かれたらこの本を押します。
読むべし!
P.S.
街に出て、みうらじゅん氏の影響を受けて写メ。
その答えは、本を読んだらわかります。
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