プラトニック・セックス
この強烈なタイトルの本について
記憶に新しい方もあるかもしれない。
私は、最近 はじめて読んだ。
てか先ほど、読み終えた。
一言でいうと「強烈」
プラトニック・セックス
飯島愛 さんの作品である。
飯島愛さんといえば、女優として有名だ。
AV女優というイメージを抱く方も
多いのかもしれない。
それにしても、この方の人生半端ない。
そして今の家族との関わりを見て
どこかホッとした自分がいた。
が、それまでの人生は
本当に、本当に、壮絶な人生だ。
ぜひ、この本を読んで欲しい。
私は集中して読んだのできっと
3時間くらいで読み終えた。
もっと掛かってるかも。
それにしてもすんごい。
16歳から家出を繰り返し
セックスに明け暮れる毎日。
まぁ若気の至り的なのが
わからなくもない。
そんな頃がなかった、といえば
嘘になる。
あまり細かい事は書かないが
飯島さんの人生は壮絶だ。
それにしてもところどころ
あまりの細かい描写に
目を覆いたくなる。
いきなり 友人 と思っていた男性に
襲われそうになったり
というか、襲われたり
月に100万円という生活をしたり
でもその中でも確実に
「愛」を求めていた。
なんだかそんな印象が強い。
常に「愛」を求めていた。
求め続けていた。
それが飯島愛なのではないか、と
そんな事を強く感じた。
「愛」を求め
「愛」に狂い
「愛」に狂わされる。
なんだかそんな人生に見える。
AV女優デビューの部分は
少しサラッとし過ぎている
そんな気がする。
でも絶対に本番はなし、という
かなり強気な交渉で
彼女はいわばAV女優ではなかった。
なんだかそこに彼女の本質がある。
そんな気もする。
肝心のところは外さない。
なんだかそんな彼女の強さというか
「芯」を感じる。
とはいえ、世間から見ればAV女優。
きっと目には見えない苦しみも多く
我々一般人には計り知れないような
プレッシャーもあったのだと思う。
そうしたものを押し殺しながら
「愛」に生きる。
家族との団らんの描写を見ると
「愛」を強く感じる。
飯島愛さん。
突然の死で今はもういない。
しかし「愛」に生きた人である。
この事は間違いないように思う。
「愛」に生きる。
こう言うと格好いいが
ある意味では
「愛」に飢え
「愛」されることなく
「愛」を求め
いびつな「愛」のカタチに走った。
それが
飯島愛さんの人生のように思える。
ただ最後に「家族の愛」と共にある。
なんだかそれは
ホッとしたようなそんな感じを受けた。
「愛」とは?
この部分をうまく語れない人は多い。
私もいつぞやまでは無理だった。
が、今は語れる。
家族を愛している。
そう言い切れる。
なぜ、少し前にはこの感覚が
掴めなかったのか。
今の私には説明ができるが
当時の私には一切、わからなかった。
そういうもんである。
「愛」と簡単にいうけれど
決して簡単なものではない。
歪んだカタチになっているケースも
決して少なくない。
「愛」は時に人を破滅させる。
その危うささえ併せ持つ。
しかし、本来は健全なもの。
お互いを愛し合う。
ここにこそあって欲しい。
プラトニック・セックス。
あまりにも強烈過ぎて
何を言いたいのかわからなくなった。
ただいえることは
自分は恵まれている。
このことだ。
読んだ事のない方。
ぜひ一度 読む事をお勧めします。
「愛」について考えてみてください。
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