やっぱり伝統衣装には消えて欲しくない。
ふと、そんなことを思った。
ミャンマーでも常々思っていること。
それをふと思ったので
綴ってみたいと思う。
伝統衣装を目にする機会
ふとブルネイの空港で
コーヒーを飲みながら
ボーッとしていた。
すると、目の前に
ロイヤルブルネイ航空のCA集団。
なんとも洗練された雰囲気の集団。
その集団を見て、
なんだかいいなって。
単純にそれを思った。
何がいいと思ったのだろうか?
それは、衣装であった。
伝統衣装を着用している。
単純に、それがいいな、と
そう感じたわけである。
直感的に思ったのである。
イスラム教のブルカ(厳密にはヒジャブ)だから
伝統衣装とは違うのだろう。
(詳細はこちら イスラム圏の女性の服装)
でも、あえてこれも
「伝統衣装」としておこう。
と、いきなり言い出してみたのも
私KGYが住むミャンマー・ヤンゴンでは
現地の伝統衣装「ロンジー」
を目にする機会が圧倒的に多い。
まだ文化が残っているのだ。
オフィスで、ショッピングセンターで
皆が身につけているのだ。
役所や銀行の制服もロンジーだ。
大学の制服もロンジーである。
そして結婚式もロンジーだ。
残念ながら航空会社は違う。
この人は超・キレイだったけど。
かなり洋服の人の割合が多い気がする。
きっと徐々に増えてきているのだろう。
ミニスカとかセクシーな衣装も見掛ける。
特に若者には多い。
中には「ロンジー嫌い」と言っている人もいる。
しかし、私は見るたびに思うのだ。
純粋に「いいな」って。
伝統衣装が残ってるっていいなって。
「ロンジー」消えないでって。
そう思うのには、理由がある。
31歳の私KGYの見た事がない光景。
消えた伝統衣装「着物」
日本では、消えてしまった。
といっても過言ではないだろう。
和装を一般生活の中で見掛ける事は
極めて稀である。
身の回りの人が和装している姿。
見た事があるだろうか?
例えば、両親が兄弟が着物を着ている。
あるとすれば
小さい頃の七五三。
結婚式、お祭り、成人式、卒業式等の
イベント時くらいじゃないだろうか?
きっとそうしたタイミングでしか
「着物」を着る機会も、見る機会もない。
女性は、成人式や卒業式も含め
人生の中で着物を着る機会は
男性に比して、少しばかり多い。
とはいえ、おおよそ片手の範囲内に
おさまる人がほとんどだろう。
茶道や華道等をかじる人であれば
もう少し登場頻度は高いかもしれない。
しかし、とはいえ少ない。
男性に限っていえば
よほどの人でない限りは
成人式で着物を着る事もなければ
卒業式で着ることもない。
男性が人生の中で着物を着る機会といえば
七五三 と (あれば)結婚式くらいだろう。
最近でこそ
夏祭りでの浴衣(甚平等)が
流行り となっている感はあるが
あくまでもイベント仕様だ。
言ってしまえば
コスプレ感覚に近いものと成り果てている。
両親が日常的に着物を着ている光景は
見た事がない。
周囲で多くの人が着物を着ている光景も
卒業式や成人式の女子大生 以外には
見た事がない景色だ。
そう、何が言いたいかというと
日本の伝統衣装「着物」は消えてしまった。
と、いっても過言ではない。
ということである。
着物が当たり前に着られている姿を
31歳の私は見た事がないのだ。
消さないためにできること
絶滅危惧種ではないが
一度消えたものを戻すのは困難だ。
だからこそ
今、ギリギリ残っているうちに
なんとか消えないようにして欲しい。
本当にゼロになったら、THE ENDだ。
各国の伝統衣装が消えないで欲しい。
各国らしさ の 象徴には残っていて欲しい。
ミャンマーでは最近、また少し
伝統衣装熱が高まっているという。
先鋭的なデザイナーが
伝統衣装「ロンジー」のデザインを手掛け
若者がハマってるらしい。
確かに、なんだかんだいいながら
柄も多けりゃデザインも多い。
カラフルだし、鮮やかだし、
時には目がチカチカするくらい
うるさいくらい
賑やかな色合いだ。
※この色鮮やかさは東京にはない。
よって個性も出せる。
だからこそ伝統衣装「ロンジー」の
人気が再加熱しているのかも。
これって着物も同じじゃん!
と、そう思った。
私は詳しい事はわからないが
着物にも色々な柄がある。
西陣織だとか加賀友禅だとか
なんとか絞りだとか辻が花だとかある。
柄で個性を出す事も出来るし
日本のデザイナーが噛めば
とんでもなくオシャレに
仕上げる事もできるだろう。
こんなオシャレデザイナーもいるらしい。
http://matome.naver.jp/odai/2142609511348154801
それだったら
着たい!
という人も増えるかもしれない。
とはいえ
普段使いで着物を着る。
なかなか今の日本では
難しいかもしれない。
会社の正装がスーツ と 洋装 指定で
和装は認められていない世界もある。
具体的に落としてみる「特区構想」
しかし、日本のどこかの町で
特区的なものが日本にもあったら?
とふと妄想してみた。
どこかの自治体、やんないっすかね?
なーんて思ってみた。
わかりやすいのは京都とか浅草とか
もしくは金沢とかもあるか。
加賀友禅もあるわけだし。
あ、地元 飛騨もいいな。
とりわけ
外国人観光客が多いエリアなんかが
わかりやすくていい。
そのエリアの人は原則 着物。
地元民は着物。旅行者も着物。
みーんな着物。素敵じゃん!
それは 週1日でもいい。
月1日でもいい。
年1日でもいいかもしれない。
どうだろうか、着物特区。
誰か実現してみませんかね?
お祭りの期間中はみんなが着物。
超・素敵じゃないでしょうか?
わかりやすく 制服の和装化
日本のANA・JAL等の航空会社。
あの衣装は衣装で価値がある。
なんだか、あれを見ると
飛行機が思い浮かぶし
今でこそCAと呼ぶが
スチュワーデス とか スッチー
というと妖艶な響きすら感じるw
憧れの職業の1つでもある。
「あの衣装を着用したい!」
単純にそういう動機で
憧れる人もいるだろう。
20代 男性に
「彼女にしたい職業」
を挙げさせたら、きっと
CAは上位にランクインする。
間違いない。
現に 男性向けビデオでも
制服といえば
客室乗務員 か 看護婦 か
みたいなところがある。
やけに話が反れた。苦笑
CAさんの話だ。
CAさんはキレイな人も多い。
だからこそ、その人達の衣装に
その国のお国柄を反映させる。
そんな取り組み、世界中でやって欲しい。
と、思いついたわけである。
これ、シンガポール航空。素敵だ。
どうでしょうか?こんな感じで
CAさん が 着物。
なんだかワクワクしませんか?笑
動きにくいわ!
と、言われそうな気がするw
それに ここまでのメイクは不要w
さすがに十二単とは言わないし。
ひょっとしたら浴衣に近くても
いいのかもしれない。
でもCAさんが着物。
なんだか素敵じゃないですか?
世界中を飛び回る客室乗務員。
ANAの客室乗務員は着物を着こなし
パリ・シャルルドゴール空港を歩く。
なんてクールだろう。
衆目を浴びる事は間違いないだろう。
あ、日本だ!ってアピールにもなる。
そんなのって素敵じゃないですか?
客室乗務員じゃなくてもいい。
世界展開する飲食店のユニフォームでも
いいのかもしれない。
日本発を掲げたい場合には
結構 効くと思うがどうだろうか。
グローバル化していく中で
世界が段々 フラット化していく。
世界中どこでも皆が iPhoneを持ち
男性はスーツにネクタイ。
女性はジャケットにタイトスカート。
この波は、逆らえない波かもしれない。
それでもあえて言いたい。
やっぱり伝統衣装を無くしちゃダメだと思う。
ガチでこれやれへんかな。
とりあえず、
日本 帰った時、1回 着物着てみたい。
冬やとさすがに寒すぎるやろから春以降にでも。
着物ジャック的なイベントもあるようだ。
賛同者も募集しますw
ふっちー says
個人的には、CAの日本の着物姿見てみたいですけど、まあー無理でしょう!
遠い昔、JALが国際線を運行し始めた頃、機中で着物に着替えてのサービスがあったみたいですが。
CAの本来の業務は、非常時に於ける保安要員ですから、日本の着物は、当局の認可が下りないでしょうね。