前々から思っていること。
ちょっと最近、2回ほど話題に出たので
ブログでも書いておきます。
自分の備忘録ついでに。
ASEANとは?
東南アジア諸国連合
Association of South-East Asian Nations
を略して
ASEAN
東南アジア各国の
経済・社会・政治・安全保障・文化に関する地域協力機構。
ASEAN加盟国はこの10カ国。
Brunei Darussalam(ブルネイ)
Cambodia(カンボジア)
Indonesia(インドネシア)
Laos(ラオス)
Malaysia(マレーシア)
Myanmar(ミャンマー)
Philippines(フィリピン)
Singapore(シンガポール)
Thailand(タイ)
Vietnam(ベトナム)
(A~Z順)
で、実は 旗もある。
この旗はASEANの旗だ。
本部所在地は、インドネシアのジャカルタ。
(知らんかった、、、)
加盟年月日でまとめると
1967年8月8日
インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア
1984年1月8日
ブルネイ
1995年7月28日
ベトナム
1997年7月23日
ミャンマー、ラオス
1999年4月30日
カンボジア
他には、パプアニューギニア、東ティモールが
加盟運動をしているという。
パプアニューギニアは、インドネシアの東に位置し
むしろ、オセアニアとのことで加盟していないが
オブザーバーとして参加しているという。
東ティモールは、インドネシアとの紛争を経て
独立した経緯があり、インドネシアとの友好関係を
重視し、先送りになってるとのこと。
数年前に、インドネシアも加盟を全面的に支持、と
表明したそうなので、そのうち加わるのかも。
2015年 ASEAN経済共同体発足
2007年1月の首脳会談の中で
当初目的の2020年を5年前倒し
2015年に「政治・安全保障」「社会・文化」での
連携を深める
ASEAN安全保障共同体
ASEAN経済共同体
ASEAN社会・文化共同体
の3つから成る
ASEAN共同体の設立を目指す採択を一致。
つまりは、
2015年に
ASEAN経済共同体(AEC)が発足する。
域内の「モノ」「ヒト」「サービス」の自由化が進み、
さらなる経済発展が見込まれる。
「モノ」の自由化は、関税撤廃。
「ヒト」の自由化は、熟練労働者の移動解禁。
「サービス」の自由化は、出資の規制緩和。
といったものが進む見通し、とされている。
確かに、関税の部分やビザの条件緩和 等
動きは出ている。
EUと異なるのは、共通通貨がない点など。
ASEAN証券取引所の整備も予定されているらしい。
ASEANのインパクト
10カ国がまとまって1つの共同体として
活動をする、というのもすごい世界。
いきなり大きな国が出来上がるようなモノだ。
経済的にいえば
GDP:2兆4,104億米ドル(2013年)
貿易額:1兆6,000億ドル
人口でいえば
域内総人口は6億2,000万人を超え、
5億人の欧州連合(EU)よりも多い。
国連予測によると
2030年には7億人を超え、
2035年には7億7,000万人規模だとか。
(wikipedia 調べ)
ASEAN全体の人口ボーナス期は
2041年まで続くというすごい市場だ。
ちなみに、人口的には
中国は13億人超、インドは11億人超
人口ボーナスは
中国は2034年まで、インドは2060年まで
この2カ国のすごさが際立つ。
とはいえ、ASEANは大きな経済圏。
そんな大きなものがこれから動くのだ。
この事によるインパクトはとんでもない。
(※各国の人口は次回に紹介いたします。)
ASEAN共同体に思うこと
この大きな共同体の誕生で
色々と影響を受けるものがあるだろう。
域内関税自由化と交通網の整備が進めば
ASEAN内で工場がひとつあればいい。
そういう発想になるであろう。
よって、ASEAN内でもう一工場をつくるのは
よほどのインセンティブや必要性がない限りは
なくなっていき、集約が進む気がする。
インセンティブ合戦が繰り広げられるかも。
労働力の横移動が容易になることで
当然、時間差はあるだろうが、
賃金のフラット化が進むであろう。
フラット化した社会の中では
各国の得意分野にエッジが立っていくだろう。
そうなることによって
各国の特色が出てくることになる。
なんてことを
フワッと感じている。
色んな角度からASEANを考えてみようと
思います。
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