2015年3月29日の午後。
イギリスにてMBA留学中の
松場慎吾氏とSkypeトーク。
サシで語ったのは数度目。
同郷の友人である。
MBAのプログラムの
とあるプロジェクトの関係で
超多忙な中 Skypeで会話をした。
MBA留学ってどうなの?
松場氏は、ケンブリッジMBA留学中。
なんか完全に名前だけでビビる。笑
入る前の準備期間中から知っていたので
その用意周到ぶりに、ビビっていたが、
いざ入学して、活動している様子を聞いても
その根回し度の高さには驚かされた。
実行力が桁違い、という印象を持つ。
そんな松場氏に質問をぶつけてみた。
(留学、実際いってみてどう?)
勉強になるし、充実してるけど
日本のビジネスが楽しい。
(とはいえ、授業もハードですよね?)
宿題もあればプロジェクトもある。
取る授業によってバラバラ。
MBAの授業よりも、
今は早く日本に帰ってやりたい
という想いが強い。
早くやらないと貯金が尽きちゃう。苦笑
日本のビジネスはどんな事を?
現在、ビジネス展開中なのが
旅ジョブ
旅の記憶に残る、ユニークな究極のローカライゼーション
ゲストハウス iori
URL:http://guesthouse-iori.com/
飛騨の匠の建築と本当の田舎を体験できる唯一のゲストハウス
hidaiiyo
飛騨の若者に向けて、飛騨の人々を紹介するサイト
今は、日本にいないため
ミーティングメインで携わってるんだとか。
ビジネスに案を出し、
それぞれの戦略を練ったり
資料づくりは松場氏が担当。
(なんの資料?)
ビジネスコンテストへの応募資料づくり等。
どちらも売上はちょこちょこ立ってるけど、
到底、食ってけるレベルではない。
(まだまだこれからなんですね。)
ゲストハウス iori は予想よりも順調。
儲かってもなくロスでもない状態かと。
思ったよりも早くここに行けた。
(旅ジョブは?)
現在、モニターを売ってる段階。
実は、4月5日にターニングポイントがある。
名古屋テレビの夕方の番組で5分ほど
特集される予定。
連絡が来て、庭師体験の旅ジョブが
特集される予定。
前回は、営業も様子を撮影してもらった。
今回は体験時の様子を撮影予定。
インパクトが与えられれば、と期待してる。
(Skype後に放映されたはず。
結果はどうだったんでしょうか?)
(MBAのプロジェクトってのは?)
プロジェクトを運営するプログラムがある。
プロジェクトへの参加方法は2つ。
1、大学が調達したproject。
メンバーも大学が選定する。
大学が大学なだけに、企業連携があり
誰もが聞いた事のあるamazon,google等
グローバルコンサルプロジェクトだとか。
メンバーは大学が選定。
2、自身で調達したproject。
その場合は、自分がリーダーとなり
メンバーも自分で調達する必要がある。
調達次第で、自分でやりたいことができる。
(どちらを?)
日本で自分の役に立たせたくて
自ら観光系のprojectを調達した。
たまたまタイミングがよかった。
このプロジェクトのおかげで
MBAの元が取れそう。笑
自分のビジネスに直結するリサーチ内容で
◯◯社長との人脈もできる。
プロジェクトの資金は企業に払ってもらえ
宿泊なんかもできる。
魅力的なProjectにできた。
(いつ頃からアプローチしたの?)
入学してすぐ(10月)にアプローチを開始。
少しやりとりにも時間を掛けて、
なんとか動き出せた。
リサーチ内容・条件が詰まったのは12月。
1月から調査スタート。
社長への提案時、お互いのイメージが近く
タイミングもうまくハマった。
(メンバー集めは大変??)
交渉はなかなか大変。
Google・Amazonに行くような人間を
自分のprojectに引っ張るからには
それだけ魅力的なprojectにする必要がある。
日本に行ける、というオプション等
企業側にも協力していただき、交渉した。
(どんなメンバーと?)
おかげで本当に優秀なメンバーを集められた。
よくわからんメンバーと
よくわからんことをやるより
優秀なメンバーと組んでやりたいと考え、
メンバーを口説き落とした。
アメリカ、デンマーク、タイ、日本といった
メンバー構成。
(松場氏の魅力が一番なんだろうけれど、
その準備を整えられるのがすごい。)
(やはり面白い展開になりそう?)
海外マーケットの調査を含め、
このプロジェクトをやれるということが
「MBA留学に参加して一番 価値がある」
と感じてる。いい経験ができている。
例えば、最近 ひとつ知ったのが
ラグジュアリーだけを集めるモデルの旅行代理店。
ケンブリッジの先輩にあたる中国人女性が
中国で展開中のビジネスモデル。
富裕層向けのみの旅行代理店。
年間2万人の顧客で、1年何回か旅行をアレンジ。
お客さんはVIP。芸能人とか。
彼女の名前があれば、ホテルも好レート。
サービスも超一流の待遇。
人脈を駆使して、現地で大学教授が案内したりと
他にはないパッケージングも面白い。
(知らない世界がある、という事がよくわかる。)
それにしても、松場氏、、
以前から行動力の高さを感じていたが
とんでもない男である。
ここからは、私の話。
色々な提案をしてくれた。
とりあえず本、出版。
KGYのストーリーとかどうですか?
大企業を辞めました。
ミャンマー行きました。
現地での苦労話。
現地の人の国民性。
本にして、Kindle化。
中国留学記とか本になってたりする。
十分に面白いコンテンツになるのでは?
他には、最近の動き。
タイ・シンガポール・カンボジアとかで
アジアに飛び出した日本人のストーリーをまとめて出版。
就活本的なノリで売る方が人気が出るかも。
「アジアで働く。」的なキーワードで
ビジュアルよくしてコピーライトもきちんと。
写真も綺麗に撮るとか。
今、出てる本とは少し路線が違うものを。
例えば、長く滞在している人の生き方を
インタビューして記事にしていくとか
色んな人が辿るであろう道を示す。
- 大企業から飛び込んだ。
- MBAから飛び込んだ。
- 起業で飛び込んだ。
- 学生から飛び込んだ。
色んなパターンがある。
社会的な本としても面白い。
もしくは逆に
エンターテインメント系での出版もいいかも。
台湾に住んでる日本人で
「ここが変だよ台湾人」的な本
「奇怪ねー、台湾人」を中国語出版。
ミャンマー語で「ここが変だよミャンマー人」とか?
台湾では、日本が人気ってのもあってヒットした。
なんで台湾人はカラオケで拍手しない?
とか、しょーもないものも。笑 あるある系。
あとはガイドブック。
超マニアック。地元の人しかいかない場所とか?
(聞いてて感じたこと。
私自身が人と話すのが好き。話を聞くのが好き。
それがやってみたいことかも!英語も含めて。)
ミャンマーの情報を知りたいのは他の国にもいるかも。
例えば、インタビューしてメディアにする。
どこで儲けるか?を考えると、広告、有料会員、出版。
(出版は、ひとつ狙うべき領域って気がする。)
例えば、他にも ミャンマーのいいものを発信して
マニアックな人に買ってもらうとかもいいかも。
ソーシャルとしてやるか、高価値製品としてやるか
未開の国なんで、農業系とか。
商社はやらない「プレミアムなモノ」を握るとか。
あとは、ダークサイド向けミャンマー情報。
えぐいストーリー集めとか?笑
(市場調査は?)
他にあるのは「市場調査」とか?
「市場調査やります。いくらで。」と紹介して
「興味ある」ともらったら具体的に考える、とか
コンサル的にテストマーケティングもいいかと。
サービスとモノと両睨みがいいのかも。
(資金集めは?)
資金が必要なものであれば、
クラウドファウンディングでお金を集めてやる。
やってる人はしょっちゅうやってる。
例えば、クラウドファウンディングで集めて出版とか。
(ビジネスアイディアラッシュ)
日本人がやってるところでいえば、サービス系。
技術レベルが違うし、やっぱり繊細。
マッサージの派遣ビジネス。アプリにて。日本人 駐在員向け。
安くて1時間ちゃんとやってくれる。要・トレーニング。
(コラボの可能性)
旅ジョブとコラボするとしたらミャンマーで働く旅ジョブ。
1日KGYについて回るとかありかも。
こんな感じにあれこれ話を展開させて頂いた。
今後、何をしたい、とかある?
飛騨で、スタートアップが学べる。
そんな場づくりをしていく。
アジア行かなくても十分な勉強ができるし
旅ジョブが
マーケティング・リーダーシップ講義を提供する
そんなカタチもできるかもしれない。
それに基づいて、滝なり山なりにチャレンジ。
例えば、
リーダーシップの形を伝えて、
チーム組んで山登り。
「役割を意識してやってみて、どうでしたか?」
「実際の社会生活にいかすには?」
とか考えてもらう。
その上で、この取り組みの
マーケティング戦略を考える、とかなると
いい循環が生まれるかもしれない。
春とかだったらチームビルディングにもいいかも。
新入社員向けだったらMBAの内容を伝え
さらに付加価値をつけることもできる。
評判が口コミで広がれば、年中できる。
ノウハウが貯まれば、旅ジョブは営業のみ。
講義は他への代行もできるようになる。
あとは、現地にある企業にて働く旅ジョブ。
飛騨の企業はリソースないところが多い。
iori にて 本気の学生がお金を払ってくる。
企業に丸投げするだけでは、ムラが出る。
学生にお金を払ってもらって、講義等を提供。
お金を払ってでもくる本気の学生を集める。
これもひとつのカタチかもしれない。
松場氏の今後
ケンブリッジのMBA卒。
こんな肩書きがあれば、どこぞの
グローバル企業に行けるだろう。
とりわけ、project調達までできる
彼の行動力等を持ってすれば、
まったく難しい話ではないように思う。
そんな彼は、今後 日本に戻る。
というか、地元に帰るのである。
東京からバスで5時間。
電車の直通もない。
飛行機は当然ない。
そのエリアで活動を展開していく。
彼のことだから、何かをしてくれる。
その事は、想像に難くない。
しかし、物理的な問題もある中で
どのように対応していくのか。
地元を愛するKGYとしては
楽しみである。
地元には、もうひとり
地元を盛り上げようと活動中の仲間がいる。
小坂の滝めぐり(小坂200滝) の 熊崎 潤氏
URL:http://www.osaka-taki.com/
かれこれ2年くらいで
テレビ等の取材も受ける中で、
地元における「小坂の滝」の知名度もグンとあがった。
そして、ついに想いを同じくする仲間も
加わったようで、これから次のステージだ。
松場氏、熊崎氏 2人の活躍で飛騨が熱くなる。
この組木細工のように、がっちり噛み合いながら
飛騨が盛り上がっていくだろう、と。
そう確信している。
今後の展開に期待!
松場氏、超多忙の中ありがとう!
また飛騨もしくはミャンマーで会いましょう!
Skypeトーク 順次やってます。
どうぞお待ちしております!
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