よくあるハガキ売りとは
一味も二味も違うハガキ売りの少年がいました。
何をしていたでしょうか?
先日、バガンに行ってきました。
その時に、見た光景が印象的でした。
鮒谷さんの言う
4146号 まるで資質の異なる「売れる営業」と「売れていく営業」
を思い出しました。
ハガキの売り方@バガン
とある寺院で見た光景が他とは違い
なんとも印象的でした。
他とは違う、人を巻き込むハガキ売りでした。
大体のハガキ売りの少年・少女は
簡単な英語や日本語を駆使して売りにきます。
「コンニチハ」
「ハガキ」
「ヤスイ」
「ニセン」
そんな感じで話しかけてきます。
英語でも同じような単語を使いこなします。
これはこれで、ミャンマー語だけよりは強し。
こうして入り口にスタンバイして
外国人を見つけると 寄ってきます。
また出口から歩いて出ていくと
待っていて寄ってきます。
そして、出口を離れても
ずーっと追ってきたりもします。
少しずつ値下げしたりなんかもしつつ。笑
とても可愛らしいのです。
カタコトの日本語が本当にいい感じ!
ミャンマー語だけでは売れない、とわかり
日本語・英語を身につける努力はすごい。
しかし、これだけでは差別化は無理。
みんなと同じくらいのレベルです。
若干、日本語レベルが高い子もいたりしますが
まぁだいたい同じくらいです。
あとは笑顔が可愛いかどうかくらいの差。笑
それとは一味も二味も違う少年がいました。
人を自ら呼び込む力
ハガキ売りは、外国人が来たら
自ら「売り」にいきます。
自分が動き、売りにいく。
が、この少年の周りには人が集まってました。
少年は座ったまま
一点を見つめ
何も見る事なく
ソラで 何かを喋っていました。
テンポよく何かを語っています。
近くにいた女の子に聞いてみると
「寺院の歴史」を語っているのだとか。
そのおかげで、人が集まってきます。
どれくらいでしょうか、我々が聞き出して
5分ほどで少年の講座はおしまい。
そして
最後にハガキが売れていく。
売りにいかずに、売れていく
これぞプロ
驚嘆しました。
売らずとも売れていく。
鮒谷さんが言ってる営業スタイル。
これを見て、頭に浮かびました。
ちなみに、語っていた言語はミャンマー語。
ここが惜しいところ。
これが外国語であれば、もっとすごい。
と、欲張りの私は思いましたが
この少年の売り方には脱帽。
誰が仕込んだのか、わかりませんが
商売魂を感じました。
自分からは売りにいかない。
売れていく仕組みとして
自ら人を集める。
その手段として語る。
これを 実践していました。
なんだか感じたのは
負けてらんない。笑
という想い。
売れていく仕組みづくり。
やっていきます。
いやー、この少年すご過ぎた。
動画撮っておけばよかった。
あまりにもいい声で
聞き取りやすい声で
テンポよく話していて
ミャンマー語少ししかわからないけど
ついつい聴き入ってしまいました。
ニューバガンの ローカナンダー寺院に
おりますので、ぜひ見てみてください。
他とは一味も二味も違います。
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