ヤンゴンはチャイニーズニューイヤー。
昨日までは朝から晩まで、4車線のうち
2車線が露店で埋まっており大混雑。
しかし、今朝からは通常運営。
MさんとSkype 続編【#17】
前回は
「海外駐在・商社マンの食事」に対するパラダイムシフト【Skype#17】
といった内容で書かせていただきました。
Skypeでお話をさせていただくことで
新たな世界が広がります。
Mさんとの会話の中身は
本当に私の知らない世界だらけ。
諸事情あり、書けない事も多いのが残念!
ただ書ける話でも おもろい話だらけ。
「農業」の抱える課題
一言でいえば
「後継者問題」と「収入面の課題」
農業界の課題はこの2点。
はい、急に農業の話ですみません。笑
実はこの部分の話が楽し過ぎて
結局、Skypeをかなり延長しちゃいました。
Mさんすみませんでした。
水田が余っている?
今は、水田が余っている時代。
よってひとつの流れが農地転換。
国内での自給率が低い品目も多く
輸入に頼っているものが多いそうだ。
例えば、大豆、コーンなど。
例えばそうした作物への農地転換が成功すれば
収入を確保できる可能性も増すのだとか。
今後のTPPの方向性も考えると
海外から安いお米が入ってくる事になり
水田一本では限界があるかもしれない。
後継者問題
田舎(とりわけ 限界集落)では
農業の担い手がおらず、
地方の耕作地が荒れ地化。
そうした問題も起きており
農業には課題が多いようだ。
私は、実家が農家なのですが、
ほんとにその通り。。
農業については、あまり知識がなく
話しながら、色々教えていただき、
かなり惹かれました。笑
「農業ビジネス」
という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
儲からない?
ワタミ?
高橋がなり?
少しずつですが、ビジネスのフィールドとして
見られているような気がします。
そんな中ですが、
農業の世界には今、大きな変革が
起こりつつあるのだとか。
「農協制度の変革」が決まったそうだ。
農業従事者の平均年齢が60代半ばを超え、
仕組みを変えて若い人の参入を促さないと
農業消滅の危機を迎えるとの危機感と
TTP交渉の進展が背景にあるとか。
また政治の面でも「農林族」という言葉が
あるように、農業は「票」を稼ぐため
のシステムのひとつだったとのこと。
まだまだ課題は残るようだが、
JA全中の実質的な解体によって
農業改革は大きな一歩は踏み出した
との声が聞こえている。
まだまだ不十分ながらも
とても面白いタイミングなのだとか。
参考HP
By DIAMOND online
当然ながら、まったく知らない世界。
アンテナが立ってなかったので
まったく情報として入ってきていない。
そんな大きな改革が起きているとは
驚きである。
競争原理の導入による
新たなプレーヤーの登場等
今後の農業業界の動きが気になる。
知らない世界があるもんだ。
農業の課題である
「後継者問題」
「収入面の課題」
この2つがクリアされることになれば
大きく変わりそうだ。
そういった面からしても
面白かったのはこちらの話。
有機農法が農業を救う?!
Mさんはサラリーマンであり
週末に農業をしていた。
そうなると、手間がかかる事を
毎日する必要がある農法には限界がある。
担い手がいないからだ。
稲刈りの時期は会社を休んで、、、
なんてのも無理なのである。
そこで、農法を研究したのだという。
10年以上の歳月をかけて行き着いたのが
「有機農法」なのだとか。
農法のお話。
「慣行農法」
という言葉ご存知ですか?
各地域において、農薬・肥料の投入量や散布回数等
において相当数の生産者が実施している一般的な農法
By コトバンク こちらを参照ください。
それに対して
「有機農業」
輪作、緑肥、堆肥、微生物疾病制御といった手法を利用して、
土壌生産効率を維持し、病気を回避する、農業の方法。
有機農法、有機栽培、オーガニック農法などとも呼ばれる。
こちらを参照ください
Mさんの話を聞くうちに
「有機農業の魅力」に惹かれていった。笑
有機農業が農業の抱える
課題解決にも貢献できそうなのだとか。
上記に書いた「限界集落」の話とも
リンクするのだが
「農業には手間がかかる」
というイメージがあり、
実際にそういう側面も強く
担い手がいなくなっている。
これは事実であろう。
また収入面でも魅力は薄い。
それらを同時にクリアする事に
なりそうなのが、有機農法。
詳細は書けないのだが
「もやしもん」の世界なのかと。
週末農業だったからこそ
手間を掛けずにできる農法を探り
ミミズ農法からはじまり
行き着いたのが「有機農法」
そこにいたるまでの
探究心・研究心はすさまじい。
人に会うために地方に行ったり
大学の教授と話をしていたり、、
とんでもない方である。笑
まさに偏狂者!(褒め言葉。)
そして、お話をうかがう中で
さらなる偏狂者が 日本にいる事を
お伺いし、ワクワクさせられた。
有機農法の可能性を感じずには
いられなかった話の一例としては
・暖房を使わず、冬にハウス農法。
・オランダへの技術提供。
・イスラエルへの技術提供。
・点滴灌漑農法。
・光合成を無視した農法。
などなど。
詳細は省くが、
偏狂者が山ほどいるのだそうだ。
こうした お話を聞いていると
その応用は他にもできそうで
なんとも楽しそうな世界である。
知らない世界があるものである。
写真はいつぞやに実家で咲いた 本州では
超・珍しい貴重なサツマイモの花の写真
Mさんの動きのきっかけ
きっかけは「とある制約」
週末しか農業に手を掛けられない。
これがスタート地点である。
農法を学ぼうと考え
書籍を読んだり
セミナーに参加したそうだ。
興味がわいたものについては
直当たりをして、
そこからの紹介をもらい、、
といった感じで
広がっていったのだとか
やはりコネクトは人のようである。
そう考えてみると
成約があるからこそ
アイディアが生まれる
ここに根本がある。
そして、やはり
「探究心」と「行動」
それを通じた
人のつながり
これを拡大していくことで
とんでもない世界にいきそうだ。
Mさんのお話を聞くことで
農業の未来に大きな可能性を感じ
同時に
日本の未来にも可能性を感じた。
オフレコを含めた(笑)
貴重なお話を聞かせていただき
ありがとうございました。
また情報交換させてください!
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