これはすんごい話です。
ぜひ今回のは読んでください。損させません。
手元にありながら、ついつい開かずに
1ヶ月が経ってしまう定期購読の雑誌。
先日、バンコク木鶏会が開催されたという
報告を見て、思い直し、課題記事に目を通すべく
「致知」2月号を読んで感激。
コミュニティーに属している事の
ありがたみを痛感した瞬間でもありました。
その記事があまりにもすごいのでシェアします。
「未来をひらく」
2月号の特集のテーマは
「未来をひらく」
どの話も半端ないクオリティーですが
その中でも、課題記事でもあり
はじめに目を通して、グッときた話。
とある お二方の対談。
すんごく染み入る話です。
まずは、あえて
「どんな人の話だろう?」と想像しながら
読んでみてください。
ここでは N さん とMさんとします。
本当は 全文 載せたいくらいですが、
さすがにそれは長過ぎるので
一部抜粋させていただきます。
(M)
きょうは、意気込んでまいりました。
(N)
◯歳になりました。
その時にこんなものを書いたんです。「◯◯すぎて 熱と力で 希望の丘へ」
耳が悪くなりましたけど、
手は達者でなんぼでも筆を持って書けます熱と力というのは、情熱と努力ですね。
やっぱりそれがあったから、
自分の望むところまで
辿りつく事ができました。おかげさまで◯歳のいまが頂点なんです。
一所懸命これからも努力して、
元気に泳ぎ続けたい。
(M)
世界記録はいくつお持ちなんですか?
(N)
24本です。
◯◯歳からコーチについて、
本格的に水泳を始めました。(N)
自分の持つ世界記録を19回更新したんです。
さすがに◯◯歳からは落ちていますよ。
(N)
どのくらいの距離を走られるんですか?
(M)
100メートルと200メートルです。
走るたびに世界記録を取っていったんですけど、
やっぱり海外の人に後を塗り替えられて、
いまは4つが世界記録として残っています。私はスタートが苦手なんですよね。
ですから、そこを徹底的に練習していったんです。
200メートルはスタートが悪くても
途中で取り戻せるので。
(N)
練習や食事なんかも
いろいろとこだわってるんじゃありません?(N)
練習は週3日で、そのうち土日は
地域の陸上クラブの小学生たちに交じって、
そこの監督から指導を受けています。私は練習が始まる2時間くらい前には
グラウンドに行って、腕立て伏せをしたり
腿上げをしたりしています。土日の2日だけでは体が鈍りますので、
水曜日を自主練習にあてています。
自分なりのメニューでやっています。
(N)
◯歳の時に銅メダル。
その2年後には銀メダルを3つ。
この時に火が点いたんですね。
金が取りたいって。(M)
やっぱりやるからには
トップにならなきゃ気が済まないですよね。(N)
そのためには
効率的に泳がなきゃいけないと
思いましたので、◯歳の時に
コーチについたんです。だから◯歳から年を取るたびに
速くなったんです。その4年間の努力が◯歳の時に
花咲いたんですね。
(N)
目標を持ってね、それに突き進んで
いかなかればいけません。年を取って輝く人っていうのは、
やっぱりある程度努力をした者ですよね。
若い時と同じように、年老いてからも
一所懸命努力しなきゃならないと思います。そういう人だけが楽しい思いを
するようになるんです。
それをただ楽ばかりしておったんじゃ、
ろくなことはありません。苦は楽のため、楽は苦のため。
そういうことでしょう。
(M)
そういう燃えるものを
根底に持っていることがやっぱり
未来をひらくために
大事なことだと思います。
さて、どんなイメージを抱きましたか?
どんな人の対談でしょうか?
想像はつきますか?
話してる内容的には、
経営者?アスリート?
年齢はいくつでしょうか?
性別は?
どんな成功者?
と、そんなところかと。
いい話が満載です。
対談者に驚くなかれ。
100歳の現役スイマー 長岡三重子さん
91歳の現役スプリンター 森田 満さん
いずれも女性です。そして90歳超!笑
それぞれ24個 と 4 個の世界記録を保持。
ともに還暦を過ぎて競技と出逢い、
まったくの素人からのスタート。
インタビュー記事からの抜粋で
もう少し2人の歴史を時系列的に
お伝えします。
「長岡 三重子さん」のお話
55歳から観世流の能を始め、
能に打ち込んでいたら、膝が悪くなった。
能は膝を曲げて中腰になったり、
すっと立ってすっと座る。
それがあまりできなくなったので、
80歳の時からプールで歩くようになって
水泳も始めました。
それを続けていったらいつの間にか
膝は治って、また能を舞えるように。
87歳の時に耳が悪くなり、能を断念。
それで水泳1本に力を入れた。
最初は25メートルも泳げなかったが、
週3、4回の練習をずっと続け
1000メートルでも1500メートルでも
泳げるように。
で、88歳の時に
初めて世界選手権に出場し銅メダルをひとつ。
その2年後には世界選手権で銀メダルを3つ。
この時に火が点いたそうです。
「金メダルが欲しい」と。
で、91歳からコーチについて
本格的に水泳をはじめました。
91歳から年を取るたびに速くなった。
95歳の時に12種目で世界記録。
それまで背泳ぎで出場していたが、
自由形でどうしても世界記録が取れず、
コーチの
「股関節を痛めるからやめなさい」
という反対を押し切り、平泳ぎをはじめ、
自由形でも記録を達成。
そこから
96歳、97歳までタイムを伸ばしていって
自分の持つ世界記録を19回更新。
なんというか、もう想定外。笑
「森田 満さん」のお話
28歳からご主人の商売を手伝い
自転車の荷台に造花を括りつけて
1人で町中配達。文字通りの自転車操業。
おかげで足腰が鍛えられた。
60歳で会社経営を譲り、第一線から身を引く。
67歳で完全に引退。
陸上に出会ったのはその2年後。(69歳)
店舗兼自宅が火事で全焼。
その間 一時期、次女の家に住んでいた。
そこで住民の体育祭があり、
好奇心に駆られて娘たちと一緒に見学へ。
バトンを繋ぐリレーがあって
40代以上の女性で手を挙げる人がいなかった。
第一走者がいないと このリレーは成立しないため
そこで、手を挙げたそうです。
娘からは
「69になって40代の人と一緒に走るなんて
とんでもない」って(笑)
周りの人にも
「やめといたほうがいい」って結構言われました。
でも「ビリでもバトンさえ渡せばいい」
と走り、結果的に 2位でバトンタッチ。
その時に見ていた人から
「マスターズ」に誘われたのがきっかけ。(69歳)
最初は自己流で走っていましたけど
78歳の時、いまの監督から
「ちょっとフォームをつくり替えたら伸びる」
と声を掛けられ、指導してもらうように。
そこから飛躍的にタイムも上がり、
80歳で世界新記録を出した。
90歳クラスの100メートルの
世界新記録を出すのは大変でした。
(上述「スタートが苦手」 の話を参照ください)
何としてもという思いで走ったら
23.15秒。
当時の世界記録を0.03秒上回り
辛うじて世界新記録を更新。
こうしたお二方の対談。笑
はじめるのに遅すぎる事はない。
これが記事を読んではじめに
出てきた感想。(安易ですが。笑)
いやーとんでもない世界です。笑
もう、今の自分がいかにちっぽけか、とか
というか、本当に 今すぐスタートを切れば、、、
とそう思わせてくれるお話です。
「もう◯◯歳になったから」
「さすがに◯◯歳を過ぎたら」
「おれももうおっさんやから」
そういうしょうもないことを
口にしないようにしよう。
おかげさまで◯歳のいまが頂点なんです。
ですよ?
今でもこんな言葉口にできるか
自信がありません。。。
一所懸命これからも努力して、
元気に泳ぎ続けたい。
これが100歳の言葉。
負けてられん!
はじめるのに遅すぎる事はない。
いえるのは、これしかありませんよね。
そう思わせてくれるお話です。
だって、
69歳から陸上をはじめるんですよ?
80歳から水泳をはじめるんですよ?
そして
95歳を超えて記録を伸ばし続けられる。
そういう人がいるんですよ?
いやー感激を受けました。
どうぞ、今一度 その条件を知った上で
再度、上記 対談の中身を読んでみてください。
また違った気付きが生まれるはずです。
全然、違った内容に見えてくるでしょう。
私は、知った上で読んでましたが、
経営者の対談かと思ったくらいです。
ぜひ、再度 目を通してみてください。
この記事がどうしても読みたい!
という方は、どうぞ 致知 社に
お問い合わせしてみてください。笑
そして、ぜひ定期購読をオススメします。
おかげさま に感謝。
私は、定期購読をしてますが、
なかなか読めていませんでした。
バンコク木鶏会の「おかげ」で
こうした 素晴らしい記事に出会えました。
こうしたトリガー(引き金)となる場があること
その場にご招待いただいた、ということ
本当に感謝・感謝・感謝です。
自分が「場づくり」をして、影響を与えていく
そんなこともできれば、とも考えています。
ヤンゴン木鶏会 やりたい。。。
ヤンゴンで「致知」読んでる方
もしご存知でしたら、ご紹介ください。
こちらまでご連絡ください。
この先の「場づくり」計画のひとつが
もしバンコク で ドラッカー経営学セミナー が開催されるなら。
http://melt-myself.com/moshi-dora-bangkok20141228
6月13日(土)14(日)で開催できないか模索中。
参加希望の方等 ございましたら、ぜひとも
こちらから ご意見をお聞かせください。
本当に いい記事に出会えた事に感謝です!
様々な先入観、固定観念がありますが
最大のものが
『年齢』に対する先入観、固定観念
という話をどこかで見た記憶があります。
『年齢』という先入観、固定観念、偏見を
蹴飛ばす上でもいい記事かと思います。
若い人も、ある程度の年齢の方も
ぜひぜひ前を向いていける世の中に
していければ、なんて思うくらい
やる気をいただきました!
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