ヤンゴンの新バス路線が運行開始した今日。
どうやら多くの混乱が起きていたような。
個人的に、実際の利用者の声も聞いてみました。
ちょっとホッコリする話もありました。
が、「新しい路線はいい!」という声はなし。
まだ初日ですからね。
実際の目的である渋滞緩和の影響も
まだ初日ではわからず。
いつ頃に混乱が収束するだろうか。
ヤンゴン新バス路線スタート!
多くの方が触れていますが
ヤンゴンのバス路線変更が
動き出した2017年1月16日。
記念すべき日になるのかも?
300路線あったのが約60路線
に削減されたとか。
※順次、増えてるので現時点。
ざっくりと今回の目的は
・渋滞緩和
・バスの過激な競争の取り締まり
(運転手の給料体系見直し。
具体的には乗客数に応じての歩合制度の禁止)
にあるのだとか。
実際の動きはどうだったの?
と、私が知ってるところのみシェア。
朝7時から8時半近くまで
スーレーバスターミナルの
近くのカフェでミャンマー語の
勉強をしていました。
見えるのは、バス停に溢れる人達。
そして、手元には新聞紙のような
号外紙のようなもの。
どうやら
どこかで配られてるようでしたが
朝7時の時点ではゲットできず。
どうやら路線一覧のようだ。
との確認は取れました。
そして
看板が新しく建てられており
それに目をやるヤンゴン市民。
そして
新しい表示のバスが少しずつ
やってきます。
こんなバスも!
はじめて見ました。
ヤンゴン市役所の前の
マハバンドゥーラ公園前には
SKY NETが撮影中。
初日の様子をバッチリ中継?撮影?してました。
ちなみに、夜もまだいました。
そして
街中には多くのカメラマン。
そりゃ記念すべき初日ですもんね。
にしても、なんとなく混乱してるっぽい。
実態ヒアリング。
ちなみに家庭教師の先生に
「バス、どうでした?」
と、聞くと
「いつもは1本で来れるのに
今日からは2本必要になった。」
とのこと。
いつもスーレーパゴダ近くまで
乗り入れていたバスが
ダウンタウン中心部までは
たどり着かないらしい。
ダウンタウン内を循環するバスがあり
そのバスへの乗り換えが必要になったとか。
確かに路線図を見ると
中心部のスーレーパゴダまで
乗り入れているバスは少ない。
郊外からくるバスは
軒並み、スーレーにはリーチしない。
これは、なかなか大変そうな印象。
で、面白い(素敵な?)話を
披露してくれました。
心温まる(?)話
バスの運転手・車掌にとっても
今日からのバス路線は新路線。
そのため、乗客が
「次のバス停は?」と聞いても
「わからない」と答えるしかない。。
その近くにいた、いつもその路線を使ってる
お客さんが「次は○○バス停だよ。」と
サポートしていたのだとか。
車掌さんを乗客がサポートする。
なんだか、ヤンゴンらしくて素敵。
と、思ったのは私だけでしょうか?
バスの運転手や車掌たるもの
それくらい覚えとけよ。
と言いたい人もいるかもしれませんが
個人的には、なんだか
微笑ましくていいな、と
そんな印象を抱きました。
また別の人に聞いたところ
「今日は諦めてタクシーに乗った。」
といった人もいました。
「これまでは1本で来れたが、今日から
乗り換えが必要になった。」
という声は4人から聞きました。
また別の声としては
「今回のプロジェクトはJICAがリサーチを
したんでしょ?なんとかしてよ。」
なんて声も。。
JICA噛んでるかを私は知らない。苦笑
他にも
「タクシー代ください!」とかも。苦笑
知らんがな、と。
家庭教師を終えて
8時半近くにバス停近くを歩いてみると
あの号外紙を配っている人を発見。
あ、このお兄さんがそれっぽい。
と思ったらたくさん持ってました。
紙を配っていたのは
YBSのTシャツを着た青年。
後から入手した情報によると
どうやらボランティアらしい。
(その時にはわかりませんでしたが。)
ちなみに配られていた新聞の内容はこちら
バスの路線名一覧
バスの路線図一覧
各バスのルート一覧
よって、バス停近くにいる人は
みんなして号外紙を手にしてましたw
にしても、対応しきれないだろうな
というくらいの数の人、人、人。
まぁ人が溢れていました。
なかなかすごい光景でした。
この号外版も、前日配布ではなくて
当日、バス停で配布ってのも
これまたミャンマーらしいな、とも。
その後、通った色んなバス停に
YBS Tシャツを着た人がいました。
ある人は一生懸命対応しており
ある人は座ってボーッとしてましたがw
大量のボランティアを導入したそうですが、
どう ひいき目に見ても
バス路線変更初日は混乱の様子w
渋滞緩和の効果はいかに?!
朝8時半前の時点では
「あれ、気持ち、車が少ない?」
「渋滞緩和に効果ありか?!」
と、気分は高まりました。
そして、タクシーで移動!
しようとするが、、、
なかなかタクシーが捕まらない。
通り過ぎるどのバスも人で溢れてる。
あまりのバスの来なさに
タクシーを使うお客さんも多かったのかも?
そんな印象でした。
ちなみに
夕方に乗った運転手によれば
「いつもと変わらなかったよ。」
とのつれない回答でしたが、、
ただ私の感覚としては
朝8時半の時点では
明らかにタクシーの乗車率が高く
なかなか捕まりませんでした。
が、ようやくタクシーに乗れました。
午後11時半頃に
改めてタクシーに乗り移動。
この時はいつもよりは
ちょっと難しかったけど
それほど難しくなくタクシーゲット。
が、途中で変な渋滞に捕まりました。
朝は全然いなかったバスが
ものすごい行列を作っていて
待っているバスが連なって
それが道の幅を狭めており
渋滞が起こっていました。
バスの強引な割り込みも見られました。
またいつもであれば
大きなバスが多くない
サクラタワー横の道にも
大きなバスが5台ほど連なっており
そのせいで道が塞がれ
信号でなかなか前に進まず、、、
との、なんだか悲惨な感じに
仕上がってしまってました。
しかし、その信号さえ過ぎてしまえば
あとは超スムーズな動き。
いつも激混みの道が
意外と空いてたりしました。
たったの1日だけの感覚であり
どこまでがバス路線の変更の影響で
どこからは偶然の産物なのか
わかりませんでした。
それでも
なんとなーく渋滞が緩和してたような。
でも別の場所では渋滞が酷くて
やっぱり関係ないか、とも感じました。笑
何はともあれ、
混乱の1日でした。
ちなみに、夜のスーレーのバス停近辺では
タクシードライバーが相乗りを呼び掛けて
商魂たくましく動いておりました。
なかなか面白い1日でした。
この混乱はいつ、収まるのでしょうか?
1週間くらいは
ちょっと注意深く見守ろうと思います。
やっぱり、取りやめ!とか
言わないことを強く、強く願います。
きっとそんなことはない、と思いますが。
ヤンゴンの生の情報をお届けしました。
岡田隆雄 says
新しいバスの情報ありがとうございます。できたらもっと詳しくお願いします。
岡田隆雄 says
バスの路線図を詳しく知りたいです。また、路線図のアプリがあれば教えて下さい。
お願いします。