「今、自分は面白がっているのか?」
この感覚を大切にしよう。
面白いの感覚は自分にしかないわけで
自分しか気付けないわけである。
だからこそ、自分の内側の声に耳を傾け
自分の感覚を大切にしよう。
マーケットを見ない
秋元康氏「視聴者が望んでいるものを探せば探すほどダメになる」ヒット企画の秘訣を語る
小山薫堂さんと秋元康さんの対談記事。
秋元康さんのコメントが印象的
——-引用ここから——-
僕はとにかく「マーケットを見ない」
(中略)
昔は僕も、世の中の動きとかを考えてたんですけど
(中略)
それをやればやるほど、結局過当競争に巻き込まれる
(中略)
魚群探知機があればあるほど、そこには漁船が集まる
(中略)
「そうじゃないのかもしれないな」と
あるとき思ってからは
とにかく自分が信じるものを
やり続けることのほうがおもしろいかなと。
(中略)
全く見たことがないとか、やったことがないとか、
そういうものを追い続けてるような気がします。
——-引用ここまで——-
この部分を読んで深く共感した。
この発想からして世の中の逆。
よくありがち(やりがち)なのは
ついついビジネスを考える上で
市場規模は?
競合は?
とか考えてしまう。
儲かるビジネスは?
タイミング的には、、、
とかかもしれない。
SWOT分析 とか 3C分析とか。
当然、ビジネスとして
成功させる上では必要な要素。
しかし
秋元さんは
過当競争に巻き込まれるだけだから
「マーケットを見ない」
と口にしている。
それよりも
自分が信じるものをやり続ける
その方が面白い
と。
そうだ、ここを忘れていた。
思考すると、ついつい
マーケット状況を鑑みて・・・
とか
顧客ニーズを満たすには・・・
とか言いたくなる。
でも そういった類いのものは
みんながみんな同じ事を考える。
だから当然、競合もやってくる。
結果的に、過当競争になる。
時には
サービス向上を求められ
価格競争にさらされる。
言葉を借りれば
魚群探知機に群がる漁船と同じ現象が起きる。
たくさん穫るための
設備投資が必要となるだろうし、
いざ魚を売ろうと思っても
市場原理の上で 供給量が多くなれば
市場価値は下がり、利益が薄くなる。
だからこそ
全く見たことがない
やったことがない
そういうものを追い続けてる
と、秋元氏は語る。
言うのは簡単だが
実行するのはもちろん簡単ではない。
ビジネスのフェーズもあるだろう。
面白がっているのか?
しかし、私は今 自由な立場であり
自分で決める事ができる。
だからこそ
「自分が面白がっているのか?」
ここを大切にしたい。
忘れちゃいけないのは
「面白い」の基準は人によって異なる
この大前提。
もっと言えば、
自分にしか
「面白いかどうか」の判断はできない。
だから
自分の感覚を大切にする。
これが大切。
他の人からは
何やってんの、あいつ?
と言われたっていい。
バカじゃないの?
と言われたっていい。
自分が面白いと思えるかどうか
それが大切なのだ。
ふと みうらじゅん氏の本
「ない仕事のつくり方」を思い出した。
以前に書いたブログ記事
しばらく全力で押す1冊、「ない仕事」の作り方。一人電通みうらじゅんの仕事術。
http://melt-myself.com/how-to-make-a-job-is-not-still-now20160304
みうら氏 は自分の中で
面白いと思ったものを
徹底的に突き詰めて
面白がって、仕掛ける。
誰よりも面白がって仕掛けるから
周囲も 流行ってんじゃね?
と錯覚して
ブームがうまれる。
※ちなみに、ゆるキャラの先駆者。
自分が面白がるのが重要なのだ。
ついつい
頭で考えてしまう。
しかし
答えは、自分の内側にある。
気付いたら●●してた
自分の心の奥底にある
「自分だけの感覚」
を大切にしながら動こう。
アイディアが浮かんだ時に
パッと動き出せるのは
感覚が察知している証拠。
気付いたら企画書作ってた、とか
ついつい頭で考えてしまう、とか
人に声を掛けて情報収集はじまる、とか。
逆に、動けなかったり
決めたのにモヤモヤするのも
感覚が No と察知している証拠。
脳はYesでも感覚はNoなのだ。
感覚はわかっているのだ。
感覚と思考が一致した時に
人の行動は強くなる。
大きな流れの中で我々は生きている。
流れに乗りながら
相手のスピード感と
自分のスピード感がマッチして
面白がりながらやれる仕事。
そういう仕事をつくっていこう。
こちらは面白いと思っても
相手のスピード感がついてこないと
他に目移りしてしまうこともあるので。
自分が面白がる事を忘れず
全く見たことがないとか
やったことがないとか
そういうものを追い続けよう
秋元康氏「視聴者が望んでいるものを探せば探すほどダメになる」ヒット企画の秘訣を語る
小山薫堂さんと秋元康さんの対談記事。
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