ドーアウンサンスーチー、アク、ジャパン、マ、トワネーデーノ、ティーラー?
(意味:アウンサンスーチーさん、今、日本行ってるよね。知ってる?)
タクシードライバーさんからミャンマー語で
そう話しかけられました。注目されてるんでしょうか?
今回はちょっとカタチを変えて情報提供。
いつものブログスタイルとは
ちょっとばかり変えてみます。
ミャンマーの新聞では
アウンサンスーチー氏の日本訪問は
どのように捉えられているのか?
現地国営新聞社の英語版
http://www.moi.gov.mm/npe/nlm/
2日の新聞
3日の新聞
4日の新聞
いずれも
スーチー氏の日本訪問が1面を飾っています。
3日の新聞を見ると
・アウンサンスーチー氏は、
農業、交通、電気、人材分野を含む部門に
おける日本の支援を依頼
・経済の専門家や新鮮なアイディア、を求める
・青年海外協力隊の派遣にサインした
と記載されている。
4日の新聞には
・岸外相を内戦停止に向けた努力をすることで合意
・新幹線で京都大学へ
大学初の個人向けに名誉博士号を贈呈・民主化に向けて前に動き続ける必要がある
といった記事が取り上げられていました。
そして
MyanmarTimesでも
3日のニュースにて
日本が5年で8億円の支援を発表
と記事が掲載されました。
大枠は日本語記事で読まれてると思うので
あまり触れられてない部分を
・アナリストは、訪問を前向きに捉え
「日本の支援は搾取者としての意図は感じられず
採取産業(石油・ガス・鉱物資源等)よりも、
むしろ大規模製造業やインフラ投資への意図が見える」
と対ミャンマー投資に対する中国と日本の違いにつき語った。
・ミャンマー投資委員会は、既に日本から88の直接投資を承認し
投資額は合計で6億7400万ドルにのぼる。
そのうちの77つ、5億7100万ドルは既に事業開始している。
・ティラワ経済特区では24の投資があり、ダウェー経済特区でも
日本は強く興味を持っている。
・経済大臣のチョーウィン氏は32の銀行や建設等に関する起業家と
東京を訪問し、日本のカウンターパートナーと議論を行なうための
機会の設定に着手している。
こう記載されていた。
日本とは、ちょっとだけ角度の違う記事。
中国との対比が入ってるあたり、
なんだか ピンと来るものがありますし
ミャンマー国民の感情が出ている気がします。
起業家と日本を訪問するプロジェクト
を実施しようとしている。
これもまた気になる情報です。
ちなみに詳細は やはり外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/s_sa/sea1/mm/page4_002474.html
こちらにどんな話がされたか
詳細に書かれています。
日本の発信力はやはりすごい。
青年海外協力隊の派遣については
「年間1,000人規模の交流・人材育成」
と書かれていました。
そして経済協力においては
少数民族地域支援、農業、都市開発、電力
空港、人材育成を含めて対応する。
水力発電所の改修、地方病院の拡充 とも記載。
プロジェクトリストは下記の通り
1度、目を通しておくといいかと。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000200438.pdf
スーチーさんの日本訪問は
ミャンマーでもしっかり報道されてます。
もちろん日本での報道は言うまでもなく。
なんだか 双方の期待感 が見えます。
昨日、タクシーに乗って
28歳のミャンマー語しか話せないドライバーさんが
「今、スーチーさんが日本にいるよね?」
と、話題を振られました。
それくらい、周知の事実になっているようで
5日間の日本滞在ってのは
よくよく考えるとインパクト強い。
ミャンマー国民から慕われる
アウンサンスーチー氏が日本にいる。
その印象はやはり強いのだ。
ちなみに他国の外交状況は
ざっくり調べたところ
移動も含めて、にはなるが
中国 : 8月17日〜21日(5日)
イギリス : 10月9日〜13日(5日)
アメリカ : 10月14日〜26日(13日)
という感じ。
他国とのバランスを見ても
悪くないかな、という印象。
個人的には
日本が力を入れて支援する分野の
動向が気になります。
まぁ既に動いてるものも
かなり多いんだろうけれど、
それでも影響は大きい。
なんせ8000億円ですからね。
ミャンマーにいる日本人2000人。
1人当り4億。
そんな計算をされてる方もいました。
ミャンマー国民5000万人超。
んー巨額だ。
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