あなたに残されたのは、あとひと呼吸です。
その最後のひと呼吸を噛み締めながら
息を吸ってください。
その息を、あなたはもう2度と
吐くことはできません。
そんな瞬間をイメージした事はありますか?
普通、なかなかないですよね。
死の体験旅行に行ってきました。
http://www.machitera.net/project/spirit_body/death/
そんな名前のワークショップに
参加してきました。
以前にお友達の上田さんが参加した、と
紹介していて、興味を持っていました。
参加した理由としては
「死にかけた人は強い」
そんな言葉が頭の片隅に残っていたり
「死を身近に感じることで
時間の有限性を強く意識できる」
なんて言葉に触れたりした事が
影響しています。
「どうもダラダラしてしまう」
「どこにエネルギーをぶつけよう」
なんて事を
ああでもない、こうでもない
と考えを巡らせてる自分にとって
「死」を意識してみる事で
何かが見えるのでは?
そんな事を考え
参加してみよう、となりました。
「死の体験」と聞いて
ご存知の方が思い浮かべるのが
「棺桶に入る」ワークショップ。
私が参加したのは
そういった類いではありません。
自分が徐々に「死」に近付いていく
そんな物語を、追体験する。
それが「死の体験旅行」です。
元々は、
ホスピスなどで働く方向けのプログラム
なのだとか。
一般病棟のような
いわば「死」と闘う場ではなく
「死」と寄り添う場であるホスピス。
特殊な環境で働く方々に
死にゆく人の気持ちを
少しでも理解してもらおう
とはじまったプログラムだとか。
本当に、大切にしたいもの。
いざ、参加してみると
感じる事はいくつもありました。
そしてワーク中に
ちょっとだけ泣けました、私は。
詳しく書く事は避けますが
ワークショップを通じ
「死」と向き合う事で
「自分が大切にしたい価値観」
を、改めて認識しました。
これ、本当に大事にしたいんだな。
なんて感じました。
これまで特に強く
意識してたわけじゃないけど
何気なく大切にしてるもの。
見てないフリしてたけど
本当は大切にしたいもの。
なんかにも気付きました。
「死」と向き合って気付く
実際の「死」が
どんなものかはわかりません。
本を読んで疑似体験するとか
意識してみる事位しかできません。
映画を観たりしながら
イメージする事もできます。
しかし、実際はどうなのか?
は、その場になってみないと
わからないでしょう。
それでも
場を設けて
擬似的に「死を体験」してみる。
この事で
感じるものは多くありました。
多くを望みたくなる。
そんな気持ちもあります。
アレも欲しい、コレも欲しい。
そんな想いも否定できません。
欲求は常に生まれてきます。
おかげさまで
手元にコイツがおりますしw
いざ「死」と向き合ってみると
自分にとって大切なのって
そういうモノじゃないわけです。
1度、体験してみてください。
この旅行から帰ってくると
自分にとって
本当に大切なものは何なのか?
なんてものが浮かび上がります。
ひょっとしたら
今,目の前にある人生が
ガラッと違う人生に感じる。
そんな経験をするかもしれません。
近くにいる人こそ大切にしよう。
そう思えるかもしれません。
死と向き合った時に
あなたには何が見えるでしょうか?
ちなみに、次回は
2016年7月25日(月)19時〜
「死の体験旅行」
http://www.machitera.net/project/spirit_body/death/
人気のワークショップなので
埋まってしまう可能性も大ですよ。
ぜひ、お試しくださいませ。
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