安定性や確実性を求める人や企業は
ミャンマーに来るのはやめた方がいい。
ポテンシャルを感じて攻めたい人や企業は
ぜひとも来たら良いと思う。
それが、今のミャンマーの立ち位置。
安定・確実を狙うなら
ベトナムでしょう。
今のタイミングでは。
ポテンシャルはミャンマー。
だから、私はミャンマーにいるのです。
少なくとも19回目のタイ渡航
バンコクに来ています。
これで何度目でしょうか。
よくわからないくらい
バンコクには来ています。
そう思って
パスポートを開いて
数えてみたら
19回分は
スタンプがありました。
一部ではありますが
こんな感じに。
経由地として立ち寄ったケースや
一時入国したケースも
何度かありますので
そういったものもあわせた数
にはなりますが、
それでも19回は多い。
自分でもビックリ!
これまで3年でのバンコク滞在は
ほとんどが1週間未満の短期滞在。
それが、ここ2回は
1週間程度の滞在と長め。
内容としても
セミナー講師、銀行・企業訪問を含めて
情報交換の機会が多くあり
刺激的な滞在になっています。
今回は、
京都銀行さんにお声掛け頂き
セミナーでお話をさせて貰いました。
ミャンマーに興味はあるけど
なかなか情報を得られない。
そんなお客様にお集まり頂き
情報をお伝えさせて頂きました。
ご参加いただきました皆様
本当に、ありがとうございました。
セミナーだと
ドンピシャな情報がお伝えできず
なかなか不完全燃焼な部分も
ありましたが、、、
そしてそして
銀行訪問ですが、
前回に続いて今回も
いくつか訪問をさせて頂きました。
経済ミッションで
日本から世耕弘成経済産業大臣が
タイに訪問中で
それに同行するカタチで
日本企業関係者 500名以上が来ているとか。
そんな期間にあたったため
銀行さんの顧客企業が
タイに来ていたりして
銀行さんもバッタバタだとか。
とはいえ、そんな中でも
事前にアポを取らせて頂き
いくつかの銀行さんと
お話する機会を頂きました。
そんな話を自分なりに咀嚼して
ちょっと語らせてもらいます。
タイプラスワン 筆頭候補は?
私は今、ミャンマーに住んでいます。
飛び回ってますが、
基本はミャンマーです。
かれこれ3年半ほど経ちます。
なぜミャンマーなのか?
色んな方にそう尋ねられ
その答えは
色々と語って来ましたが
最近、腹落ちしてるのは
「ミャンマーには、ポテンシャルを感じるから」
この一言に尽きます。
日本からすると
「東南アジア」の中で
タイ、ベトナム、ミャンマー
カンボジア、ラオス 等の
違いがあまりわからない
そんな声も聞きます。
興味が薄ければ
そうなるでしょう。
ちなみに違いでいえば
人口で見ても
ベトナム 9300万
タイ 6900万
ミャンマー5200万
カンボジア 1600万
ラオス700万
と、その差は明らかです。
「消費者市場を狙え!」
そんなビジネスを考えたら
ミャンマーとカンボジアの間には
大きな隔たりがあることが
わかるでしょう。
また発展の具合も様々。
例えば経済指標としてわかりやすい
2016年 GDPで見れば
タイ 5,899
ベトナム 2,173
ラオス 1,925
ミャンマー 1,269
カンボジア 1,229
(※全て USD IMFデータ参照)
ここも差は歴然。
タイが圧倒的に抜けてて
そこを追いかける構造。
感覚的には
ベトナムは、もっともっと
先を行ってる気もしますが
ホーチミンしか
行った事ないので
地方まであわせると
こんな数字感なのかも。
タイの次はベトナム。
これがおおよその流れ。
タイにある銀行の顧客が
次の展開先を考える際
進出先候補の筆頭はベトナム
だそうです。
主流はそちら。
どう考えてもそうです。
インフラ整備状況。
大手企業の進出状況。
人口規模。
色々考慮しても
単純に
製造業を中心とした
「タイプラスワン」は
ベトナムに軍配があがります。
でも
本当にそうなのか?
本当に
ベトナムでいいのか?
と、考えて欲しいわけです。
今、主流がベトナム。
てことは
ある意味では
もう遅い
のかも、と
疑ってみて欲しいのです。
タイへの進出に出遅れて
後塵を拝した企業。
今からベトナム行っても
きっとまた
後塵を拝する事になるでしょう。
私はそう思っています。
そんなのは面白くない。
そう考える人や企業は
ミャンマーなり
カンボジアなり
ラオスなり
更に先を見ているのです。
タイからの進出でいえば
ラオスの利点は大きいです。
言語がほぼ同じらしく
タイ語が通じる。
この利点は大きいでしょう。
よって
タイから進出するなら
ラオスは魅力的。
確かに人口は少ないけれど
数百人程度の向上なら
耐えられでしょう。
では、ミャンマーは?
分野によっては「狙い目」。
なんせ
ミャンマーにはないものが多い。
ここがポイント。
競合が少ない、とも言えます。
「◯◯がないから」
「△△ができたら」
「☓☓が、☓☓になったら」
そんな部分だらけ。
「交通インフラが整備されたら」
「停電がなくなったら」
「家賃が下がったら」
とか、そんな声も聞きます。
だからこそチャンス
なのです。
だって
他も同じことを考えているから。
他も同じような理由で
進出に躊躇しているから。
だからこそ
あなたが、今、来る意味があるのです。
1年後、5年後に
環境が整えば、他が来ます。
その時では
大企業の資本力に飲み込まれます。
大勢の中の一部、になります。
他が来る前に
シェアを奪っておく。
ここが、ポイントなのです。
今のうちに
他に先んじて来るからこそ
意味があるのです。
とはいえ
ずっと赤字で運営し続ける。
そんなわけにはいきません。
ビジネスであるからには
収益化が見込めないと
いけません。
「3年は赤字で耐える」
そんなスタンスで
3年前に来た会社もあります。
現在は、
さらに攻めに転じています。
2年前に進出して
1年で撤退した会社もあります。
だから
正解はありません。
タイミングの妙もあります。
マーケットに
パシッとハマるケースもあれば
思ったほど
うまくハマらないケースもあります。
やってみないとわかりません。笑
でも
やらないことには
何も起きません。
「考えてはいるんだけどね。」
と、言っている間に
どんどんチャンスが
遠ざかっているかもしれません。
何かを決めて
何か行動してみる。
そこから
すべてがはじまります。
進出に向けて
具体的な情報収集を開始する。
進出に向けて
まずは一度行ってみる。
そうした行動を起こしてみると
縁があれば
スルスルスルッと
物事は流れていきます。
縁がなければ
どっかで滞ります。笑
そういうもんです。
良い悪いではなく
そういうものです。
それが世の常です。
でも
「やろう」と思って
何もしないままいたら
何も起きません。
これは間違いありません。
だから
「やろう」と思ったら
具体的な行動を起こしてみる。
これが大切。
ミャンマーでなんかやってみたい。
そんな ところからでもいい
と思うんです。
まずは見てみよう。
そんなところからで。
その一歩から
すべてがはじまるのです。
ミャンマーは
「ポテンシャル」好きには
たまらない国です。
安定や確実性を求める人や企業は
きっとミャンマーはやめた方がいい。
でも、そうじゃない人は
早く来たほうがいい。
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