あっという間に
ハカ最終日となりました。
最後の晩餐も終えまして
宿に戻ったわけです。
で、ここからは
オーナーとひたすらトーク。
チン州ハカの家賃は?
このゲストハウスは
今年の7月に改装してオープン。
彼は、ハカ生まれの59際。
現在は、
オーストラリアのパースで
自動車学校(?)を経営し
インストラクターとして
1時間40ドルで
生徒に教えています。
オーストラリア生活12年目。
奥さんもミャンマー人で
子供が4人。息子2人、娘2人。
オーストラリア渡航前は
インドとの貿易なんかを
ビジネスにしていました。
しかし、もう若くもない。
毎日働くのも大変。
ってことで
元から(1996年から)持っていた物件を
リノベして、ゲストハウスに。
2ヶ月ハカ、2ヶ月オーストラリア。
なんとなくそんな生活スタイル。
ビザの事を考えて
ミャンマー国民でいることを選択中。
なぜ、ゲストハウスだったのか?
そう尋ねると、
他にもいくつか
ゲストハウスはあるけれど
他はあまりキレイじゃないから
他よりはキレイにした、と。
確かに、キレイだし、お湯も出るし
洗濯もしてくれるらしいし、
なんともいい感じ!
この町の事を知ろうと
あれこれ、質問をしました。
ハカの家賃は?
メインロードの路面に接するフロアが
だいたい月9万チャット。
もし借りたいならば
来年の更新の時に手配するよ。
来年はたぶん10万チャットになる。
と。
ほぼ一等地といっていい
メインロード沿いで
月の家賃が1万円以下。
あり。
かなり、あり。
ヤンゴンに比べると
格安も格安です。
でも、これが地方の相場。
もし建物を丸ごと買いたいなら
3階建ての物件があるから、
5,000万チャット(約400万円)で
売ることはできるよ。
そこで
1階レストラン
2階、3階がゲストハウス。
経営してもいいんじゃないか?
と、そんなススメを受けました。笑
彼が言うには
チン州ハカは、州都。
よって
ハカだけでなく、南ハカの
ミンダ や カンペトレト で
事業をするにも
州都ハカに来て
申請をすることが必要。
その際、滞在する必要があり
意外と宿のニーズは深い。
そう、彼は語っていました。
確かに遠いですし
来たなら長居しよう、と
考えたくなるものです。
彼いわく
ハカにはゲストハウスが6軒。
2ヶ月ほど前は
「全ゲストハウスが満室」
って事態が起きていた、とか。
また
レストランもいいお店は少ない。
だから、
まだまだニーズはあるぞ。
と、語ってくれました。
まずは物件を買うところからだ、と。笑
ハカの人は何をして暮らしているのか?
この町の経済の仕組みが気になったので
その点も尋ねてみると
この町の人が従事しているのは?
個人事業、農業、オフィスワーク、建設業
そして「貿易」
なんてワードが出てきました。
ミャンマーインドの国境エリアの名称で
「ミゾラム」との名前が。
ここが 国境のようです。
貿易は、インドが1番近いのです。
インド国境まで8時間ほどらしく
マンダレー行くより近いのです。
てなわけで、
貿易業はインドと。
色んなモノがインドから来てるようで。
テレビ番組の下の表示も
「TATA」 インドの タタではなかろうかと。
インドが近いことと
関係あるのかもしれません。
「オフィスなんてあるの?」
と、思ったりもしますが、
一応、市内には
CB BANK と KBZ BANK が展開。
きっと
何名だか何十名だかは
ここで働いているのでしょう。
それにしても
洋服店とか、儲かるのでしょうか。
と、不思議でなりません。。
かなり似たようなお店が多く
特色もあまり感じなかったので。。
あとは、
やっぱり出稼ぎが多いんでしょうね。
ちょうど
バスで一緒になってた
アメリカ10年いた彼も出稼ぎ。
マレーシア出稼ぎ中の人もいたし。
ゲストハウスオーナーも
12年、オーストラリア。
こういう人達が
色んなところにいるんでしょう。
チン州ハカで、何かやりたい。
それにしても
チン州ハカは
結構気に入りました。
というのも
やはり自分の地元、飛騨に近い。
温度とか、空気感とか
田舎感とか。
「可能性のある事業は?」
と、率直にぶつけると
・レストラン
・ゲストハウス
・ビューティーパーラー
との回答。
だから、彼は
ゲストハウスをはじめたのだ。笑
確かに、ゲストハウスとかは
情報が圧倒的に少ないから
うまく
ネットとか使えば
競争優位に立てるかも。
なんて思ってみたり。
飲食店についても同様。
メニューも不揃いで
お店もオシャレではなく
値段も結構高くて
なんてことを思うと
意外とありかもしれない。
だから、彼は
3階建ての物件を
薦めてくれたのでしょう。笑
とはいえ
やはり ハカは遠すぎる。
まずは
交通インフラとか
整備された後かなー。
1番近くのカレーミョ(カレー)から
バスで8〜9時間。
ヤンゴンから27時間。
マンダレーから18時間。
なかなか
ハードルは高いです。
観光客が訪問するにも
ハードルが高すぎます。
魅力的な町ではあるけれど
このハードルの高さ故
この町に行きたい!
と、思っても
なかなか重い腰が上がらないでしょう。
ハカから
インド国境に向かい
インド国境近くの場所に
Rih Dil という
ハート型の美しい湖があるそうです。
が、そこまで行くのも
ハカから
さらに8時間以上。
なかなかハードです。笑
閉ざされた町だからこそ、の何か。
それがあると思うのです。
この町の可能性を信じて、
何かできないかなー、と。
頭の片隅で思っています。
何かやりたい方いれば、
お声掛けくださいませ。
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