別れは突然に。人の優しさを教えてくれてありがとう。

別れってやつは、

どうして、こうも突然に

やってくるのだろうか。

いきなり

あいつは逝ってしまった。

気付いたら

逝ってしまっていた。

あえて、御礼を言うとすれば

おかげで

人の優しさに気付くことができた。

ありがとう。

あいつとの冷戦

ここ３日ほど

ずーっと、あいつと戦っていた。

随分と長いこと戦ってた気がするが

たった３日ほどだ。

あいつは、こちらがいる事が

わかっていると表に出てこない。

こちらがいないとわかれば

コソコソと、でも大胆に

動き回っているようだ。

動いている痕跡は

そこら中に残っているから

じっとしてないことはわかる。

それなのに

決して

直接目を合わせることもなければ

鉢合わせることもなく。

それでも

お互いに意識し合って

戦い続けていた。

いわば冷戦状態だったわけだ。

それが

突然、終焉を迎えた。

先日、ブログで

戦いについて、少しばかり書いた。

ネズミが糞をする場所

つまり

ネズミが行き来する場所 に

いかの燻製とセットで

シートを設置したところまで

前回、書いた気がする。

実は、あのブログを書いた夜

ネズミは

見事に罠に引っ掛かった。

夜１２時前頃だろうか

いきなり

あいつの鳴き声が聞こえた。

見てみると、見事なまでに

しっかりと罠に引っ掛かっている。

こぶし２つ分くらいのサイズ。

めっちゃでかいやんけ。

恐る恐る近付いてみると

まだ体力があるようで

逃げようとして足掻く。

が、逃げられない。

しっかりと絡め取られているようで

逃げられない様子。

トイレに行く時

シャワーを浴びる時

何度も暴れる

こいつの様子を伺っていたが

どうも逃げられない様子。

まだ体力がありそうで

怖いので

すぐに処分はできない。。。

どうしようか、、、

念のため

罠のサンドイッチをして

逃げられなくしておこうか。

でも罠も160円。

次の１匹が来るかもしれないし。。

てか、そもそも怖い。。。

なんてことを考えつつ

少し観察していたが

どうやら

本格的に逃げられなさそう。

てことで、

一晩弱らせて

明日の朝に処分しよう。

そう決めて眠りについた。

後悔先に立たず

朝起きて

恐る恐る、覗いてみると

うわ、マジか。

あそこから逃げたらしい。

体毛を残して

御大は去っている。

マジでショックだ。

なぜあの時。。。

なぜ罠のサンドイッチに

踏み切らなかったのか。。。

たったの１６０円をケチって

なぜあそこまで追い詰めたのに

ビビってしまったのだ。

おれは何をしてしまったんだ。。

「後悔先に立たず。」

である。

この日は、後悔の念が強すぎて

マジで１日、何もできなかった。

ネズミが頭を離れなかった。

「なぜ、あの時、、、」

ほんと、その想いだらけだった。

が、同時に

嬉しい出来事もあった。

「ネズミやばいぜ」ブログを書き

Facebookシェアしたところ

思いがけないほど多くの方から

「心中お察しします」

「気分転換にディズニー行くぞ」

「こんな対策がいいよ」

「殺鼠剤あげますよ」

「◯◯で殺鼠剤売ってますよ」

「負けるな！」

「大変だよね。。」

などの温かいコメントを頂いた。

このコメントに

どれだけ助けられた事か。

精神的に。

物理的には何も変わらないが。

でも、本当に、本当に

めちゃくちゃ心の支えになった。

東京珈琲で出会って

何度も愚痴を聞いてくれたし

コーラも分けてくれたし、

ちょっとした事が

本当に嬉しかった。

マジでありがとう。

まじでこの日は

ネズミ対策しか頭になく

シティマートでも

気付いたら

ネズミ駆除コーナーに佇んでいた。

HAPPY の名称の殺鼠剤を見て

HAPPY にネズミを殺せたら

どれだけ幸せだろうか

なんてことを思わずにいられなかった。

「なぜ罠のサンドイッチをしなかったのだ」

と、２００回くらい後悔した１日だった。

家に帰りたくない想いを抱えながら

かといって帰らないわけにも行かないし。

なんて思っていたら

ペーパー夫婦が

「ネズミ怖かったらウチ泊まっていいお」

と、優しい声をかけてくれた。

まじで外泊を検討していたので

めちゃくちゃ嬉しかった。

ほんと、優しさが染みた。

夜遅めに、一旦家に帰ったら

友人が分けてくれた殺鼠剤が届いていた。

どうやら瞬殺系ではないらしい。

あえて数日かけて殺すタイプらしい。

てことで、

すぐには死なないらしいが

中長期的には必要だから

望みをかけてすぐに設置。

見てわかる通り

排水ホースは

完全にネズミに

噛みちぎられている。

まじで憎い。

外泊をリアルに考えたが

殺鼠剤を食べるのかどうかを見たい

そう思い

家に留まることに決めた。

夜、Facebookのストーリーに

ミャンマーで人気の

超かわいい女優

キンウィンワーさんの

写真があがってきた。

これにはイラッと来た。

今は、今だけは

ネズミはやめてくれ。。。

と。

それにしても

優しく声をかけてくれる人がいて

「ちゅーちゅー」

言ってくる友人がいたり

我が家に

「ミッキーハウス」

と命名してくれる友人がいたり。

今回のネズミ事件を通じて

「おれ、愛されてるな」

と気付かされた。