こんばんは、KGYです。
夜の11時過ぎ。高架下を歩いていると
パリーンッ
甲高い、瓶が割れるような音が
夜の高架下に響き渡りました。
子供2人の睨み合い。
そんな場面に出くわしました。
夜11時、ミニゴンの高架下で
先日、サンチャウンの
ミニゴン・ダゴンセンター前を歩いていました。
※昼間の高架下の写真はこちら。
高架下は公園のような
人がのんびりできるスペースになっています。
※こちらも昼の写真ながら、人が休憩できる
憩いの場となっていることがわかる。
夜の11時近く。
周りは かなり暗い中です。
そこを歩いて横切ろうとした時
ある光景が目に入りました。
子供2人が
顔を突き合わせて
睨み合っていました。
ヤンゴンによくいる体型。
2人とも、そこそこ痩せていて
身長は1,2mとかそれくらい。
年齢は10歳〜15歳の間。
なんとなくそんな雰囲気の2人。
かなり近い距離で睨み合っています。
それを横目で見ている大人が複数。
おばちゃんとかおじちゃんとか。
そして、近くでは
もっと小さい子供たちも
その様子を
横目に、しかし、じっと見守っていました。
その中に、本当の親がいるのかは不明。
でも、感覚的には
いない気ような感じでした。
睨み合いが続いていたその時、
「パリーンッ」
甲高い、瓶が割れるような音が
夜の高架下に響き渡る。
何か動きが。
1人の少年が
ふっとしゃがみ込み
足元に落ちていた
(or 元から手にしていた?)
瓶を割り
その瓶を相手に見せつけます。
「これで 切るぞ?!」
と、言わんばかりに。
ちなみに、声はなく
ほぼ無音でのやりとり。
するともう一人の少年も
パッとアクションを起こします。
立っていた脇にある花壇の中から
こぶし大の石を取り出して
手に握ります。
そして、
その手を振りかぶって
相手を牽制(威嚇?)します。
片方の少年は 割れた瓶を
もう片方の少年は、石を。
お互いに威嚇しあっています。
一触即発。
血が流れるかも。
そう、ドキドキしながら
恐れながら見ていました。
その場を離れたくても
どうなるだろうか?
その興味と怖さが半々で
少し離れた場所から
この喧嘩の行末を
ただただ見守っていました。
1分?
2分?
それほど長くない睨み合いの末
石を持った少年は
石を地面に投げ捨て
その場を去っていきます。
もう1人の少年も、
瓶を捨てました。
パリーン と
甲高い音が再び響き渡ります。
こうして、
この喧嘩は終焉を迎えました。
ほんの数分の睨み合い。
そして血が流れることなく
喧嘩は終わりました。
大人は一切、声も掛けず
近寄ることもしていません。
が、自発的に
子供たちだけで喧嘩を終えました。
これが
いいのか、悪いのか、わかりません。
喧嘩への対応から見るミャンマーの教育
しかし、
この喧嘩を見ていて気付きがありました。
1、大人は喧嘩を止めないんだ。
ここにミャンマーの教育のヒントがある?
2,瓶を割るなんて賢いな。
にしても、どこで覚えるんだ?
この2点です。
1、大人は喧嘩を止めないんだ。
ここにミャンマーの教育のヒントがある?
まずは、こちらから。
日本だったら? と考えてみます。
きっと瓶を割った時点で
大人が止めに入るでしょう。
子供は叱られるでしょう。
自分の子供だったら?
知ってる子供だったら?
どうするでしょうか?
知らない子供だったとしても
それはさほど変わらないかと。
いずれにせよ、
今回のケースのように
子供が自発的に喧嘩をやめる前に
大人が止めているかと。
そもそも
瓶の割れた破片で脅す
なんて喧嘩はなかなか 見ないかと。
大人が止めないことで
子供たちは自発的に
喧嘩を終えました。
これはとても素晴らしい事です。
一方で、
誰も止めなかったため、
こうした喧嘩が悪いことなのかどうか
判断軸を持たないまま次に進んでしまう、
とも言えます。
いずれにしても
「子供だから」とすぐに止めさせず、
一人の大人として尊重して
対応したのじゃないか、と。
だから、大人は
何も手出ししなかったのかも、と
思ってみたり。
なんだか、ここに
ミャンマーの教育方針の一部が
垣間見えたような気がしました。
(深読みし過ぎだと認識してますw)
ただ関係ないから放置してただけかも。
2、瓶を割るなんて賢いな。
にしても、どこで覚えるんだ?
これについても、思いました。
やはり、テレビとかの影響でしょうか。
少なくとも、私が小6の頃には
そんな知恵はなかったでしょう。
むしろ、今でも
なかなか思い浮かびません。
瓶を割って、それでもって
威嚇するなんて手段は思いつきません。
それが、彼の場合は
スッと、その行動を取りました。
普段から慣れているのかもしれません。
よく、脅しの手段として
使っているのかもしれません。
にしても、賢い子供です。
いい、悪い、はさておき。。
彼らの喧嘩を目の前にして
「ミャンマーの教育」にも
少しばかり思いを馳せました。
ミャンマーでは
あらゆる場面で親が干渉する。
なんて言われるので
そういったものだと思っていましたが
今回の喧嘩については
まったく干渉なし。
気にして、見てはいたけれど
特に 手出し も 口出しもせず、でした。
結果的には、
血が流れなかったから良かったけれど
もし血が流れる結果となっていたら
なんで 止めなかったんだ?!
と、なるでしょう。。。
そう考えると、このケースは
どうするのがいいんだろうか。
と、流血目前の喧嘩から
ちょっと考えてみました。
ただの1ケースから感じたことなので
すべてのパターンには
間違いなく当てはまらないでしょう。笑
教育って、やっぱり難しいな。
あなただったら、どうしますか?
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