2019年もあと10時間ほどで終わる。
本当、早いなー。
「もうすぐ仕事を辞めるんです。」
なんて人と続けざまに3人ほど会った。
その方々に伝えたのが
「急がなくてよくない?」
といった言葉。
それは私の経験でもある。
貴重な なんにもない日々
1度目の転職では
12月 21日に最終出社して
1月 9日には
ミャンマーの新たな職場にいた。
その間、たった3週間。
「たった3週間」だった。
一応、日本で人に会いまくり
実家で数日を過ごして
ニューヨークにも数日遊びに行き
マレーシアでも時を過ごして渡航した。
が、めちゃくちゃ駆け足だった。
ただ、その時は
「1日でも早くミャンマー生活を始めたい」
そんな想いがあった。
ミャンマーでは
2年働いた後、会社を辞めた。
本当は ゆっくり準備しよう
なんて思ってたのだが
色々と事情があって
「あ、来月から仕事なくなるやん」
ってなったので
転職活動とかする暇もなかった。
2016年1月1日から
突如、私は無職となったw
起業準備でもするかなー
なんて考えながら
旅の予定を入れたり
日本で 勉強会の予定を入れたり
準備を進めていた。
が、突発性難聴になり
精神がちょっと崩壊して(たらしい)
日本に帰国した。
2月中旬〜3月末までは
飛騨で療養生活をしていた。
ただただのんびりした。
まじでなんにもしない日々を過ごした。
これができる期間は貴重だ。
3月末頃から東京に行って
申し込んでいたセミナーに参加したり
色んな人と会ったりして
6月頃まで東京に滞在した。
この間も
生活の密度はめちゃくちゃ薄かったw
体調も万全に戻ったので
なんとなくやろうと思っていた
タロット占い、お遍路さん(車)
などにトライしてみた。
ある時、ふと気付いたら
マジでお金がなくなっていた。
経験が自分を強くした
日本生命退職時には
ほぼ 1,000万円近くあった貯金が
なぜか 16万円になってた。
(ただ使っただけだが、、、)
めちゃくちゃ焦ったw
で、私が取った手段は
実家への退避。
1か月 1日 78円生活w
その後、
運良く(?)ミャンマーでの
仕事の声を掛けてもらい
30万円払って
ブータン旅行に参加し
インドとネパール経由で
ミャンマーで仕事をはじめた。
実際 はじめたのが
10月くらいだったので
かれこれ 10か月
何もしなかった事になる。
その後、ミャンマーでは
ちょっとずつ
色んな人から声を掛けてもらい
なんとか4年ほど
フリーランスとして
生かさせていただいている。
ほぼお金を稼ぐことなく
ひたすら使い続けた 10カ月と
その後の フリーランス 3年ちょい。
この経験を経て随分と強くなれた。
貯金のおかげではなるけど
10カ月間 稼がなくても生きていけたし
ほぼ 0(ゼロ)の状態から
もう一度 生活を立て直すことができた。
これが、謎に自信に繋がっている。
急がなくてよくない?
もっといえば
この期間・経験を経て
「生きる」ってことを
身体で感じる機会にできた。
辞める人達と話していると
どうやら 多くの人は
「お金を稼がないと」
という謎の強迫観念があり
「貯金が ◯◯万円しかない」
みたいな恐れの中で
生きている人が多すぎる。
そりゃお金があるに越したことはない。
でも、お金がなくたって
なんとかなるもんだ。
東京の生活コストが高くて苦しいなら
東京を出て、地方に行けばいい。
年収 1,000万円 は貰えないかもしれないが
東京よりも豊かな生活がそこにはある。
お金に代表される
経済的な豊かさではなく
精神的な豊かさとか
人としての豊かさは
むしろ地方に多い気がする。
日本の地方でなく
海外にもそれはある。
豊かさを考える上でも
しばらく
経済的な観念に縛られる世界から
離れることを勧めたい。
もう少しいえば
お金もそうだけれども
「暇を暇として受け入れる」
経験も必要な気がする。
何かしてないと不安
って人もまた多すぎる。
なんにもしてなくったって
別にいいのに。
それこそ 人生には必要な経験だ。
せっかく辞めて自由な時間があるのだ。
だからこそ
「急がなくてよくない?」
と、私は思うわけである。
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