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From Yangon(ミャンマーブログ)

可能性拡大に貢献する by 桂川融己(かつらがわ ゆうき)

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「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」を強くオススメしたい。 vol.3

2017/05/07 by melt-myself Leave a Comment

人工知能に関する本の中でも

圧倒的にオススメしたいのがこの1冊。

 

よって、数回に分けて、内容を紹介したい。

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)

posted with ヨメレバ
井上 智洋 文藝春秋 2016-07-21

前回書いた記事

「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」を強くオススメしたい。 vol.1

「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊」を強くオススメしたい。 vol.2

の続きです。

「イノベーション・経済成長・技術的失業」より

イノベーション・経済成長・技術的失業

これら 3つのテーマ について

経済学的な視点から語られている章だ。

 

イノベーションとは? 経済成長とは? と

改めて、頭が整理される章でもある。

 

歴史は繰り返す

イノベーションに関する2つの相反する効果
「肩車効果」と「取り尽くし効果」

肩車効果とは、これまでの技術の蓄積を利用できるため

新技術の発見が容易になること。

 

取り尽くし効果とは、簡単なアイディアはすぐに成し得るため

イノベーションが進むほど、新発見は難しくなっていく。

 

この2つがイノベーションに関して相反する効果をもたらす。

 

はじめは、肩車効果が働き、ぐーっと伸びていく。

しかし、取り尽くし効果が徐々に表面に出てくる。

そうして、効果は衰えていく。

 

しかし面白いことに、

それでもまた新たなイノベーションが起こる。

 

そして、それをベースにして、肩車効果が働き、、、

 

てな具合に、歴史を振り返れば

蒸気機関、内燃機関・電気モーター、インターネット、、、

といった具合に

新たなイノベーションが沸き起こることにより

肩車効果 と 取り尽くし効果の双方が

順番に起こってきた流れがあるのだ。

 

それは人工知能でも同じことが起きるだろう。

肩車効果、取り尽くし効果、いずれもある。

 

しかし、新たなイノベーションが

全体をまたグググッと底から持ち上げるのだ。

 

シェアエコノミーなんかも

最近の大きな流れの1つのような気がする。

 

新しいイノベーションってわけでもないが

テクノロジー x シェア はイノベーションだ。

ミャンマーでも、タクシー配車やAirbnbが

利用できたりするのだ。斬新である。

 

技術進歩が遅いから、サービス業の割合が増える

ヘアーカットは今のところ人が行うしかないので
生産を効率化できません。一回のカットに1時間掛かるといった
手間は、100年前も今もほとんど変わりないわけです。
その場合、一人の時給以下にカット代が下がることはあり得ません。
工業では技術進歩が速く、サービス業では技術進歩が遅いと言えます。

それがために、工業が占める雇用の割合は減り、
サービス業の割合は増えました。

これは、ちょっと衝撃の事実でもありました。

 

サービス業が増えているのは、経済が成長している証

なんてバカの一つ覚えみたいに思ってましたが

「サービス業は技術進歩が遅いから割合が増えている」のだと。

 

確かに、そうかもしれませんね。

髪を切る時間は、10分 1,000円の

QBハウス こそ登場していますが、

パーマする、とか、髪を染める、とかを考えれば、

それほど技術進歩がないのかも。。。

 

 

機械が髪を切って整えるまでを

すべて担当することはなくて

シャンプーだって、ヘアカットだって

基本的には、人間が対応する。

 

ドライヤーのおかげで髪を乾かす時間が短くなり

バリカンで整えることができたり、といったような

進歩はあるが、機械のサポートを受けながら、

やっぱり基本は人間が対応している。

 

丸坊主に限り、バリカンは

完全に機械化されているが利用者が多くない。笑

 

サービス業は、人からの手離れが悪いのだ。

 

一方で、工業分野では技術進歩が速く

労働者の雇用はどんどん減らされ

ロボットや機械に置き換えられている。

 

人が請け負う仕事の質が変わっている、

とも言えるのかもしれない。

 

昔は、糸を結うところから人の仕事だったが

今は、デザインだとか、もっと違う部分に

人の仕事は労働移動している。

 

こうした状況に関して、著者は

技術進歩が遅いからこそ人がやっているのだ、と。

 

技術進歩の低さで考えてみると

「農業」も同じような部類なのだろうか?

 

と、ちょっとだけ思考を巡らせてみる。

 

農業を技術化する難しさとしては

何か手を打った時に、効果が出る迄の所要時間が長く

環境や気候といったような

人間がコントロールできない要素が

成果(収穫量)に与える影響の大きさにあるだろう。

 

1年前のデータを参考にして動いてみても

昨年と大きく環境条件が異なれば参考にならなくなる。

大きく気温が違ったり、雨が多く降ったり

台風が来たり、と環境から受ける影響が大き過ぎる。

気候を、人の力でもってして変える技術はまだない。ですよね?

 

農業の機械化や大型化は進んでおり、

かなり効率化してはいるが

人の手が掛かるものがまだまだ多過ぎる。

 

人の手が掛かるものは値段が下がりにくい。

 

そう考えれば、

農業もサービス業に近い要素もあるのかもしれない。

しかし、大型化や広大な土地を機械で運用する等で

確実に、機械化は進んでいる。

昔よりはかなり技術が進み、

美容師に比べ、圧倒的に多くの人が雇用を奪われているだろう。

稲刈り機が、稲刈りをする人の仕事を奪った、などなど。

 

分野によっては、人の労力がボトルネックとなり

料金が下がりにくいのだ。

 

雇用と需要が生まれるバラマキ

ケインズは、紙幣を瓶につめて地中深くに埋めれば、
民間企業が勝手にそれを掘り起こすビジネスを始めるので、
穴掘り要員の雇用が増えて失業が減ると言いました。

でも、そんな無駄なことをしなくても、
紙幣を市中にばらまくだけで景気が良くなって失業が減ります。
すなわち、基本的には金融政策によって十分需要不足による
失業を解消することができるのです。

これは、非常に面白い。笑

 

聞いたことない話だったが、ごもっともだ。

 

ふと、これを読んで思い出したのがビットコイン。

 

ビットコインを世の中に埋めた途端に

マイニング(採掘)するために

民間企業が動き、ビジネス化した。

 

組織して、投資して、採掘専門会社を作り

一生懸命に採掘しているのだ。

 

その多くが中国やモンゴル等の

涼しく、土地の広大な場所に集まったため

ビットコインの採掘のほとんどが

中国で行われている、という。

 

お金を巻けば、勝手に失業も解消される。

 

それほど単純ではないのだろうけれど、

なんだか、少しわかる気もする。

 

貧困層を想定せずとも、私の教え子の学生達に
日本銀行が発行したお金を1万円ずつ渡したら、彼らはそのお金で
居酒屋に行ったり洋服を買いに行ったりすることでしょう。

確かに、そうだ。

別に貧困層だけじゃなくとも

お金があれば、一部の金持ち以外では需要は増える。

 

手元に1万円あったら、貯金!

 

という人もいるかもしれないけれど、

貯めて、いつか使うことを思えば、

需要が増えることにはなる。

 

地域振興券 のようなものか。

 

最終的に、換金できるものを扱うのであれば

それを集めるビジネスも発生するだろう。

 

パチンコの換金所もある意味では

需要の創出だろし。雇用も創出している。

 

巻いているわけではないが、

お金が集まるところには

ビジネスが生まれる、のである。

 

いやー、本当に面白くて長くなる。

 

よって、また次回に続けます。

あと、2回くらいだろうか。。。

 

この本、本当におすすめです!

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 (文春新書)

posted with ヨメレバ
井上 智洋 文藝春秋 2016-07-21

Filed Under: アイディア, オススメ, こだわり, 思考

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ミャンマーを中心に、企業の海外支援アドバイザリー業務、マーケティング支援、セミナー講師、ビジネス誌制作のライター・編集 等をフリーランスの立場で請け負う。
2014年1月〜ミャンマー・ヤンゴン在住。
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