バンコクでのちょっとした気付き。
あることに、ふとした瞬間に
気付きました、KGYです。
それは バンコクで広く流通する
20バーツの存在。
日本ではコケた(?)偶数紙幣。
この存在が
一般大衆の意思決定に影響を
及ぼしているような気がします。
20バーツ札の存在
タイのお札は
1,000バーツ/500バーツ/100バーツ/50バーツ/20バーツ
5種類あります。
私の知る限りでは
この20バーツ札が最小の紙幣です。
あとは、硬貨もあります。
10バーツ、5バーツ、1バーツってな感じに。
で、この20バーツが
消費行動の大きな鍵を握る、と。
そう感じたわけです。
どういったことか、というと
ふと コンビニで
小銭をつくろう と、思って
1,000バーツを取り出して
レジ横の棚を見たところ
ほとんどの商品が
20バーツ以下。
てか
20バーツジャスト。
になっていたのです。
例えば
その時に手にした
HALLS
こちらが20バーツ。
日本円でいえば
だいたい60円。
きっとお菓子メーカーは
20バーツで利益が出るよう
内容量の調整をして
製造しているのかと。
20バーツサイズに
合わせたのでしょう。
だって
紙幣1枚で買えて
小銭も発生しないから。
ポッキリ価格のありがたみ
一時期
消費税アップのタイミングだかで
ペットボトルが微妙に小さくなったり
いつぞやか、には
チロルチョコが大きくなって
ちょっと値段が上がったりしました。
なんとなーく
買う時の抵抗感が薄まります。
これが、例えば
22バーツだったとしたら
20バーツ札+硬貨
となり、面倒です。
100バーツ札で支払ったら
78バーツのお釣り。
紙幣と小銭のお釣りになります。
これって
なんとなく面倒です。
が、20バーツであれば
100バーツ紙幣で払っても
20バーツ紙幣4枚のお釣り。
なんだか抵抗感が薄い。
これって
マーケティングやる上では
基本なのかもしれません。
日本でも
500円のものを
「ワンコイン」
と、言ってみたり
「100円均一」
が流行ってみたりと
「ちょうど」
であることを
うまく利用した
経営戦略が存在します。
「その国ならでは」の価格設定
があるのか、と。
なんだかんだで
お釣りがないと気楽です。
だからこそ
ヤンゴンでタクシーに乗ると
1,500ks
とか
2,000ks
とか
「500ks刻み」
たまに 2,200ks とか
言うてみますが
200ks札があるから
成り立つのです。
サイカーも同じです。
サイカーは基本的に500ks。
500ks札があるから
ポッキリ価格でいけます。
これが
200ksとかでも
お札はあるのでいけますが
それでは商売は成り立たない
のではないか、と。
日本では「980円」とか
なんとなく
桁が上がらないように
数字をいじることも多いですが
ポッキリ価格が
意外といいのかも、と思ったり。
ヤンゴンの価格設定を考える
ヤンゴンにある紙幣は
50ks/100ks/200ks/500ks
1,000ks/5,000ks/10,000ks
の7種類です。
それ以上に細かい札はないし
硬貨もありません。。。
50ksのお釣りがなくて、
代わりにティッシュを貰うこともw
モノにはよりますが、
値段を考える際には
この
紙幣の区切りを意識したら
意外といいのかも、と
思ったりした次第。
国によって
微妙に紙幣や硬貨の
区切りは違うもの。
日本では
2000年7月19日に
ミレニアムをきっかけとして
2,000円札が発行されましたが
あまり普及しませんでした。
我が家には、10枚くらい
ストックがありますがw
他の国でも
20ドル紙幣があったりします。
ミャンマーでは
偶数は 200ksくらい。
他は日本と同じような
1と5の倍数です。
となると
値段設定も考える必要あり。
なんてことを
ふと、バンコクで
20バーツ札を使いつつ
考えた次第です。
心理学的にどんな効果があるのか
まではちょっと
把握できていませんが。
支払う側の感覚として
色々考えるべきことが
ありそうだな、と
そんな事を思った次第。
コメントを残す