• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to primary sidebar

From Yangon(ミャンマーブログ)

可能性拡大に貢献する by 桂川融己(かつらがわ ゆうき)

  • ホーム
  • プロフィール
  • ライター案件
  • セミナー
    • お客様の声
    • 2015年12月3日(木)兵庫県立大学での「国際経営入門」で講演した際の感想一覧
    • 2016年8月7日(日)開催のKGY放談会の感想一覧
  • 有料Skype相談
  • 問い合わせ
  • Join Us
  • メンバーログイン

20年越しに読んだ「モモ」。時間どろぼうと闘う不思議な少女のお話。自分の時間は自分でコントロールしたい。

2016/03/23 by melt-myself Leave a Comment

小学校の頃から読もうと思い続けて

20年越しでようやく読了!笑

 

日本に帰国して実家でのんびり。

その際に読んだのが「モモ」

小学校の時からこの本は家にありました。

母から「読んだらいいよ。」と言われ

姉は読んでおりました。

不朽の名作「モモ」

で、私 KGY自身も

小学校くらいの頃から(笑)ずーっと

読もう、読もうと思い続け。

 

今回の実家滞在時に

父の本棚に並んでるのを見つけ、

ようやく読みました。

 

手に取って読み進めたらあまりにも面白く

あえて読む時間を確保して読んだほど。

IMG 5294

 

その本のタイトルが

「モモ」

モモ (岩波少年文庫(127))

posted with ヨメレバ
ミヒャエル・エンデ 岩波書店 2005-06-16
Amazon
Kindle
楽天ブックス
7net

なんとよく見ると

日本では1976年に発売された本。

1974年にドイツ児童文学賞を受賞。

 

で、父は読了した時期を本に

書き込んでありましたが

「1983年 読了」との記載。

なんと、私が生まれる前。

それだけ古い本だったとは。

「モモ」は現代にこそ通ずる

読んだことある方も多いかもしれない。

 

時間どろぼうである「灰色の男たち」と

不思議な少女モモの対決という物語。

 

のんびりしていた生活から徐々に

「灰色の男たち」に時間が奪われていく。

 

気付かぬうちに時間を節約するようになり

気付けば、誰も彼もが

常に時間に追われ、あくせく働き

友人とゆっくりと語らう時間さえも

奪われていってしまう。

 

時間を節約し、効率化する人間たち。

それに巻き込まれていく子供たち。

 

(下記の文章は超印象的)

IMG 5295

しだいしだいに子どもたちは、
小さな時間貯蓄家といった顔つきに
なってきました。やれと命じられたことを、
いやいやながら、おもしろくもなさそうに、
ふくれっつらでやります。そして自分たちの
好きなようにしていいと言われると、こんどは
なにをしたらいいか、ぜんぜんわからないのです。

 

まるで「現代社会」を見ているようだ。

そんな時間に追われる「現代社会」に

警鐘を鳴らす物語が「モモ」だ。

 

時間の意味を考えさせられる1冊。

 

繰り返すが日本での発売は1976年。

40年以上前に描かれた本だ。

 

当時からみれば、今は「未来」にあたる

あえて「現代社会」と書いたが

まるで今の世界の事を言ってるようだ。

 

で、最後のあとがきの文章で

ドキッとしました。

その記載がこちら。

 

IMG_5296.jpg

一応 抜き出しておきます。

もうひとことつけ加えたのですが、

そのことばをわたしは読者に

お伝えしなければと思うのです。

「わたしはいまの話を、」とそのひとは言いました。

「過去に起こったことのように話しましたね。

でもそれを将来起こることとしてお話ししても

よかったんですよ。わたしにとっては、どちらでも

そう大きなちがいはありません。」

この文言、非常に重い言葉です。

 

確かに「モモ」を読んでいたら

古い時代のイタリアかどこか古代都市を

思わせる時代設定であり、

過去の物語として読んでいました。

 

でも、読んでいるうちに

「これは、現代社会の事を言ってるのでは?」

と考えさせられました。

 

が、この本が書かれたのは40年前。

ということは、あと10年後に読んでも

きっと同じような事を思うのでしょう。

 

だからこそ

「過去のことのようだが、将来起こること。」

という言葉が出てきたのかもしれません。

KGYが思う「時間」

時間は一様に流れています。

誰でも24時間は同じように流れます。

 

が、その使い方は様々。

 

今の私のように日々のんびり暮らしたり

あくせく朝から晩まで働いたり

いい悪いではなく色んな過ごし方があります。

 

同じ24時間なんだけれども

まるでまったく違うようにさえ見えます。

 

睡眠時間の長短もあるでしょう。

仕事内容にもよるでしょう。

どこで生活しているかもあるでしょう。

 

色んな要素が絡んできますが、

同じ時間でもまったく違って見えます。

 

が、同じ時間なのです。

時間に追われることも仕方ありません。

 

人との約束だったり、色んなものが

「時間」とセットで交わされる事が

多いのだから。

 

しかし、ただただ時間に追われるだけ。

 

これはやっぱりイヤだな、と。

先日、読みおえた「ワークシフト」でも

同様の事を感じた次第です。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

posted with ヨメレバ
リンダ・グラットン プレジデント社 2012-07-28
Amazon
Kindle
楽天ブックス
7net

なかなか現実には簡単じゃないかも

しれないけれど、

自分で自分の時間をコントロールする。

これを大切にしたいな、と。

それを強く感じる次第です。

 

ワークシフト、モモ 新旧のこの2冊が

「時間」について触れられるように

人の生活からは切っても切れない関係。

だからこそしっかり向き合わないと。

 

ただなんとなく過ごしてたら

なんとなく時間は過ぎていきます。

自分の時間をどう使うのか。

ここと向き合っていこうと思います。

 

と、言いつつ グダグダ過ごす事が

多過ぎるんですが。苦笑

 

それにしても深い深い本「モモ」。

時間の意味を改めて問う1冊。

 

少しばかり時間を割いて

ぜひ読んでみてください。

モモ (岩波少年文庫(127))

posted with ヨメレバ
ミヒャエル・エンデ 岩波書店 2005-06-16
Amazon
Kindle
楽天ブックス
7net

Filed Under: こだわり, 思考

Reader Interactions

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

Primary Sidebar

スポンサードリンク

スポンサードリンク

スポンサードリンク

最近読んでいる本

キネマの神様
posted with ヨメレバ
原田 マハ 文藝春秋 2011年05月10日

ミャンマー訪問前に

ミャンマー訪問前に1度ご覧ください

プロフィール

DSC_6247 - バージョン 2

管理人:桂川 融己(かつらがわ ゆうき)
Follow @melt_myself

可能性に挑戦する企業・人をサポート中。
人と人とが出会った時に起こる、化学反応が好き。
ミャンマーを中心に、企業の海外支援アドバイザリー業務、マーケティング支援、セミナー講師、ビジネス誌制作のライター・編集 等をフリーランスの立場で請け負う。
2014年1月〜ミャンマー・ヤンゴン在住。
2016年1月〜フリーランス・コネクター。
 
詳しいプロフィールはこちら
 
『 ブログをはじめてから日目』

サイト内検索

過去記事はこちら

カテゴリー

スポンサードリンク

プライオリティパス発行ができる便利なカード

Twitterはこちら

Tweets by melt_myself

Copyright © 2025 · News Pro on Genesis Framework · WordPress · Log in