ミャンマーで
ウェブ系サービスを展開したい。
そう考える時に
頭に入れておかなければならない
「4つの基本中の基本」をお伝えします。
ミャンマーを知る人には当たり前。
でも、そうでない人には
なかなか信じがたい情報も。
キーワードは
1,スマホ > パソコン
2,4G(LTE)飛んでる
3,プリペイド式(X ポストペイド)
4,FB使える、Google使えない
この4つを順番に見ていきましょう。
あくまでも、現状であって
今後、ガラリと変わる可能性もあります。
変わり目はチャンスですよね!
1,スマホ > パソコン
ミャンマーでは
多くの人がスマホを保持しています。
ヤンゴン市内では
サイカーの運転手から
学生さん
売店のおばちゃん
マッサージ店で働く女の子まで
かなりの割合で
スマホを保有しています。
※サイカー 運転手の胸元にスマホ
あるデータによれば
8割が保持している、とも。
ミャンマー全土となれば
この割合はグッと下がるでしょうし
郊外とかに行けば
もっともっと違うかもしれません。
それでも
スマホ保持率が高いことに
違いはありません。
パソコンの普及率と比べると
雲泥の差でしょう。
家に1台もパソコンはないけど
スマホは人数分ある。
そんな家がほとんどかも。
もっといえば
テレビなくても
エアコンなくても
スマホはある。
それくらいのスマホ率です。
そうなったのも
2014年夏の外資参入までは
SIMカード1枚(携帯番号1つ)
1万円以上してましたが
外資参入以降
それが 100円ちょいに値段が下がり
(約100分の1!)
みんなが買えるようになりました。
携帯端末も、中国から安いけど
そこそこいいのが来て
初任給でスマホ買ったりしてます。
そのおかげで
スマホ普及率はグググッと上がりました。
2,4G(LTE)飛んでる
2014年当時は、外での
ネット利用はかなり苦しくて
メールを読めるか読めないかくらいでした。
それがこの3年で急速に
他国の水準に追いつきました。
2016年10月頃から
一部エリアで
4G(LTE)が飛びはじめ
2017年5月末からは
ミャンマー全土で
4G(LTE)が飛び出しました。
つまり
街中での通信が超早くなりました!
このおかげで(せいで?)
固定通信や
店舗のフリーwifiよりも
携帯のテザリングの方が
通信速度が速かったりします。笑
他国と遜色ないくらいまでに
ストレスが減っています。
3,プリペイド式(X ポストペイド)
ただ、日本とかと
大きく異なるのは
料金体系がプリペイド式。
日本だと
携帯登場時からポストペイド。
つまり、固定料金。
しかし、ミャンマーでは
例えば 1,000円分
先に買って、チャージして
それを食いつぶす感じ。
プリペイドで幾らか買って
その料金の中から
幾らかを投じて
お得な通信パッケージを買う
そんな感じです。
日本だと固定回線だし
家にもネット環境があります。
よって通信にお金が掛かっている感覚を
どうしても忘れがちです。
しかしミャンマーでは
家にネット環境が整備済、
なんてケースはかなり少ない印象。
パソコンも家にはなくて
家にはスマホだけ、との家も多く
その傾向が顕著なのかも。
よって
ネットを使えばお金が掛かる。
そんなイメージを
みんなは結構強く持っています。
日本では1MB◯円が一般的ですが
以前のミャンマーでは
スマホの通信料が
時間に応じた従量課金制で1秒◯円
みたいな感じでした。
そのため
ネットに繋がっていると
金が掛かると思っていて
通信を使わないタイミングでは
「オフ」に切り替える人も
以前は、結構多くいました。
(今でも結構見掛けます。)
だから
ネットは有料、使うほど金が掛かる
と、思ってる方が多いです。
ある意味では
日本が特殊なのかもしれませんが、、
プリペイド式なので
自分で定期的にチャージするし
余計に 通信は有料感が強いのかも。
ここは日本人とは
感覚が違うので注意が必要です。
4,FB使える、Google使えない
そして
みんながみんな facebookユーザーです。
逆にアカウント持ってない人が超レア。
それ以外のSNSは? というと
ごく一部が インスタ やってる位で
Twitterとかは全然です、たぶん。
そして、ここが肝ですが
結構多くのミャンマー人が
Google検索 の仕方を知りません。
これは、マジです。
重要なのでもう一度言います。
結構多くのミャンマー人が
Google検索 の仕方を知りません。
本当に、知らないのです。
ここにはマニアックな
Zawgyi – unicode フォント問題とか
色々と絡んでます。
(ある方のせい、と私は思ってますが、、
ここだけでも1記事書けそう。。)
が、愚痴は置いといて
言いたいことは
Googleが一般にはあまり使われてません。
そして検索してもフォント問題で
なかなかうまく引っ掛かりません。
よって「SEO対策!」
とかも、あまり意味を成しません。。
ほとんどの人がGoogle検索ではなく
facebookを利用している。
つまり
プラットフォームがfacebook
っとなっているのです。
これは、超重要なポイントです。
「検索して」って
細かく伝えずに依頼すると
facebook検索する くらいです。
これは、本当です。
「Google検索してね」
って伝えても
「どうやってやるんですか?」
って聞かれる事もあるくらいです。
そのうち変わるだろうし
既に変わりつつあるんでしょうけれど
まだまだ
Google検索を知らない が 多数派
ではないか、と思います。
世界的な流れを見れば
間違いなく Google検索 に
変わっていくのでしょうけれど
フォント問題とかもあるし
もう少し、掛かりそうです。
ちなみにリテラシーが
そんな感じですので
アプリのダウンロードとか
できない方、やり方がわからない人も
たっくさん います。
これは、ミャンマーでは
クレジットカード保有者がほぼおらず
決済手段がないことも影響していますが
リテラシー問題でしょう。
アプリダウンロード誘導も
Facebookをプラットフォームにすれば
比較的、簡単にできるかもしれませんが
基本は、ほんと、知りません。
てなわけで、まとめ
1,スマホ > パソコン
2,4G(LTE)飛んでる
3,プリペイド式(X ポストペイド)
4,FB使える、Google使えない
ウェブサービスを考える上で、
この
ミャンマーならでは、の前提を押さえず
「日本でも流行ってるから」
と、突っ込むと
短期的には
きっと痛い目を見るでしょう。
コメントを残す