現金で半年分一括の家賃支払に思う。なぜ通貨と銀行が信用されないのか?ミャンマーの廃貨&取付騒ぎの歴史。


一昨日の夜、家賃を支払いました。

半年分、現金で一括払い。

これ、ミャンマーでは

まだ一般的な払い方。

てか、むしろ 優しい対応。

でも、やっぱり不思議。

引っ掛かりを解消すべく

掘り下げて

ミャンマーの廃貨と銀行

負(?)の歴史を調べてみました。

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家賃支払は1年分・現金・一括

日本だと

家賃支払いは1ヶ月ずつが基本。

はじめに敷金と礼金とか

ちょっとした身元保証とか

そういったのは必要だろうけど

基本的には1ヶ月分です。

しかも

銀行からの引き落とし

カード決済で毎月決済だろう。

ミャンマーの場合は

一括支払い、全額前金。

しかも現金払いが基本。

現金ってのも、ミャンマーならでは。

だいたいのケースでは

家賃1年分、と言われますが

私の今の家は

「半年契約でいいよ」

言ってくれています。

それで支払ったわけです。

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大家さんの娘さんが契約書を書き

孫達が お金を数えます。

にしても

半年分支払は助かります。

仮に1ヶ月5万円の家賃だと

半年分で30万円です。

1年分だと60万円です。

これを「一時金で支払え」

と、言われたら

やっぱりキツイですよね。

これが10万円だったら

半年分で60万円。

1年分で120万円。

かなりキツイですよね。

でも、これがベースです。

で、日系不動産仲介会社でも

「一括です」となるわけです。

まぁ仲介であって

金融業ではありませんし

オーナーに支払うのだから

やむなしですが、、、

いつか制度が変わるのかもしれませんが、

支払うモノにとっては、辛い仕組みです。

通貨を信用してない理由

にしても

「なんで こんな事に?」

そう思って

改めて深掘ってみました。

オーナーは圧倒的に得ですが

借りる側は、圧倒的に不利です。

一時金がなければ

借りられないわけですからね。

持っているモノが強い。

まさに、この構図です。

サラリーマンのような

定期的な収入体系ではなく

農業が中心なので

収穫を終えて一時金

ドカッと入って来る。

それでもって支払う。

そうした商習慣が影響して

今の制度なのかもしれません。

が、やっぱり不思議。

改めて

現金・1年分・一括前払いなのか問題

と向き合ってみます。

その理由の1つは

流通貨幣に対する信用の薄さ。

以前に聞いたことあるけど

あまりちゃんと見つめた事のない

ミャンマーの廃貨の歴史を調べました。

1948年に独立して以来

これまで、過去3回の廃貨とは。

なかなか強烈ですね。

1回目は、1964年5月

予告なしに高額紙幣が廃止。

小額紙幣交換時に手数料を取り

実質的な貨幣課税をしたらしい。

資産が目減りしたわけですね、、

2回目は、1985年11月

闇商人対策を掲げた廃貨。

小額紙幣への交換時に金額を登録させ

所得に応じて税金を取ったらしい。

まぁこれも資産の目減り。。

そして3回目、1987年9月

事前に「高額紙幣廃止の噂はデモ

との新聞広告が掲載された上で

廃貨が行われた、と。

なんと周到なのでしょうか。

当時の流通通貨総額の75%が廃止

となったのに

通告も補償措置もなかった、と。

なかなかとんでもない話だ。

これが、その先

1988年8月8日デモを

引き起こすきっかけになったとか。

そりゃそうだろうな。。。

タンス預金していった

一般の国民が損害を受けたらしい。

過去3度の廃貨を経験したため

国民の流通貨幣に対する信用は薄いのだ。

銀行への信用が薄い理由

流通貨幣については

過去3度の廃貨を経て

信用を失った経緯があるわけだが

銀行に対する信用も薄い。

その点も少し探ってみた。

90年代になり

民間に銀行ライセンスが付与され、

多くの金融機関が

法外な金利をつけ

お金集めをしていた。

所謂「ねずみ講」と貸していた

金融会社14社が破綻

銀行不信が高まり

2003年には

最大手民間銀行等で

預金取り付け騒ぎが発生。

清算に追い込まれた会社もあり

流動性確保に追われた銀行が

貸し剥がし等の策に走り

企業も苦しめられたらしい。

確かに

こんな激しい経験をしたら

銀行も信用できなくなるだろう。

こうした経緯もあり

ミャンマー国民の

銀行への信用度はまだ低いようだ。

過去の経緯を知る人は特に。

銀行の信用低い

通貨への信用低い

これは完全に

廃貨を含めた

過去の経緯が原因だろう。

現金が信用できないため

宝石米ドル

時には不動産に形を変えて

資産を保有する人も多い。

まぁ確かに

廃貨の経験

一度のみならず二度も

三度も経験していたら

国の通貨は信頼できない。

そして

つい15年ほど前

最大手民間銀行が清算された

そんな経緯を見てれば

銀行も信用できないだろう。

それにしても

改めて調べてみると

激しい国だったことが

よーく、わかる。

きっと、一部の人は

うまく資産管理していたんだろうけれど

多くの人は

あっという間に資産が目減りしたり

紙幣が紙くずとなったわけで

なんとも言えない。。

結局は

情報にせよ

ネットワークにせよ

お金や不動産にせよ

持ってる人が強いのが

ミャンマーなのだろう。

あ、日本でもどこでも一緒か。

資本主義の宿命だな。

【参考】

  • Wikipedia こちら
  • ミャンマー(ビルマ)における廃貨 こちら
  • ミャンマー:金融包摂の今 こちら
  • ミャンマー金融セクターの概況 こちら
  • ミャンマーにおける金融アクセスの現状と課題 こちら

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