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From Yangon(ミャンマーブログ)

可能性拡大に貢献する by 桂川融己(かつらがわ ゆうき)

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AIがホワイトカラーの仕事を奪う、これからの時代に必要なのは「人間らしさ」。

2019/07/12 by melt-myself Leave a Comment

AI VS 教科書が読めない子どもたち

この本を読んだ。

DSC04436

「第3章の問題が面白い。」

そんな情報を得て

手元にあった本を掘り出して

読んでみた。

以前、読みかけのままだった。

いざ読んでみると

一気に読める、面白い本。

そして、恐ろしくなった。

この現状は知っておいた方がいい。

日本人の読解正答率が確率 以下

この本を読んで一言目に

思ったのは

「埼玉県戸田市が羨ましい。」

これである。

我が地元の

岐阜県の下呂市でも

体制を構築して

ぜひ取り組んでほしい。

そして思った。

「文を理解していない人」って

実は多いのかも知れない、と。

この本のキーワードは「読解力」

AIは文が読めるのか?

読んでいる風に見せることが

どんどんうまくなっている。

しかし、実際には読めていない。

あくまでも読めてる風なのだ。

第3章では、読解力の問題を

日本の中高生 が問いた結果が

公表されていた。

そこには、驚愕の結果が。

例えば、4択の問題。

4択であるから

確率論でいけば

正答率は 25%。

ある問題に対して

中学生の正答率 12%。

確率論以下の正答率。

AI以下である。

「問題が悪いんじゃないのか?」

みたいな疑惑にも

この本ではキチッと回答している。

偏差値と正答率は

見事なまでに比例している。

そもそも偏差値なんて、、、

というのは、さすがに辛いが。

AIの性能が高まらないのは

コンピュータの処理能力の問題。

なんていう話でもないらしい。

だから

スパコンの性能が向上すれば、、、

量子コンピュータが実用化すれば、、、

なんて問題でもないらしい。

いくら処理能力があがったところで

重要なのは

サンプル(教師データ)であり

強化されてはいけな情報が

強化されてしまったら意味はない。

例えば

「ミャンマー 就職」

と、日本語で検索したとしよう。

Google検索の仕組み上

仕方ないことではあるが

おいおい、これが上位に出るのかよ。

って検索結果が表示されたりする。

それでも

上位に表示されるからとりあえず見る。

その事で

ページの情報が役に立つのだろう、と

強化されていったりする。

こういうおかしな事が

AIでは起こったりするらしい。

なぜなら

彼らは 文を理解できないから。

そんな事例を交えながら

紹介されているのだが

教科書が読めない子どもたち

がめちゃくちゃ増えている。

AIと苦手分野が同じという危機

「AI並み」

もっといえば

AIよりも読めない

子どもたちの割合が

増えているのだ。

何度も繰り返すが

AIは文を理解していない。

そして 同時に

子どもたちの多くが

文を理解できていない。

この本によれば

AIが読めない問題

AIは苦手とする問題

がある。

その分野であれば

人間は勝つことができる。

それなのに

人間がAI と同等レベルで

読めていない現実がある。

これは、やばい。

危機感を

バッチバチに感じた。

ちなみに、この本は

日本での調査を元にして

書かれているのだが

日本は

読解力において

世界でトップ10。

つまり世界中で

このヤバイ状況が

起きているかもしれない

というわけだ。

人間らしい 仕事を選ぼう

では、我々はどうしたらいいのか?

ひとつは

基礎読解力をあげること。

「1を聞いて10を知る」

のような能力を高めること。

その先に

人間にしかできない仕事

があるはずなのだ。

半数の人がAIに仕事を奪われる。

そんな危機感に対して

AIに奪われる仕事は人がやらなくていい仕事

と割り切って

奪われない仕事をやっていく。

そういう覚悟も必要なのだ。

あがなうのではなく

任せられるものは任せる。

そのスタンスでいいのだ。

既得権益者を守ることに

躍起になっていたら

全員が泥舟の中にいた。

なんてことになる前に。

逆に AI化できるものは

うまく見極めて、取り込めばいいのだ。

「何の仕事とはっきりは言えないけれども、

 人間らしい仕事」は

 AIに代替されることなく、残っていくのです。

そんな言葉がこの本の

かなり最後の方に書かれている。

そして、

それが得意なのは女性だ、とも。

気遣いが必要で

判断が必要な家事などもそれだ。

一方で

明確にお名前のついた仕事は

パターン化されていて

代替されやすいのかもしれない。

「会計」なんてのはよく例にあがる。

その道を選ぶかどうかはさておき

せめて危機感は持っておこう、

なんてことを伝えておきたい。

こと私に限っては

「一体、何やってるんですか?」

と、聞かれるのだが

まじでうまく説明できない。

あんなこともやってる

こんなこともやってきた

こんなことを考えている。

なんて感じにしか言えない。

どう説明したらいいのかわからず

うまく説明できない仕事をしている。

(仕事であるかどうかも怪しいが。。)

その意味では

運よく AIに代替されにくい場所

で生きられているような気がする。

はっきり言えなくていいから

「人間らしい仕事」を

楽しく、地道にやっていこう。

人間らしい仕事ってのは

ただ

儲かるから、とか

必要だから、とか

合理的に、とか

だけではないんだと思う。

それは必要な要素の一部だけど

全部ではない。

うまく言えないんだけれど

繋がりとか

心が動くとか

愛があるとか

そんな感じの

「人間らしさ」が

どこかに必要な気がする。

なんとなく

危機感を感じている人、

まず、この本を

ぜひ、読んでみてほしい。

AI vs.教科書が読めない子どもたち

posted with ヨメレバ
新井 紀子 東洋経済新報社 2018年02月02日

Filed Under: 思考, 読書

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人と人とが出会った時に起こる、化学反応が好き。
ミャンマーを中心に、企業の海外支援アドバイザリー業務、マーケティング支援、セミナー講師、ビジネス誌制作のライター・編集 等をフリーランスの立場で請け負う。
2014年1月〜ミャンマー・ヤンゴン在住。
2016年1月〜フリーランス・コネクター。
 
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