KGYの拡げたミャンマーネットワークから企画・提供。
絶賛! ミャンマー語勉強中の日本人による
ミャンマー新聞翻訳、不定期掲載シリーズ、第19弾。
【ミャンマーニュース#019】中学4年生の試験問題文で「中国」を「中華ミャンマー共和国」と 誤表記
バゴー管区で行われた
中学4年生の学年末試験の地理の問題文で、
「中国」という言葉を「中華ミャンマー人民共和国」と
誤表記するミスがあった。
ミスがあった問題は選択問題で、
「中国に居住しているなかで一番多い民族」
を選ぶ問題だった。
ある同管区議会議員は
「このミスはミャンマーの面目を失わせた。
SNS上でも批判が殺到している。
教育省が問題作成にかかわった者らを調査するべきだ」
とコメント。
この件に関して、
管区教育事務所および基礎教育局に
電話で取材を申し入れたが、いずれも断られた。
昨年度より、
小学4年生と中学4年生の学年末試験問題は、
各管区・州ごとに作成されることになった。
昨年も、問題文の流出やスペルミスなどが多数発生した。
今年度、全国の小学生は約570万人、
中学生約280万人、高校生約80万人。
(2月19日/The Voice)
KGYが気になったのは、高校生の数
この記事で、私 KGYが気になったのは
小学生 約570万人
中学生 約280万人
高校生 約 80万人
この部分である。試験のミスとかは
まぁあかんけど、まぁそういうこともある。
でも気になったのは2点
1、減り方
2、高校生の数
小学校 5年。中学 4年。高校2年。
となるので、
1学年当たりで計算すると
小 110万人。中 70万人。高 40万人。
ちょっと高校には大学入学待ちは
含まれない計算だが、正しいか不明。
でもざっくりこの計算だとすると
中学 進学率 約 63%
高校 進学率 約 57%
この数字を高いと思いますか?
私は低い。と思います。
つまり途中で
何らかの理由で
断念せざるを得ない人も
かなりの数 いる。
これがミャンマーの現状かと。
この先に、高等教育にあたる
大学が控えています。
高校進学率がこの数字と思えば
大学進学率はどんな数字だろう?
日本では大学卒業はほぼ当たり前。
でもミャンマーでは
家庭環境に恵まれ、学力もあり、
努力も出来る。
といった感じで条件が整わないと
大学には行けないのである。
そんな中で、優秀な大学にいる人
ってのは本当にすごいもんだな、と
頭が下がる想いである。
むらきっと色んな人の期待を背負い
重圧に耐えながら
暮らしてきたんじゃないかと。
なんとなくそんな気がする。
きっと日系企業で働いてるのは
そんな優秀な人ばかり。
でも、まだまだ教育不足だったり
課題は山積み。
1月に参加したHRサミットでは
ミャンマー人マネージャーの多くから
「職業訓練が必要だ。」
「そこを国が整えてくれ。」
と、あらゆる企業の人が繰り返してた。
なんか他人任せやなぁって
発言聞いててムカムカしたけどw
まぁまだまだ課題は山積みです。
でも こうした数字が示すように
本当に優秀で恵まれたごく一部が
これからのミャンマーを引っ張るし
今のミャンマーを引っ張っている。
そして、それを支える多くの人がいる。
大学卒業してなくても素晴らしい人はいて
大学卒業しててもろくでもない人もいる。
だから学歴がすべてではない。
でも外資とか日系はそこ気にする。
今後、この高校進学率とか大学進学率とか
増えていくのかもしれない。
でもすぐには変わらない。
だからこそ、今のこの数字は頭に入れて
人を育てる、という視点が大切かと。
そんなことを思います。