KGYの拡げたミャンマーネットワークから企画・提供。
絶賛! ミャンマー語勉強中の日本人による
ミャンマー新聞翻訳、不定期掲載シリーズ、第18弾。
【ミャンマーニュース#018】ヤンゴン市内の露天商1900人以上が告訴される
ヤンゴン市開発委員会(YCDC)計画部によると、
今年度に入り、ヤンゴン市内の
露天商1900人以上を告訴したという。
同部関係者は
「人の通り道をふさぐように店を開いていた者、
禁止された場所で店を開いていた者、
定められた時間を超えても店を片付けなかった者、
合計1921人を告訴した。
規則を無視する者があまりにも多いため、
取り締まりを強化している。
路上の店のせいで渋滞が起きている場所もある」と話した。
告訴されたのは、北部で最も多く1097人、
西部で530人、南部で272人、東部で22人だった。
ヤンゴン市中心部で果物を売るティンヌゥエさんは
「場所が空いているからそこで売っているだけだ。
YCDCが私たちにあれこれ言うのは、
露天商を片っ端から無くしたいからだ。
私たちのせいで渋滞が起きているというのは納得できない」
と反論。
YCDCは、
露天商らが規則を守って店を開くようにするため、
近隣の市場のスペースを与えるという計画を実行中。
今年度はこれまでに1400人以上にスペースを与えたという。
(2月17日/The Voice)
KGY的に、ここはYCDCを応援したい。
これはYCDCが全面的に正しい気が。。。
取り上げた市民の声が無茶苦茶ちゃう?
このVOICEの取材力には、毎回 疑問が残りますが
皆が皆、こんな感じなんでしょうか?
「空いてたから店を開いてるだけ。」
ってその理論が通るとは、
さすがに本気では、そうは思ってないよね?
と問うてみたい。
だって、ちょっと考えたらわかるやん。。
そんなん言い出したら、
空いてたからここ住むわ、言うて
空き家を乗っ取ったり
使ってなかったから使うわ、言うて
盗みをするに等しい。
腹減ったから食っただけ。
とかとほぼ変わらへんやん。
なんかこのモラルが
本当に多くの人の共通認識なのであれば、
モラル教育から必要になるだろう。
でも、さすがにそうじゃないと信じたい。
渋滞問題はリアルである。
露天商のせいで渋滞が起きているエリアがある。
というのは、間違いのない情報だと思う。
私は、ヤンゴンのチャイナタウンに
かれこれ2年間 住んでいたが、
夜になれば、道路を1車線分塞いで
露店が登場していた。
朝もマーケットが出店し、1車線が潰れてた。
時間帯によっては道路自体 通れない。
市民の憩いの場となっており、
それはそれで意味があるものであり、
露店は反対!
と、そんな単純な結論にはしにくいが
露店のせいで1車線が塞がれている。
という事実は間違いなく起きている。
またもう少し突っ込んだ議論をすれば、
・歩道を露店が塞ぐ。
・歩道が狭く、歩きにくいから車道を歩く。
・歩行者が車の邪魔をする。
・渋滞が引き起こる。
というのもあるだろう。
現に私は、よく車道を歩いていた。
歩道が露店のせいで狭過ぎるからだ。
本当に露店は邪魔になる。
歩道はただでさえ狭いのに3分の1以下になる。
そして、夜は繁華街に集まる人も増えて
交通量も多くて歩道は人で溢れる。
だから車道を歩く方が早いのだ。
間違いなく露店のせいで
渋滞が発生しているエリア
はヤンゴン市内に存在していた。
それを私のせいで渋滞が発生してるわけじゃない。
というこの人の話を取り上げるのは
どうなんだろうかって感じがする。
まぁそれはそれとして
露天商もそれで稼いで生計を立てている。
よって、その人たちがなんとか
他に生計を立てられるように
してあげる必要もある。
そのためにマーケットに場所を確保。
今年に入って1,400人に提供。
どこまで本当のデータかは怪しいが
本当なら素晴らしい事である。
ただ、国営紙がこう書いているという事は
何かしらその後の生活についても
考えて対策をしようとしている。
という事は間違いないとわかる。
色々と派生する問題もあるが
ぜひともいい街になるように
しっかり折り合いをつけながら
取り組んでいって欲しい。
個人的な希望の要素が強いが
ダウンタウンの渋滞は酷過ぎる。
その要因のひとつが露天商である。
これは逃れようのない事実である。
だからこそ、YCDC頑張れ!
と、私は思っている。
あの光景がなくなる寂しさもあるが
そういうエリアをつくって
再現していけばいいかと。