KGYのミャンマー現地人脈を活用した
ミャンマー語勉強中の、とある日本人による
ミャンマー新聞翻訳、不定期掲載シリーズ、第5弾。
【ミャンマーニュース#005】来年発足の連邦議会における女性議員の割合は13% 現在の5%を大きく上回る
今回の総選挙の結果によると、
来年発足予定の新しい連邦議会において、
女性議員の占める割合が全体の13%になる。
選挙には女性801人が立候補し、150人が当選。
現在の女性議員数は53人で、全体の約5%にとどまる。
女性の社会的地位向上を目指して活動する組織
Creative Homeのキンレーンゲー代表は
「女性にも、協議に参加し何かを実行できる力は十分にある。
それに、細かい部分への配慮もできる。
なかには男性議員よりも活躍できる場面もあるだろう。
どの分野においても女性議員を含めて
話し合いを行うなり、計画を実行するなりしてほしい」
と期待する。
当選した女性のひとり、NLDのタンダー議員は
「党のポリシーのなかに、女性が得るべき権利の擁護、
男女平等、暴力からの女性の保護などといった項目があり、
私たち女性議員が先頭に立って実現していきたい。
また、女性が行政や経済をはじめとした
様々な分野において男性と対等な位置につけるよう、
法律や規則を見直す必要があると考えている」
と話した。
2010年総選挙では男女合わせて3000人以上が立候補。
そのうち女性はおよそ100人で、当選したのは45人。
また、2010年の補欠選挙では13人が当選している。
(11月30日 Democracy Today)
女性の社会進出
さて、こんな言葉が踊るようになって
しばらくの時が経つように思う。
今回の記事を見て感じたのは、
めっちゃ女性が社会進出しようとしてるやん!
女性の数だけでみると
2010年選挙 ⇒ 2015年選挙
立候補者 100名 ⇒ 801名
当選者 45名 ⇒ 150名
なんだかすんごい伸びてます。
実際、ヤンゴンでの人材紹介会社で
勤務していますが、
登録者の6割以上が女性。
男性は4割を切ります。
つまり
そもそもの労働市場では
女性の割合が高いんです。
また色んな方と話していて
東南アジア全体に女性が優秀。
という傾向があるそうで、
日系企業の人事担当者の言葉を借りれば
自然体で採用活動したら女性だらけになる。
というのが実態なわけです。
現に、タイでは70人近く抱える企業で
70人の全部が女性、なんてところも。
まぁ女性の社会進出とか
言わなくてもなんとなく進んでる感あり。
ミャンマーに限っていえば、
優秀な男性は海外にいる、というのも
あるのかも。
まぁ政治とかの世界はなかなか
そういうわけではないようで、
少し排他的な部分があるのでしょうか。
元々軍事政権というのもあり、
軍人主体。つまり男性主体。
そういった影響もあるのかも。
しかし一方で大学なんかに行くと
教授がやたらと女性だらけ。
なんていうことも多いのです。
女性が活躍する社会
こういう言葉が、意外と近くにあるのが
東南アジアの良さ なのかも?
なーんて思ってみたり。
男性がもっともっと伸びてきたら
すんごいポテンシャルだなぁとも
思ってみたり。
いずれにしても、
男性も女性も平等に活躍できる。
そんな社会がいいなぁ。
というか、男性も女性も関係なく
異質な人がそれぞれに活躍できる。
やっぱりそんな姿が理想だなぁ。
こんな記事のこんな世界です。
「自分にマッチする●●を探そう」という耳障りはいいが、根本的に大きく間違ってる考え方に意義を唱えてみる。異質を受け容れませんか?
そんな世界の実現を望む!
そして、ただ望むだけでなく
自分ができることから、やっていこう。