どうも、ヤンゴンにいます、KGYです。
今、ちょっとミャンマーのことを考えています。
大きくミャンマーの発展に役立つ何かをしたいな、と。
こんな方のように。本を買って、これから読みます。
ちょっと思いついたことがあったんですが、既にやってる方。
この活動に、何らかのカタチで協力したい。
日本の寄付でドンドン学校ができるミャンマーには最適なカタチ。
そう信じてやみません。
ブータンの笑顔
ブータンといえば
「世界一幸せな国」
という絶好のブランドをもつ国。
なんとなく、イメージはいいが、実態は知らない。
「ブータン行ったことあるよ!」
って人にも会った事がなければ、
「ブータンに住んでたよ。」
って人にも会った事はない。
きっと多くの人がそうでしょう。
が、しかし今回は、なんと!
ブータンで3年間、体育教師をされ
現在は、写真家として活躍中の関健作さんの
話を聞ける、ということで
行ってきました!シンガポールに。
(それだけが目的だったわけではないですが
目的のひとつだったのは間違いありません!)
ブータンの笑顔
〜「幸せの国」ブータンに暮らす人々の生き方〜
http://kensakuseki.com/news/3453/
いやーねー。学びが多過ぎましたよ。
・異国の地で暮らすモノとして
・なぜブータンは幸せ?
・幸せってなんだろう?
そんな事を意識的に聞きました。
ひたすらメモ魔になってました。笑
講演全体の流れ
・ブータンという国の概要
・ブータンの幸せ
・ブータンの学校事情
・関さんが考えたこと
・ブータンの人が考える“幸せ“とは?
大きくはそんな流れでした。
全体の話を聞いて、色々考えていた中で
最後の方の動画を見ていたら
涙がこぼれ落ちそうになりました。
今いる環境への感謝の気持ち
を抱きました。
概要をキーワードでお伝え
ブータンという国の概要
・首都はティンプー、人口は70万人。広さは九州くらい。
・仏教国で、主産業は農業・林業・水力発電・観光
・観光でのブランディングに成功。
・観光税は1日250$(ガイド・ホテル等付)
個人旅行は不可。
・特別な何かがある国ではなく、“人” がいい!
・唐辛子を毎日食べる。世界一辛い料理。
・ブータンは20以上の言葉のある多民族国家。
国語はゾンカ語、公用語は英語(!)
・民族衣装(男:ゴ、女:キラ)
ブータンの幸せ
・GNP より GHP
※GNP ≒ 経済的な豊かさ
GHP ≒ 国民がどれだけ幸せを得られたか
・幸せの4つの柱
公正な社会経済発展。環境保全。文化保存。よい統治。
・幸せ =財産/欲望 と考え、
財産を増やすよりも、欲望を減らせばいい、と考える。
その印象的な話として、とある村人のコメント。
「電気(の便利さ)よりも鶴がくる(幸せな)環境を守りたい」
・社会問題も存在。
収入格差。若者の失業率。国内産業が少ない。
ブータンの学校事情
・6−2−2−2制だが、地方によっては
何学年かが一緒に授業を受けたりする
・ゾンカ語・英語・数学が重要で
どれかひとつでも赤点取ると落第など、
意外と教育面では厳しい。
・落第したら同じ学年をやり直すため、
12歳と23歳(!)が同じクラスなんて事も。。
・教室が狭いため、カンニングを
防止する効果も狙い、青空テスト!
・誕生日には、主役が飴を配る。
・学校に行かない子供がいる。
∵ 義務教育じゃない。(強制はNGという考え)
関さんが考えたこと
・着任するも体育がなかったため
「楽しませる」事を考えて授業を運営した。
・相手からすると、自分が逆に映っているかも?
と感じて行動を変えた。
・相手の文化を尊重
「知る」「体験する」「違いを楽しむ」
しかも、いちブータン人として楽しむ
ブータンの人が考える“幸せ“とは?
下記はブータンの人々に
「あなたにとっての幸せとは?」と聞いた回答だそうです。
・親が喧嘩せず穏やか
・昔の先生が会いにきてくれた
・親が幸せである
・サッカーやバスケットをしている時
・昔の友人に会えた
・自分の誕生日
・アーチェリー(国技)の最中
・お母さんが幸せな時
・新しい友達ができたとき
・自分が幸せなとき。周りが幸せだと自分も幸せ。
・美しく平和なブータンで生まれたこと
・母が美しい世界に生んでくれたこと
これ全部、小学生の言葉。
もう聞いていて、泣けてきました。
幸せって何なんだろう?って
見ていて、考えさせられました。
今あるものを幸せと感じられる感性を
うらやましくさえ思いました。
また堂々と幸せを語れる事が
うらやましくも感じました。
この事は関さんもおっしゃっていました。
最後に関さんがいっていた言葉が
強烈だったので、その言葉を紹介します。
幸せの条件を分析すると?
・生きる目的・目標がある
・家族・友達がいて、自分の居場所があり
必要とされている
・人とのつながり
こういったことではないか、との話で閉会。
話を聞いて感じた事
今、ミャンマーの異国の地で暮らしています。
よかれ、と思ってやっている事があります。
しかし、それもよくないことなのかもしれない。
今一度、そんなところに立ち戻りました。
というのも、関さんの話にあった
「相手からすると、自分が逆に映っているかも?」
という言葉を聞いたから。
私は、日本人です。
日本のこんなところがいい、と思って
色々と物事を伝えたりしています。
場合によっては、指示的に伝える事もあります。
「それ、おかしいでしょ?」ってトーンで
厳しめに伝えていることもあります。
しかし、よくよく考えると
向こうからしてみたら
「あんたがおかしいでしょ?」って感じです。
だって、ミャンマーにはミャンマーの文化があり
やり方があり、慣習があるのです。
例えば、
・ちびっこの頭をなでる。これ、日本ではマル。
・でも、ミャンマーでは絶対的なNG。
本当に小さな例えですが、こういうこと。
相手から見たら、おかしい事もあるのです。
だから、ちゃんとこちらの文化を知り、
こちらの文化を理解し、体験する。
こういう事が必要だと思うのです。
実際にこちらの人と同じように行動してみて
見えてくることもあるでしょう。
どんなに頑張っても
見えて来ない事もあるでしょう。
でも、何もせずにいたら、
見えてくる事は極めて少ないはずです。
少しでも文化を知るためにも
ミャンマーなりの方法で学びたいと思います。
日本人としての誇りは持ちつつ、
ミャンマーを知りたいと思います。
ミャンマーを体験したいと思います。
貴重なお話を、絶好のタイミングで聞けた事に感謝。
素敵なイベントの企画を頂いた皆様
そんなイベントを紹介頂いた上田さん
そして話し手かつ最後には
カメラマンにもなって頂いた関健作さん
本当にありがとうございました!
幸せって何だろう?
ここはまだ書きたい事があるので、次回に続けます。