前回からの続き
モーラミャインでサンセットクルージングと、特定条件下で最も輝く一番星の存在。
モーラミャインからダウェイまでバスで11時間。
途中、2度ほど「ジャパン!ジャパン!」と叫ばれた。
年越しの瞬間は、バスの中ではなく地上。
モンとタニンダーリの境の検問所。
眠りつつダウェイの町に到着した。
ダウェイへのバス
モーラミャインからダウェイのバスは
4列シートである。
まぁそこそこ快適ではあるが
ちょっとばかり臭う。笑
しかし2列分をうまくゲットしたので
横になることができる。
多くの荷物の上に最後にさらに一荷物。
夜の7時ちょい前に
出発直前に
タイヤを4本積み、バスは出発。
そして、なんだかちょこちょこと
いろんな場所に立ち止まっては進んでいく。
追加の荷物を積んでいるんだろうか?
バスの中にいると、何が起きてるのかわからない。
ただ、ちょこちょこ止まっている。
そして、このバスのいいところは
結果的に
全員強制下車する必要がなかったこと。
これはとてもありがたい。
ミャンマーの高速バスは
サービスエリアとかでは間違いなく
起こされ、バスから降ろされるが
このバスではずっと車内にいられた。
ある瞬間を除いては、、、
3時間くらいは車内で
ブログを書いたり読書をしたり
そんなこんなしていた。
が、なんとなく疲れてきたので
横になろう、と決めた。
そして横になると、
ちょっとばかり身体は痛いが
思いの外、しっかり寝れそうだ。
2列分あるおかげだ。
そして案の定、爆睡。
ジャパン!ジャパン!
が、ある地点で起こされる。
「ジャパン!ジャパン!」
と。
※これは海外あるあるです。
日本人だから「ジャパン」である。
「パスポート!ラー、ラー(※来い来い、の意味)」
そう言われて、パスポートを持って
寝ぼけまなこで、バスを降りる。
どうやら検問のようだ。
※ライトの左奥の建物が検問所
インドであったなー、こんなん。
きっと州の境だな。
と、思いつつ検問所へ向かう。
にしても眠い。
こちとら、寝起きである。
名前を聞かれ、国籍を尋ねられ
どこに行くのか、を聞かれる。
一瞬、何を答えるべきなのか
よくわからなかったが
「ダウェイ」と伝える。
すると、検問所の1人が
「ハッピーニューイヤー!」
と、いきなり叫ぶ。
ん?!なんだっけ?
と、ようやく気付いた。
1月1日になったらしい。
腕時計を見ると、確かに12時。
検問所の時計も12時。
まさか、
ちょうど
モン州とタニンダーリ管区の境で
地上で新年を迎えるとは。
地に足の着いた1年になる予感w
バスの中じゃない辺り、なんかよかった。笑
と、その直後
「ホテルは?」と尋ねられ焦る。
まだ尋問は終わってなかった。
それに、ホテルは決めていない。
きっとあるだろう、と思って
ホテルは決めずに来たのだ。
でも、そうは言えない雰囲気。
アホのフリを決め込む。
「忘れた。」
すると「バウチャーないのか?」と。
「ない、忘れた。なんやっけなー。。。」
なんてとぼけてみる。
適当に逃してくれるだろう、と
思っていたが向こうも粘る。苦笑
そして助け舟がやってきた。
「ダイアモンドクラウン、シュエモー、ココナッツ、、たくさんあるからなー。」
と、ホテル名をいくつか口走っている。
乗っかり作戦を敢行することに決めた。
私「あ、それ!クラウンなんとか!」
検問所「ダイアモンドクラウンか?」
私「それ!」
検問所「町の中心だな。」
私の心の中 (中心なのか、オッケー。)
以上で、無事に関門を突破。笑
タニンダーリ管区に入った。
地図を見ても間違いないようだ。
こうして、0時の瞬間は
まさにモン州とタニンダーリ管区で迎えた。
アホのフリで無事に突破。
そして、バスに入り、また眠る。
「ジャパン!ジャパン!」
また起こされた。
「着いたの?」
「もうとっくに着いてるよ!」
気付いたら
ダウェイに到着していた。
そう言われ、焦って降りる。
時間は朝5時半。
外は暗いが少し明るくなりはじめ。
11時間のバス移動が終わった。
タニンダーリ管区のダウェイに降り立つ。
さて、何しようかな。
ダウェイでホテル探し
とりあえず、ホテル探しだ。
バイタクドライバーが寄ってくる。
まだホテルが決まってない、と伝える。
が、全然伝わらないので
中心にあると情報を得た
「ダイアモンドクラウンホテル」と告げる。
そして、バイタクに乗る。
モーラミャインと同じで肌寒い。
ちょっと甘く見ていた。
そしてバイクは中心地に向かっていき
偉く目立つダイアモンドクラウンホテルに到着。
受付で値段と空きを訪ねてみる。
ホテル「1人部屋はない。ダブルベッドならある。」
私「いくら?」
ホテル「70」
私「ん?!1泊?ドル?」
ホテル「70ドル」
私「安くならへんの?」
ホテル「無理です。」
私「じゃ、いいや。ありがと。」
さて、ホテル探しは振り出しに。
すると、バイタクドライバーが
「乗れ」と。
そこから次の宿へ案内してくれる。
到着すると
「1泊2万チャット」だという。
んー悪くない。
部屋を見せてくれ、とお願いする。
いざ、部屋を見ると
決してキレイではない。
むしろ、あれだ。。。
「お湯は出る?」
「出るよ。」
再度、値段を聞くと
1万チャット。(1,000円弱)
安いやん。
それならいっか。
「オッケー、ここにする。」
そして、宿をゲット。
6時前に宿に到着して
そこから一眠り。
バスの中でも結構寝たので
あまり必要ないかな、とも思いつつ
一眠りしたら、結構寝てしまった。
朝10時過ぎに目覚める。
そして、読書をして
ウダウダしてたら
あっという間に12時近くに。
焦って動き出す。
12時に部屋を出て外の世界へ。
2017年の年越しの瞬間はボーダーであった。
ここからは次に繋ぎます。