前回の続きです。
ミャンマーのモーラミャインで事故を見て感じた。「事故は誰も幸せにしない」
この日のメインイベント「サンセット・クルージング」
そしてバス停への移動中に見た「一番星」
特定の時間、特定の場所では圧倒的に輝く。
そんな一番星がなんだか素敵だな、と。
クルージング前
夕方3時過ぎにホテルに戻り、
喉を潤すべくコーラを飲みつつ
ブログを更新。
ギリギリネットが使える環境で
なんとか1本だけ更新。
すぐに3時半になってしまった。
本日のお目当ての1つ
ボートクルージングは4時出発。
5000KS(約500円)で
2時間のクルーズらしい。
飲み物と食べ物がつく、とか。
話半分だが、船に乗れることは
きっと間違いないだろうから
楽しみである。
集合場所のYKKO近くまでは
徒歩10分弱のため
3時35分過ぎに宿を離れる。
3時45分、目的地に到着するも、、
誰もいない。
指定されたお店もしまっている。
これはミャンマーあるあるなので、しばし待つ。
すると、3時55分。お兄さんがやってきた。
ピーターさん。若く、英語の上手な方。
他に欧米人が4名とミャンマー人1名が
どこからともなくやってきた。
「ちょっと待って」と言われて待つ。
4時出発ちゃうんかい!
というツッコミはなし。
あと何人来るの?と聞くと
20人ほど来る、とのこと。
このボートにそんなに乗るの?!
と、突っ込みたくなるボートなのだが、、、
いざ、クルージング
4時10分、ようやく船に乗り込む。
欧米人とトークしながら待つ。
直近は、日本に3ヶ月旅行していたそうだ。
東京、大阪、京都、広島、四国を巡ったとか。
四国ではお遍路さんの44ヶ所を歩いて回ったとか。
私は車で回ったのに、、、
すごい、馬力。
ちょこちょこ話をしつつ
さらに、20分ほど待つ。
が、ついに諦めたのか
船は出発。
スタートは30分遅れ。安定の時間。笑
欧米人もミャンマータ〜イムと笑っていた。
すると、ビールを配りだす。シンハーだ!
が、私は飲めないので断る。
船は、建設中の橋の方に向かって進みだす。
まだ日は高いが
きっと船から夕陽が見えるのだろう。
そんな時間帯のクルージング。
10分ほど乗っていたら
船がグーッと旋回をはじめた。
すると、元の場所に戻ってきた。。
そして、船乗り場につける。
え、まさか、、、
これでおしまい?!
20分のツアー?しかも30分遅れで?!
なんて思っていたら
そこには、奇抜な頭の若者の団体。
20人弱いる予感。
あー、彼らを待っていたのか。
そこで彼らが乗り込んできた。
引力に逆らい、髪の毛を逆立て
色は、紫やら緑やらに染めている男子達。
なかには、レインボーカラーもいた。
女子もまた、濃い目の化粧で
金だったり、レインボーだったりの髪色
奇抜な集団である。
何者かと思ったら
地元の美容専門学校の生徒らしい。
奇抜な理由がわかった。
にしても、奇抜過ぎてビビる。
が、心はきっといい子達。
そして、みんなが乗り込んで
船は再出発。
先ほどとは逆方面に向かう。
彼らが時間通りに来ていれば
もっと先に行けたのだろう、と思うと
ちょっとイラッとしたけど
そこは飲み込むしか無い。
結構、長い橋とシャンプー島の脇を通り
漁師たちの村の横を通ってクルージング。
※余談
シャンプー島は、泉が湧いており
その水で昔、王が髪を洗っていた、とか。
未だにセレモニーがあるやらなしやら。
ちなみに
村と川(海)の境はほぼない。
女性たちが、水際まで出て来て
服を洗い、身体を洗っている。
ロンジーを身につけたまま
器用に身体を洗う。
また子供たちは川で泳いでいる。
決して、キレイとは言えない色の川で、、
多くの、ボロボロに見える船が
ズラーっと岸に乗り付けてあり
その脇には、家々が建ち並ぶ。
漁師村ならではの美しい光景。
途中、とんでもないボートも発見。
明らかにエンジンがボート用じゃないw
見た感じ、車のエンジン。。。
マフラー的なのもそのままだし。
この応用力ハンパなし。
ボーッとその景色を眺めていると
夕陽が沈みだした。
空が一気に赤くなりはじめる。
これまた船の上から見ると格別。
太陽が沈み出すと、空が赤く染まりはじめ
その赤が徐々に広がっていく。
ボーッと眺めていたら
あっという間に太陽は沈んでいった。
その後しばらく待つと
空一面が真っ赤に染まり
その後、幻想的な色がこれまた空一面に広がる。
この沈んだ直後の時間も私は好きだ。
ほぼ時間通りの18時に船は到着。
そこからバイクタクシーでバス停へ。
値段交渉せず、だったので
途中は恐る恐る乗っていた。
が、きっと大丈夫だろう、と信じる。
一番星
ふと空を見上げると
暗くなりはじめた空に
三日月と一番星が輝いているのが見える。
一番星ってなんだかいいな、と
ふとそんな事を感じた。
一番星は、
パッと夕方に空を見上げた時に
1番はじめに見つけられる存在。
特定の時間、特定の場所限りだけれど
その中では
他より圧倒的に突き抜けて
早い時間から、力強く輝いている。
他にも星はたくさんあるはずなのに
特定の時間には一番星しか見えない。
特定の条件に絞った時、
他よりも圧倒的に目立つ存在。
月や太陽のような
唯一の存在もいいけれど
一番星ってまたなんだか違っていい。
そんなことを感じた。
ランチェスター戦略的な存在
と言えるのかもしれない。笑
そんなことを考えながらバイクに乗っていると
バス停に到着。
6時5分。出発予定時刻25分前。
完璧だ。
バイタクのおっちゃんに2,000KS渡すと
何も問題なかったようだ。
ふー、一安心。
この町の人達は心が優しい。
なんだかそんなことを感じた。
いざ、ダウェイへ
バスの近くの人に
「ダウェイ行くんだけど?」
と、聞くと
「しばし待てい。」
との回答。しばしフラフラする。
どうやらこれから乗り込むバスは
荷物運搬の役割も担っているようだ。
LGと書かれた電化製品っぽい箱や
スナック菓子、タイからの輸入品など
続々とバスの後部に積まれていく。笑
なるほど、バスがトラックの役割も兼ねるのか。
なんとも素敵なものを見た。
バスへの荷物積み込みが完了して
バスに乗り込む時間になった。
乗り込んですぐに
後ろの席空いてない?と聞くと
ここいいよ、と薦めてくれた。
2シート分を確保。
これで横になって眠れる!
なんせ11時間の旅。
昼間だと7時間弱なのだが
夜は、途中休憩するらしく
11時間の予定なのだ。
夜6時半出発なら朝5時半着だ。
なかなか笑える展開。
このバスで年を越すことになるのだ。
出発前に
「パスポートはあるか?」
と念を押される。
一応、確認してみる。
大丈夫だ。
そして、ちょっとだけ不安に感じた。
ちなみに出発は30分遅れ。
バスは、モーラミャインの街を離れ
ダウェイの街へと向かって出発。
モーラミャインも、また来たい街。
人に聞いてみた。
「モーラミャインに滞在する?
ダウェイに行く?」
その人は
「モーラミャインに滞在する。」
そう答えた。
ならば、その逆を行こう。
そうしてダウェイ行きを決めた。
というわけで、
強行スケジュールでダウェイへ。
ダウェイからは、飛行機で戻る予定。
さすがに12時間のバスはキツイ、、
バスの旅以降はまた次回に続く。
ちなみに、この日は12月31日。
どこで年越しの瞬間を迎える事になるだろうか。。