だからミャンマーは面白い。総選挙を終え政権交代に伴う政治・経済の懸念点4つ。


ミャンマーは選挙ネタでひとしきり、盛り上がりました。

私のブログも訪問者がググッと増えました。

日本でも、

ミャンマーの選挙が取り上げられていた

とのことで

注目度の高さタイミングの良さを感じます。

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野党が過半数を獲得!

選挙の話題も少しずつ薄れてきて

選挙直後にこんなだった選挙の証のインクも

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ようやく落ち始めた今日この頃。

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直近のニュースは、このビッグニュース。

これまでにNLDの独自調査によるものは

何度も発表されており、

NLDが過半数を獲得しそうな見込み。

といったものは、多く発表されてました。

それが、この度 読売新聞等で

http://www.yomiuri.co.jp/world/20151113-OYT1T50145.html

連邦選挙管理委員会の発表

アウンサンスーチー氏の率いる

最大野党・NLDが、

上下両院の過半数を獲得。

498議席のうち468議席の結果が確定。

NLDが378議席を獲得。

与党 USDPは40議席にとどまり

残りは少数民族政党などが占めた。

これでNLD政権の樹立が確定。

NLDが勝つは、勝つだろう、と思い

目を見張っておりましたが、

まさか過半数も獲得するとは。

こんな感じで真っ赤っかです。

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というか与党の惨敗ぶりが酷い。

これまで数十年の鬱憤を

一気に今回の選挙にぶつけられた感じ。

とはいえ、政権交代です。

民主化に向けて大きく舵を切ってきたミャンマー。

この数年でオバマ米大統領が2回訪緬するなど

国際化に向けて大きく動きました。

しかし、

ここからさらに大きく動いていくことになるかと。

これまでの流れをもっともっと開放に向けていく。

きっとそういう方向になるでしょう。

「真の民主化」

なんて言葉も踊ったりしてます。

これって、すごいこと。

そして、多くの方があちこちで書いてますが

やはり不安もたくさんあるわけです。

よくよく考えたら、このブログって

日本からも多くの人が読んで頂いてるので

ちょっと日本向けに書いてみようかな、と。

そんなシリーズでいきます。

選挙後のミャンマーの懸念点

政治面で2つ、経済面で2つ 懸念点をあげてみた。

見出し的にはこんな感じ。

政治面

・実際、どこまで政治できんの?

・「私がすべて決める」発言

経済面

・新・政権とのつながり

・どうなる?!日本?!

政治面

こちらは、ご存知の方も多いかも。

1、実際、どこまで政治できんの?

スーチーさんも政治経験はないに等しいのです。

そして、NLDは1回生議員も多いようです。

お医者さんとかがいるようです。

(どこぞの国のいつぞやの政権交代のような、、)

スーチーさんは各国に人脈がある。

とはいえ、実業界にはまだまだ薄いかと。

この部分は海外に散っている

ミャンマー人を国内に呼び戻すんでは?

という説も耳にし、確かにありうるな、と

そんなことを思った。

スーチーさんの力でやり切れるかどうか、だ。

そして、ここに来て痛い、と感じるのが

やはり長い軟禁生活の影響。

※スーチーさんの軟禁期間について

諸説あるのだが、調べてみると

計3回の拘束・軟禁にあっているが

実に 5,500日。15年以上

1回目

1989年7月20日~1995年7月10日(2,182日)
※1991年10月14日までという説も

2回目

2000年9月21日~2002年5月6日(593日)

3回目

2003年9月26日~2010年11月13日(2,725日)
※拘束は2003年5月30日

よって、スーチーさんとNLDと。

実際、どこまで政治できんの?

ってのが1つ目の懸念。

2、「私がすべて決める」発言。

ミャンマー憲法第58条には

大統領が「他のあらゆる者より優先される」

と規定されているらしいのだが、

スーチーさんはここんところ

「大統領は立てるが、私がすべて決める。

「私が大統領の上に立つ

といった発言をした、という情報が流れてる。

憲法を犯そうとしている、とも言われたり。。。

まぁこれがどれくらい前後の言葉が

切り取られたものがわかりません

それでも、気になる発言ではある。

「与党党首として私がすべて決める」ことに変わりはない

と。誰が大統領になろうと、私が決める、と。

この過激とも取れる発言が、

国際社会・ミャンマー国民からどうとられるのか。

実際に、政治が動き出した時

どのような影響を及ぼすのか。

なんせ政権は5年は続くのだ。順当にいけば。

このスーチーさんの

「私がすべて決める」発言

気になる限りである。

参考記事はこちら

http://www.bbc.com/japanese/34784496

経済面

1、新・政権とのつながり

これまで与党とベッタリで仕事をしていた会社は

時が経つにつれ、苦戦が強いられるかもしれない。

いわば、決定権者が変わるわけである。

これまでは、Aさんにお願いして決めてもらってた。

でもこれからは、Aさんは蚊帳の外で、

Bさんに決めてもらわなきゃならんのだ。

Aさんと関係が強くて、親友だったとしよう。

そのつながりで多くの仕事があったのに

Aさんが失脚した、となれば

もうこれは大変なことである。

Bさんとの関係構築はここから。

ミャンマーでいえばNLD側政府との関係構築。

それが、ここからはじまるのだ。

よーいドン!

という部分もあるだろうが

実際には、それだけではなく

既に半年・1年前から動いてた人もいたり、

ずっとNLD側についてた人が一歩抜け出した格好。

でもまだまだこれから。

とりわけ人のつながりが強いミャンマーでは

ここは重要なポイントを占めそうである。

これは、今後のプロジェクトの決まり方の話。

一方で、これまでに既に決まってる案件もある。

この分野はそのまま動くだろう。

政権が変わったからすべて ふりだしに戻るわけではない。

国際社会との関係の部分は

国の信用に関わるから、よほどじゃない限り

いきなりひっくり返せない。

だから、今から

ティラワふりだし。

ダウェーふりだし。

とかはならないだろう。

でも、その次のプロジェクトの決定権は

NLDが握ることになる。

政権発足前になんとか! と

必死でNLDとのつながりづくり

奔走している企業も多いことだろう。

大臣もガラッと変わるのか?

はたまた、、、これも不明である。

しかし大型案件を狙う企業にとって

ポイントとなるのは

新・政府とのつながり

になるであろう。

2、どうなる?!日本?!

これまでの 与党USDP はなんだかんだで

日本びいきもあったように思う。

現・大統領も2度ほど日本に渡航してるし

日本がお金を出すから、というのはあれど

いくつかの大型プロジェクトを受注したりしている。

経済特区なんかもそのひとつだろう。

しかし、これからはNLDだ。

スーチーさんがすべてを決める。

となれば、

スーチーさんは日本が好きなのか?

というところになる。

諸説あるが、スーチーさんは反日。

という説もある。

一方で京都大学

東南アジア研究センターの客員研究員としての

経験もありました。

しかし、もっと根本に戻ると

アウンサンスーチーさんの死別した夫は

イギリス人の東洋文化学者。

よって息子2人はイギリス国籍。

※息子の国籍が彼女が大統領になれない理由。

よって、親・イギリスである、といえそうだ。

そして、ノーベル平和賞つながりで

オバマ米大統領のミャンマー訪問時に

2度も対談している。

なんだか欧米寄りな気もしないでもない。

そうなると、日本の立ち位置はどうなるのか?

というところが気になるところ。

今は、いくつも政府間プロジェクトがあり

決まっているもの、動いているものはそのままいくだろう。

ただ選挙前に決まりきらなかったものについては

NLDへの政権交代の影響を受けて

ふりだしに戻る可能性もあるだろう。

ある意味では、チャンスでもある。

少し長い目で見れば、

民主化し、

競争が激化することは間違いないだろう。

そういった中では日本がどうなるのか。

ここがポイントとなるだろう。

大きな目で見て

どうなる?!日本?!

という話である。

私、KGYの思うところ

こうした懸念点はあるが、

だからこそ面白い。

それが、今の私の思うところ。

黎明期の国づくりの段階である。

今、世の中にある先進国のようになるべく

ミャンマーはこれから大きく開いていく。

これまでの5年間でもググッと動いた。

多くの外資系企業が流れ込んできた。

よほど舵取りを間違えない限りは

さらにこの流れは勢いを増すだろう。

まだアメリカの経済制裁が解除されておらず

大手を振って欧米企業が来るには至っていない。

しかし、NLDが真の民主化を推し進め

欧米の経済制裁が解除され、

欧米企業の進出が増えてくれば

もっともっとすごい勢いで

経済界が動いていくだろう。

すると、ミャンマーの人たちも

多くの情報に触れ

多くのモノに触れる事となる。

自分のマーケットだけを考えれば

競合は少ないほうがいいのだろうが

マーケット全体が活性化すれば

もっともっと大きな市場が生まれる。

私は、そちらに期待をしたい。

パイの奪い合いでなく、

パイ自体を大きくしようってこと。

今もそうだが、ミャンマーでは

他国の流れを見てきた多くの企業が

タイムマシン経営的に、あれこれを

どんどん持ち込んでくる。

でも、なんだか綺麗に順番通りには進まない。

そんなことを感じている。

固定電話を飛び越し、携帯を飛び越し、スマホ。

これはただの一つの事例に過ぎないが

こういうのが色んなとこで起きるだろう。

今回の選挙もそうだ。まさにいきなり民主化。

圧倒的にひっくり返してしまった。

だから、他国とは違い

一足飛びどころか数足飛びで

新たなマーケットが生まれる。

そんな気がしている。

何がどうハマるかはわからないし

何が飛ばされるかもわからない。

読みが重要である。

そういった中で

先を睨んで仕掛けていくのがオモロイかと。

そして、現地の生の情報が重要かと。

何か考えている件があれば、

何かしら情報提供できるかもしれません。

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